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フェレンゲルシュターデン現象の意味と定義・元ネタ|人間/猫

更新日:2024年11月09日

フェレンゲルシュターデン現象という言葉をご存知ですか。猫がじいっと何もない空間を見ている。そんな話を、聞いたことはありませんか。この現象を通称、フェレンゲルシュターデン現象といいます。今回は、フェレンゲルシュターデン現象についてご紹介していきます。

フェレンゲルシュターデン現象の意味と定義・元ネタ|人間/猫
フェレンゲルシュターデン現象と同じく、ヒトラーの日記には、半分だけ真実が含まれています。墜落した航空機から発見されたという点です。実はヒトラーは、速記者にいろいろな記録を録らせていたという事実があります。ヒトラーのテーブル・トークと呼ばれるこの記録書は、一部だけが実際に発見されています。

ヒトラーのテーブル・トークは、第二次世界大戦末期に、ソ連軍に包囲されたドイツから脱出した輸送機に乗せられていたといわれています。撃墜され、ドレスデン近郊で墜落した輸送機は燃え、ヒトラーのテーブル・トークも全焼したと考えられています。

しかし、事故現場から持ち去られたという噂もあります。フェレンゲルシュターデン現象のように本物であると思われた一因は、このような憶測に原因があります。

神の手とは?

フェレンゲルシュターデン現象のようにネットの噂だけで終わらず、日本の考古学会に激震をもたらした事件がありました。旧石器捏造事件です。神の手と呼ばれた人物が発見した石器がすべて、偽物だった事件です。石器を埋めている姿を新聞社にスクープされ、発覚しました。考古学者たちの御墨付きだっただけに、たいへんな事件となりました。

2000年に発覚したこの事件は、神の手と呼ばれる民間の石器文化研究所の副理事長の手により、1970年代から捏造がくりかえされていました。担当者が自ら、その時代の土の層から発掘してみせたため、専門家も見破ることができませんでした。

日本の歴史すら塗り変えたこの事件は、フェレンゲルシュターデン現象のようなものを、安易に信じてはいけないとわたしたちに警鐘を鳴らしてくれています。

フェレンゲルシュターデン現象って結局なに?

フェレンゲルシュターデン現象といわれる、猫が何もない空間をじっと見つめる行いとは、いったいなんでしょうか。実は、猫は聴覚が発達しているため、遠くの物音を聴きわけることができます。人間の倍近く聴覚が発達している猫が、音を聴き分けるときに、じいっと一点を見つめていることが、フェレンゲルシュターデン現象の真実だといわれています。

フェレンゲルシュターデン現象は面白い!

フェレンゲルシュターデン現象という言葉は、猫と結びついて、わたしたちの生活圏内で幅をきかせています。嘘話だとわかっていても、それを話題に話をひろげていくと、場が盛り上がり、猫という癒しのキーワードと相まって、他人との共通点を見い出すことができます。

近年の猫ブームと一緒にフェレンゲルシュターデン現象というテーマを、たのしんでみるのもよいでしょう。

初回公開日:2018年05月02日

記載されている内容は2018年05月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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