猫が段ボールを好きな理由5つとは？かじる理由や対策も紹介！

猫は段ボールやバッグ、紙袋、家具の隙間といった狭い所に潜り込むのが大好きです。

これは野生の本能であり、茂みや木陰で獲物に見つからず狩りをする習性を持っていた名残りからと言えます。

また、猫は好奇心旺盛であり、段ボールや買い物の袋など「何かあるかな？覗いてみよう」と思い「入ってみよう」、「遊んでみよう」、「寝てみよう」と落ち着く空間になります。

段ボールは猫の好きな匂いであり、ダンボールの家を作ってあげるのも良いでしょう。

猫が段ボールをかじるのには、「遊びたい」という好奇心もありますが、かじる理由は他にもあります。

段ボールをかじる時はどういう時なのか、どんな意味があり、私たち人間にサインを送っているのかを理解しましょう。

猫は、生後３週間くらいから乳歯が生え始め、生後２ヵ月くらいまでに生え揃います。乳歯は生後３ヵ月～７ヵ月くらいまでに永久歯に生え変わります。

歯の生え変わりの時期の猫は、おもちゃや飼い主さんの手をよく噛みます。これは、抜けそうな歯茎がむずがゆいためだと考えられます。

また、生え変わりの際に段ボールやおもちゃなどを噛むため、歯茎から出血することがありますが、通常であれば出血は数分で収まるので心配ありません。

まれに、乳歯がうまく抜けずにそのまま残ることがあるので、心配でしたら動物病院で抜歯をしたほうがよいでしょう。

自由気ままに過ごしているイメージの強い猫ですが、やはり人間と一緒で、ストレスが溜まることもあります。

程度に解消してあげないと、思わぬ病気を引き起こす原因ともなります。猫は自分の縄張りをもつ生き物です。

そこにほかの猫が侵入したり、気に入らない環境であることは、猫に相当なストレスがかかると予想されます。

猫がダンボールかじる理由として、猫によっては運動不足がストレスに繋がることもあり、遊び好きの猫は、思う存分遊んであげることがストレス解消につながるます。

家ネコは特に運動不足になりがちなので、猫じゃらしやダンボールハウスなど、猫が興味を持つ使って、たくさん遊んであげましょう。

元々野生で生活をしていた猫は、茂みや木陰に身をひそめて暮らしていました。そのため、段ボールの匂いはその時の木や自然の匂いがするため、安心するものだと考えられます。

また、段ボールは匂いが染み込みやすい素材であるため、家ねこなどは宅配の荷物が来ると、嗅いだことのない匂いがするものに興味を示し、自分の匂いをつける、マーキングをします。

その箱が小さい、あるいは狭いものなら、猫は気に入るでしょう。

猫が段ボールをかじることは、当たり前に見る光景です。しかし、やはり段ボールは必ずしも安全なものだとは限りません。家に中が散らかってしまったり、時には怪我に繋がる場合もあります。

それらを防ぐための対策をしましょう。

段ボールは猫の大好きなおもちゃではありますが、遊び続けると、どうしても削りカスが出てしまいなす。

これを飲み込んでしまっても、大抵心配はありませんが、他にも、室内に削りカスが舞ってしまう、掃除が大変、などといった問題も出てきます。

そこで、猫の健康やケガ防止のため、できるだけ安全性の高いものを選ぶことが重要となります。

おもちゃのトラブルで最も多いのは紐や金具など、小さなパーツを誤って飲み込んでしまうことです。本体から取れにくいもの、噛み切りにくいものを選びましょう。

猫がひとり遊びをしている間に「飲み込んでしまった」などの事故が起こることもあるので、十分注意してください。

猫は段ボールをかじったとしても、食べている訳ではなく、大抵は吐き出しています。ですが、多少なりとも飲み込んでしまう場合もあるでしょう。

段ボールをかじる対処法として、なるべくダンボールの欠片が出ないように、ダンボールをビニールテープなどで被うなどすると良いでしょう。

それでも猫が飲み込んでしまう可能性はありますので、可能ならば他の安全なおもちゃを与えるようにしましょう。

猫ダンボールかじる理由として、狩りの練習や、歯がかゆい時、また、猫のストレス発散のためにかじっていることが考えられます。

完全室内の猫の場合は、体力があり余ってしまったり、多頭飼いでストレスを感じるなどの理由で段ボールかじる、といった行動に出ている可能性があります。

それを解消するため、ねこ専用の段ボールハウスを設置し、ストレスの軽減をしてあげると良いでしょう。