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なぜ猫はおしりをあげるのか?シーンによって違う猫の気持ちを考えてみよう

更新日:2024年04月05日

猫の尻尾の付け根をなでるとおしりがあがってきた、これはいったいどういう気持ちなのでしょう。このような猫の気持ちを表現する動作や愛情表現をまとめました。これを読めば猫との距離をさらに縮めることができます。猫の愛情表現を見逃したくない方は必見です。

なぜ猫はおしりをあげるのか?シーンによって違う猫の気持ちを考えてみよう

猫の愛情表現1:飼い主の背中に乗ってくる

ベッドで寝ていたりすると飼い主の背中に乗ってくる猫がよく報告されていますが、これは決して足蹴にしてやろうとかそういうものではありません。

猫が背中に乗ってくるのは「独占欲」ゆえであるといわれています。

独占欲は様ざまなかたちで表れますが、基本的に「触れるほど自主的に近づく」というのが独占欲や愛情の表れと捉えて間違いはありません。

猫の愛情表現2:飼い主におしりを向ける

これは顔に向かっておしりをあげる仕草と状況はよく似ています。決して見下していたり嫌っていたりするわけではないので安心してください。

基本的に急所であるおしりはよほど信頼がある場合を除いて相手に向けたりはしません。野生の群れではそれがきっかけで優劣がはっきりすることもあるためです。

したがってこの行為は飼い主に対しての信頼と愛情の表現であると考えられます。

猫の愛情表現3:喉をゴロゴロ言わせてスリ寄ってくる

猫は警戒心がとても強い動物です。そのため不用意に知らない相手や信頼していない相手には絶対に近寄りません。

つまり猫が喉を鳴らしながら擦り寄ってくるのは「信用」の証であると考えられます。

さらに「擦り寄ってくる」というのが重要で、身体を擦り寄せてくるのは「マーキング」の意味合いが強いといわれています。飼い主に自分の匂いをつけて他の猫が寄ってこないようにしているということです。これは完全に愛情表現であるといってよいでしょう。

猫の愛情表現4:高い声で鳴く

玄関先で誰かを呼ぶかのように高い声で鳴き続けている猫を見たことがありますでしょうか。これは大抵の場合ご飯を催促しているときなのですが、この「高い声」も愛情表現である可能性があります。

高い声は何かお願いをしたいときに使われます。甘えたような声ですので、愛情表現ではないかといわれています。

猫の愛情表現5:お腹を見せてゴロンとする

お腹というのはとても柔らかく、さらに臓器が密集している場所ですので野生の猫は絶対にお腹を見せません。お腹を攻撃されてしまったら非常に危険だからです。

つまりお腹を見せるということは、そういった危険を一切感じていないという意思の表れと捉えることができます。

ただしお腹を触られるのを嫌がっている場合は無理に触らないようにしましょう。

猫の愛情表現6:飼い主の体の上や毛布の上でフミフミする

猫は好きな相手の身体を本能的にフミフミする習性があります。これはいったいどういう理由があるのでしょうか。

乳房を刺激すればたくさん母乳が出てたくさん飲めるため、子猫が母猫の乳房をフミフミする様子がよく観察されます。フミフミはこれに近い愛情表現ではないかと考えられています。

猫からの愛情表現というよりはむしろ「安心したい」という気持ちの表れであると考えるべきでしょう。

不思議な猫の行動を知って猫と仲良くなろう!

言葉や表情を使えない猫たちは、おしりをあげるなどの行動で自分の気持ちを飼い主に一生懸命伝えてくれようとします。

この気持ちを正確に理解することができれば、猫が今かまって欲しいときなのか、それとも違うのか判断できます。猫との心の距離をさらに縮めることができるでしょう。

お互いに愛情を表現し合えるような素敵な関係になれるように、猫の行動を理解してあげましょう。

初回公開日:2019年08月28日

記載されている内容は2019年08月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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