フレーメン反応って何?|一見変な顔に見えるものの正体とは
更新日:2024年09月20日
フレーメン反応とは
「フレーメン反応」とは、哺乳類が何かの匂いを嗅いで反応する生理現象のことをいいます。フレーメン現象ともいいます。
分かりやすい反応を示すのは馬ですが、猫にもみられる反応です。ペットとして猫を飼っている人は見たことがあるのではないでしょうか。
ここでは、主に猫のフレーメン反応について詳細をまとめてみました。
分かりやすい反応を示すのは馬ですが、猫にもみられる反応です。ペットとして猫を飼っている人は見たことがあるのではないでしょうか。
ここでは、主に猫のフレーメン反応について詳細をまとめてみました。
哺乳類に起きる匂いを嗅いだときの反応
フレーメン反応は、鼻腔の中に匂いを嗅ぎ分ける特殊なヤコブソン器官というものがあり、ヤコブソン器官を空気にさらして、より多くの匂いを取り込むための反応です。なので、口を開けるという動作をするようになるのです。
哺乳類の中では、猫や馬のほかには牛、羊や犬、トラやコウモリといった動物によくみられる反応です。
哺乳類の中では、猫や馬のほかには牛、羊や犬、トラやコウモリといった動物によくみられる反応です。
唇を引き上げるのが特徴
フレーメン反応は唇を引き上げるために、見た感じは口を半開きにしているしぐさになります。
猫がフレーメン反応をしていると、口や目を半開きにしてしかめっ面な表情に見えることもあります。人によっては「変な顔の猫がいる!」という風にとらえることもあります。
かわいいと思う飼い主も多くいて、猫好きには興味深いものです。
猫がフレーメン反応をしていると、口や目を半開きにしてしかめっ面な表情に見えることもあります。人によっては「変な顔の猫がいる!」という風にとらえることもあります。
かわいいと思う飼い主も多くいて、猫好きには興味深いものです。
猫のフレーメン反応を起こす理由
猫は人間より臭覚が1万倍も優れているといわれる生き物です。我々には想像もつかないような敏感な鼻を持っているので、近寄ってクンクンと匂いを嗅がなくてもわかりそうなものです。
ではどうして丁寧に匂いを嗅ぎ、フレーメン反応を起こすのでしょうか。猫のフレーメン反応を起こす理由は主に3つあります。
ひとつひとつ見ていきましょう。
ではどうして丁寧に匂いを嗅ぎ、フレーメン反応を起こすのでしょうか。猫のフレーメン反応を起こす理由は主に3つあります。
ひとつひとつ見ていきましょう。
猫のフレーメン反応を起こす理由3つ
- フェロモンを確かめている
- 嗅いだことのない匂いを確かめている
- 安全性の確認
猫のフレーメン反応を起こす理由1:フェロモンを確かめている
一つ目に挙げられる理由は、微細な匂いであるフェロモンを確かめていることがあげられます。
フェロモンは非常に分子の細かい匂いで、一般的な匂いよりも簡単には嗅ぎ分けることができません。ヤコブソン器官を活用する必要があります。
猫にとってはフェロモンを確認することはとても大事です。フェロモンは縄張りや発情期を知るための重要な匂いだからです。
フェロモンは非常に分子の細かい匂いで、一般的な匂いよりも簡単には嗅ぎ分けることができません。ヤコブソン器官を活用する必要があります。
猫にとってはフェロモンを確認することはとても大事です。フェロモンは縄張りや発情期を知るための重要な匂いだからです。
猫のフレーメン反応を起こす理由2:嗅いだことのない匂いを確かめている
自分の知らない匂いを嗅ぎ、自分にとって敵かどうかを判断するためにフレーメン反応を起こすことがあります。
猫が匂いを嗅いでいるときは、フェロモンを確認するだけでなく、自分に害がないか調べているときもあるのです。
嗅いだことのない飼い主以外の人間の匂いを嗅いでいるときは、どのような人間なのかを見ていると考えられます。
猫が匂いを嗅いでいるときは、フェロモンを確認するだけでなく、自分に害がないか調べているときもあるのです。
嗅いだことのない飼い主以外の人間の匂いを嗅いでいるときは、どのような人間なのかを見ていると考えられます。
猫のフレーメン反応を起こす理由3:安全性の確認
人は視覚から情報を得ますが、猫は目のほかに臭覚で情報を確認します。なにかしらの物の匂いから、その物が安全かどうかを確認するためにフレーメン反応を起こすこともあります。
我々人間も、なにか怪しいものがあったらよくよく観察して危険性を確認します。猫の場合は安全性の確認を、匂いを嗅ぐことによってしています。
我々人間も、なにか怪しいものがあったらよくよく観察して危険性を確認します。猫の場合は安全性の確認を、匂いを嗅ぐことによってしています。
猫がフレーメン反応を起こす体の要因
初回公開日:2019年08月27日
記載されている内容は2019年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。