猫の頭突き（ずつき）の7つの意味とは？頭突きに似た行動も紹介

猫は自分のものを主張するときに、マーキング行動としてずつきをします。猫には頭に複数の臭腺があり、その臭腺を人やものに擦り付けることで、自分のにおいをつけます。

外から帰ってきたときや、お風呂上りにずつきをされたことはありませんか。それは、自分のにおいが薄れてきたりしているため、ずつきをしてにおいをつけようとしているのです。

猫はずつき以外にも様々な行動をして飼い主さんに気持ちを伝えたりアピールをします。ずつきだと思ったらちょっと違う行動をとっている姿を見たことはありませんか。

もちろんずつきに似たような行動にもそれぞれ意味はあります。ここでは猫のずつきに似た行動とその意味をご紹介していきます。

猫がずつきしてきたと思ったらそのまま頭をこすりつけてきたという経験はありませんか。これにも意味があります。

猫が頭をこすりつけてくる時は、ずつきと同じように挨拶や甘えたり、マーキングの意味があります。

中でも頬をこすりつけてくる場合は、マーキングのためにしています。他にも、鼻先や歯をこすりつけてくる場合は、挨拶の意味があります。同じように頭をこすりつけてきても微妙に意味が違うので覚えておきましょう。

寝ようとしたら猫が布団に入ってきたという経験はありませんか。

そのまま一緒に寝る場合もあれば、すぐに立ち去ってしまうことや、逆に寝るときは近くにいなかったのに朝起きたら枕元にいた、なんてこともありませんか。

猫が飼い主さんのそばで寝るのは、いくつか理由があります。それは安心して眠れるから、母親に甘えている気分になるから、温かいから、寝心地がいいから、飼い主さんを独り占めしたいから、というような理由です。

あなたの猫はどれにあてはまるでしょうか。また、一緒に寝る時、猫がどこの位置で寝るかでもその子の性格がわかるといわれています。

顔の近くで寝る場合は、甘えん坊だったり、布団に入ってくる場合は、甘えっ子でなおかつ寒がり、足元で寝る場合はちょっとツンデレで甘えたいけどベタベタはしたくないというように、猫の性格によって寝る場所は変わってきます。

顔ではなく鼻をこすりつけてくる時もあります。猫同士で、お互い鼻を寄せている動画や写真を見たことありますか。鼻キスなんて呼ばれていて、とても癒されます。

猫が鼻をこすりつけるのは挨拶の意味があります。よく初めましての猫には指のにおいをかがせてあげるなんて言います。それもずつきと同じように挨拶の意味があるので、初めましての猫と仲良くなりたい場合はまず鼻に指を近づけてあげましょう。

その際、手を開いたままにしたり、上から指を持って行くと「何かされるんじゃないか」と怯える猫もいるので、なるべく猫より低い位置から指を差し出しましょう。

猫はふとしたときににおいを嗅いでいたりしませんか。それが飼い主さんだったり、家にある家具だったり、ご飯を食べる前にもにおいを嗅ぐ姿を見たことある人もいるでしょう。

猫の鼻は人間の数万～数十万倍優れているといわれており、においを嗅ぐことでいろんな情報を仕入れています。

猫同士でにおいを嗅ぐ場合は、人間でいう名刺交換をしているように、お互いの情報交換をしているのです。

また、ご飯の前ににおいを嗅ぐのは、食べ物が腐敗していないか、安全に食べられるものかをチェックしているのです。

猫は視覚が人間より劣るため、野生時代には嗅覚を情報源として自分の身を守っていました。飼い猫になっても嗅覚を情報源とする習性は残っているのです。

猫が頭ではなく体を擦り付けてきたという経験のある飼い主さんもいるでしょう。それは甘えたいときやマーキングのためにする仕草でです。これもずつきと同じような理由なのです。

飼い主さんだけでなく、猫は壁や床、家具などにも体を擦り付けます。これは、マーキングはもちろん発情期だったり、またたびなどで興奮していたり、体がかゆかったりする場合にも見られる行動です。

猫がずつきなどのスキンシップをしてくれるのは飼い主さんにとって嬉しい行為です。ただご飯や遊びなどの要求をしているだけの時もありますが、それも飼い主さんを信頼している証拠です。

猫がずつきをしてきた時は親愛のしるしなので、撫でてあげたりして答えてあげると喜びます。