猫の鳴き方と気持ち|低い/短い/長い/高い/くるる/ふーん
更新日:2024年08月24日
「まーお」と猫が特別大きな声で鳴いた時は助けを求めている時です。「助けて」や「恐いよ」と訴えている時に、こういう鳴き方になります。高い木や屋根に登ったものの、降りられなくなってしまった猫がこの鳴き方をすることがあります。この鳴き方を耳にしたら猫がピンチに陥っている可能性があるので、様子を見に行ってあげましょう。
また「こっちに来ないで」や「近づいたら攻撃するからね」という、猫同士の忠告の意味合いを含んでいることもあります。猫同士がケンカをする時や気が強い猫同士が向かい合ってしまった時などに「まーお」の応酬になることがあります。
また「こっちに来ないで」や「近づいたら攻撃するからね」という、猫同士の忠告の意味合いを含んでいることもあります。猫同士がケンカをする時や気が強い猫同士が向かい合ってしまった時などに「まーお」の応酬になることがあります。
アン
「アン」は「ニャー」や「ニャン」と同義語で、猫独特の挨拶の仕方です。また名前を呼んだ時にもこの鳴き方で返事をしてくれることがよくあります。猫の中には上手に「ニャン」と鳴けない子もよくいるので、「アン」と「ニャー」には意味の上で大きな違いはありません。
んー
話しかけられた時、人間も「んー」という返事をすることがありますが、それは相手が親しい間柄で余計な気遣いがいらないという場合が多いのではないでしょうか。猫にとってもそれは同じで、口をほとんど開けずに「んー」という鳴き方をする時は、警戒する必要のない相手に返事をしている時です。
もし猫に話しかけた時、「んー」という少し気の抜けた返事が返ってきたら、それは猫があなたに対して心を許している証拠だと言えます。中にはどんな状況でも口を開けないで鳴く、鳴き方が個性的な猫もいます。
もし猫に話しかけた時、「んー」という少し気の抜けた返事が返ってきたら、それは猫があなたに対して心を許している証拠だと言えます。中にはどんな状況でも口を開けないで鳴く、鳴き方が個性的な猫もいます。
猫の変な鳴き方
猫がいつもとは違う変な鳴き方をしている時は、あまり調子が良くなかったり病気にかかっていたりする可能性があります。具体的にはダミ声やかすれた声、喚くような鳴き方をしている時です。少しでもおかしいと感じたら、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
また、エサを食べない、トイレを失敗する、心当たりのない威嚇をする、グルーミングが長いなど、鳴き方以外でも猫の異変は察知することができます。人間と同じように猫の病気も早期発見が重要です。発見が遅れてしまうと容体が悪化してしまったり、治療が長引いてしまったりというリスクが発生します。ささいな変化も見逃さないであげることが大切です。
また、エサを食べない、トイレを失敗する、心当たりのない威嚇をする、グルーミングが長いなど、鳴き方以外でも猫の異変は察知することができます。人間と同じように猫の病気も早期発見が重要です。発見が遅れてしまうと容体が悪化してしまったり、治療が長引いてしまったりというリスクが発生します。ささいな変化も見逃さないであげることが大切です。
猫の鳴き方に異常がある時の対処法
猫の鳴き方に異常がある時は、猫の身体のどこかに異常が起きている可能性があります。普段から仲の良い触っても問題ない猫であれば、あまり力を入れすぎないよう気をつけながら、猫の身体を触診してみましょう。明らかに痛がったり触るのを拒んだりする箇所があれば、そこに何らかの異常が発生しています。
怪我にしても病気にしても、自分だけで対処するには限界があります。速やかに動物病院へ連れて行ってあげてください。
怪我にしても病気にしても、自分だけで対処するには限界があります。速やかに動物病院へ連れて行ってあげてください。
猫の鳴き方は変わるのか?
猫の鳴き方は変わることがあります。我々人間が子供の頃から同じ声ではないように、猫も子猫の状態から成長するにつれ、声質や鳴き方が変わっていくのです。まだミルクだけを飲んでいるような赤ちゃんの頃は何かを要求したい、甘えたいという鳴き方が多いですが、大きくなるにつれて猫社会や人間社会に触れていくうちに、状況に応じてさまざまな鳴き方をするようになります。
猫の鳴き方は心のバロメーター
猫は人間のように多様な言葉を話すことはできませんし、そこまでの複雑さを必要ともしていません。猫の言葉は真っ直ぐでわかりやすく、とてもシンプルです。猫は人間に対してあらゆる「猫語」を使って話しかけてくれるのに、人間は難しく考えすぎる性質があるため、時に猫の気持ちをうまく汲み取れないことがあります。
猫は話す言葉はシンプルでも、実に感情の豊かな存在です。鳴き方によって気持ちを率直に表しますし、しっぽの動きや顔の表情からも、猫の気持ちを読み取ることは難しくありません。目の前にいるその猫と仲良くなるためには、まず彼らの鳴き方に注意を向け、どんなことを望んでいるのかを常に考えてあげることが大切です。
愛情を持って接していくうちに絆が芽生え、その猫はあなたにとってかけがえのないパートナーとなるでしょう。
猫は話す言葉はシンプルでも、実に感情の豊かな存在です。鳴き方によって気持ちを率直に表しますし、しっぽの動きや顔の表情からも、猫の気持ちを読み取ることは難しくありません。目の前にいるその猫と仲良くなるためには、まず彼らの鳴き方に注意を向け、どんなことを望んでいるのかを常に考えてあげることが大切です。
愛情を持って接していくうちに絆が芽生え、その猫はあなたにとってかけがえのないパートナーとなるでしょう。
初回公開日:2017年11月04日
記載されている内容は2017年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。