猫がいる部屋でストーブを使う際の注意点｜やけどした場合の対処方法

オイルヒーターは火を使用することなく、オイルが電力によって温められた結果、熱を放つため安全性が高いヒーターです。しかし、部屋を暖めるのに時間を要してしまう点がデメリットの1つです。

オイルヒーターは灯油を使用しないため、猫と飼い主さん共に一酸化炭素中毒になる可能性は極めて低いですが、猫が低音やけどになる恐れがあります。

猫が特定の部位を気にして過度になめるという仕草をしていたら、低音やけどになっているサインです。サインを見逃さないよう、常日頃から猫の仕草を注意深く観察しましょう。

猫はやけどを負うと場合によって、最悪命を落とす危険性があります。愛猫の命を守るために、やけどを負った際の適切な対処方法について知っておきましょう。

ここでは、猫がストーブに近付きすぎてやけどを負った場合の対処方法をご紹介します。

猫がやけどを負った際は、まず応急処置としてやけどを負った箇所に濡れたタオル当て、冷やしてあげることが大切です。

人間はやけどをした際に、まずその箇所を直接冷水に当てるなどの応急処置を行います。

猫によりけりですが、大多数の猫は水が苦手です。シャワーや水道から流水する勢いがある水と関わることを嫌がる傾向にあります。

そのため、猫がやけどを負った際に応急処置としてやけどを負った箇所に直接流水することは避けましょう。

全身にやけどを負っているなどの広範囲の場合は、猫を早急に動物病院へ連れて行くことが大切です。

まず、応急処置としてやけどを負った箇所を冷水で濡らしたタオル、あるいはガーゼで冷やす必要があります。

冷やした後に、できる限り強い刺激を与えないよう、猫の体を優しく濡れたタオルで覆いながら動物病院へ連れて行きましょう。

また、猫の皮膚は毛皮で覆われているため、皮膚の変化に気付くことが困難です。やけどの発見が遅れる可能性が十分にあるので、やけどを負った箇所が壊死する恐れもあります。

猫がやけどを負う、あるいは火事などあらゆる危険の発生を事前に防ぐことが大切です。猫にとってストーブに近付くことが困難となる環境を作ることが、猫の安全を守るための近道となるでしょう。

ここでは、猫をストーブに近付せないための対処方法についてご紹介します。

猫がストーブと直接的に接触することを防ぐために、ストーブの周囲にフェンスを設置しましょう。

ストーブをガードする役割を持つフェンスを設置することにより、猫はストーブに近付くことが困難となります。

しかし、世の中には上部に屋根が付いていないタイプのフェンスが出回っています。屋根が付いていないタイプのフェンスは、猫がジャンプをするとストーブの上に着地してしまう可能性があります。

猫がジャンプをしても、ストーブの上に着地することが不可能な屋根付きタイプのフェンスをします。

ストーブから少し離れた場所に、居心地の良い場所を作ってあげましょう。

居心地の良い場所を作るために必要なアイテムの一例として、ふかふかとしたクッションがあります。

クッションをストーブから少し離れた場所に置きましょう。そうすることで、猫はストーブの前よりも、ふかふかとしたクッションのほうが居心地が良いことを徐々に覚えます。

直にクッションが猫にとってお気に入りの場所になり、ストーブに近付かなくなるでしょう。

猫がストーブに近付くことを防止するために、猫避けグッズを活用しましょう。

猫避けグッズの1つとして猫避けシートがあります。猫避けシートをストーブの近辺に設置することにより、猫はストーブに近付くことが困難となります。

ただし、個々の猫によって効果を発揮するか否かはさまざまです。中には猫避けシートを物ともせず、ストーブに近付こうとする猫もいるので、効果を発揮しない場合もあります。

物は試しなので愛猫が猫避けシートを物ともせず、ストーブに近付こうとするか、一度試してみましょう。

安全な暖房器具を部屋に置くことにより、猫にとってより安全な環境を作ってあげましょう。安全な環境を作るためには、猫にとって暖房器具を知る必要があります。

そこでここでは、猫に暖房器具をご紹介します。

猫に暖房器具として、猫専用のこたつを挙げることができます。

猫は、狭いかつ暗い場所を好む生き物です。狭くて暗いこたつは、猫にとって非常に快適な空間でしょう。しかし、人間用のこたつを猫が使用する場合、脱水症状や低温やけどを負う危険性が高まります。

猫専用のこたつは、人間用のこたつよりも内部の温度を低く設定することができます。そのため、猫が低温やけどを負う可能性が低くなります。

また、こたつの内部だけではなく、テーブルの上も暖かいため、猫がテーブルの上に乗った際に暖かさを感じることができます。