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猫が「カカカ」とクラッキングするときの特徴と気持ちを知ろう

更新日:2024年09月18日

猫はなぜ、クラッキングをするのでしょうか。稀に「にゃー」ではなく、「カカカ」と鳴くことがあります。「クラッキング」と呼ばれる行為で、猫の習性の一種です。そこで、猫がクラッキングする時の特徴と気持ちについて紹介しましょう。

猫が「カカカ」とクラッキングするときの特徴と気持ちを知ろう
クラッキングで「カカカ」と鳴いている時、猫はどういう気持になっているのでしょうか。

クラッキングからは、猫の本心を読み解くことができます。そこで猫の気持ちをクラッキングから、読み取っていきましょう。

猫の気持ち1:獲物を見つけ興奮して出る鳴き声

クラッキングが発生している時の猫の気持ちは、獲物を見て狩猟本能が覚醒し、興奮している状態にあります。

野良猫は生きるために、獲物を狩らなければいけません。獲物を見つけたら「大チャンス到来」となり、興奮もするでしょう。しかし家猫の場合、餌の心配はないため、獲物を見ても「チャンス」とはおもわないでしょう。

しかし完全室内飼いの猫であっても、野生の本能は残っています。窓の外で獲物が動いているのを見たら、野生の本能によって興奮し、クラッキングを起こしているとおもわれます。

猫の気持ち2:捕まえたい獲物が手に届かない

クラッキングで「カカカ」と鳴く猫の気持ちは、捕まえたい獲物が目の前にあるのにも関わらず、捕まえれずもどかしく感じているからです。

猫がもどかしく感じる根本的な原因は、自分のペースが崩れるからでしょう。元々マイペースな性格をしているため、自分のペースが乱れることに嫌悪感を示します。

だから目の前にある獲物を捕まえたいとおもっていても、捕まえられなかったら、ペースを保つことはできません。

猫本来のペースが保てずイライラしているため、クラッキングを起こしているとおもわれます。

猫の気持ち3:鳥やカラスを見つけて不安になる

クラッキングで「カカカ」と鳴く猫の気持ちは、窓の外から大きな鳥やカラスを見つけて、不安になっていることが考えられます。

カラスや大きな鳥は、猫にとっては憎むべき天敵です。実際に野良猫が襲われる事件も少なくありません。「襲われる」と感じれば、不安になるのは当然と言えるでしょう。

もし猫が不安にかられて「カカカ」とクラッキングを起こしていた場合、不安を取り除いてあげて下さい。

猫が不安にならない対策法としては、安全な場所を与えることです。「ここにいれば襲われない」場所があれば、猫も安心するでしょう。

猫の気持ち4:対象物を見つけ喉を鳴らして警戒してる

クラッキングでカカカと鳴く猫の気持ちは、何かを警戒していることが考えられます。

猫は元々警戒心の強い動物で、今まで見たことがないものに近づこうとしません。用心深く近づいて100%の安全が確認されたら、見たことがないものに接するようになります。

猫が警戒した時の鳴き声は、「シャー」や「フー」が一般的です。そして警戒心が最高潮に達すると、「カカカ」とクラッキングを起こしているのでしょう。

不安でクラッキングを起こしていた場合、対象物から猫を遠ざけてあげて下さい。

猫はどんな時にクラッキング行動をするのか?

猫は、24時間365日常にクラッキングを起こしている訳ではありません。何かがきっかけとなり、「ケケケ」と鳴きます。

何がきっかけでクラッキングを起こしているのか、調査してみました。

クラッキング行動1:室内から窓を眺めている時

猫のクラッキングでよく見かけるタイミングが、室内から窓の外を眺めている時です。

窓を眺めている理由は日光浴やリラックスのためとも言われていますが、縄張りの監視が大きいとおもわれます。

猫にとって住んでいる家は、絶対的な縄張り(聖域)です。聖域に侵入者が入らないように監視しており、侵入者を見つけると警戒モードへと移ります。

窓を眺めている時にクラッキングを起こしていた場合、「侵入者が近づいてきた」と警戒しているのでしょう。また単に獲物を見つけて、興奮していることも考えられます。

クラッキング行動2:庭やベランダで獲物を見た

クラッキングを起こしているのは、庭やベランダで絶好の獲物を見たからでしょう。

窓からは、庭やベランダを見ることができます。庭やベランダでは飼い主だけでなく、訪問者の姿も見ることになるでしょう。

訪問者は飼い主の知人や友人、業者が来ます。そして時には、小鳥や虫もやって来ることもあるでしょう。小鳥や虫は、猫にとって絶好の獲物です。

窓の外から絶好の獲物を見つけると、眠っていた狩猟本能が呼び起こされます。そして「捕まえてやる」と興奮し、最高潮に達するとクラッキングを起こすという訳です。

クラッキング行動3:外でカエルやトカゲを発見

猫がクラッキング行動を起こすパターンとして、外でカエルやトカゲを発見した時にも見られます。

クラッキングを起こすのは室内飼いの猫だけでなく、放し飼いの猫も行います。放し飼いの猫の場合、外で獲物を発見する機会が室内飼いよりも多いです。

鳥や虫だけでなく、場所によってはカエルやトカゲを発見することもあるでしょう。カエルやトカゲは、猫にとって最高の獲物です。

カエルやトカゲを見てクラッキングを起こしているのは、獲物が発見できた喜びと考えられます。

クラッキング行動4:得体の知れないモノを見た

得体のしれないモノを目撃した時に、クラッキングを起こすこともあります。

猫にとって「得体のしれないモノ」とは、見知らぬ人やカタカタと動く機械類などです。得体のしれないモノは猫にとって危険度MAXなモノになるため、警戒します。

警戒度が強くなると、猫はクラッキングを起こします。警戒中の猫に対しては、無理にモノに慣れさせようとしないようにしておきましょう。
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初回公開日:2019年08月21日

記載されている内容は2019年08月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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