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猫の肉球は何のためにあるのか?|知れば面白いトリビア3つ

更新日:2024年08月23日

猫のチャームポイントでもある、あのかわいい肉球。猫は苦手!という方でもあのプ二っとしたかわいらしい肉球にはキュンとくる方が多いのではないでしょうか。今回はあまり気にしたことがない、猫の肉球の役割についてご紹介します。ぜひ読んでみてください。

猫の肉球は何のためにあるのか?|知れば面白いトリビア3つ

猫の肉球は色々な役割がある

肉球には、ただたんにかわいいだけではなく、しっかりとした役割があります。

今回、下記で紹介している役割の中には肉球をもつ動物すべてに共通するものもありますが、中には猫独特な特徴のものもあります。

ちなみにネコ目の動物の中でもアシカ亜目(鰭脚類)に属するアザラシ、アシカ、セイウチなどの海生哺乳類には、歩行しないため肉球が不要なので肉球がありません。

はたして猫の肉球には、どのような役割があるのでしょうか。

猫の肉球の役割

プニプニのさわり心地がたまらなくて、足跡もたいへんキュートな肉球ですが、実は非常に機能的にできています。

クッション効果・滑り止め・消音などさまざまな役割を持ち合わせています。そのほかにもいろいろな役割が肉球には秘められているため、それらをご紹介していきます。

※ちなみに肉球をもつ動物には、ネコ科・イヌ科・クマ科・アライグマ・イタチ科・ネズミ目・有袋類の動物(ウォンバット、フクロミツスイなど)がいます。

猫の肉球の役割1:足音を消す

猫には狩りをする能力があります。狩りをする際には、相手に気づかれないようにしなければいけません。中でも足音は絶対に立ててはいけないので、狩りをするときはまず足音を消します。

肉球には、その足音を消す役割があり、猫が餌を確保するために必要不可欠です。この役割は、猫だけではなく肉球のあるどの動物にも共通している欠かせない機能となっています。

猫を飼っていてわかることは、猫の足音が本当に静かであるということです。暗闇ではどこにいるのか気づきません。

猫の肉球の役割2:クッション効果

猫は普段から高いところに登ることが多いため、結果、高い場所から降りることも多くなりますが、飛び降りて大丈夫かと心配になるくらいの高さからも簡単に飛び降りることができます。

その際、肉球が着地による衝撃を吸収して体へのダメージを軽減させる役割を果たします。

人間では確実に足の骨を骨折してしまうような高さからでも楽に飛び降りられるのは、猫の体の柔軟さも理由の一つではありますが、肉球があるというのが大きな理由です。

猫の肉球の役割3:ジャンプしたりするときの滑り止め

猫は高いところのほかにも、凸凹したところや斜めの場所など足場が非常に悪いところを移動することも少なくありません。

そのようなところを移動する際には、肉球に汗をかいて湿らせることで滑り止めの効果を発揮しています。

肉球がなく、すべてが毛に覆われていたら滑ってしまいます。猫が素早く動き回れるのも肉球があるおかげです。

ちなみに、屋外で滑ることはほとんどありませんが、屋内で飼っていると床の材質によっては肉球があっても滑ってしまいます。

猫の肉球の役割4:物を掴む

猫は、全身が毛で覆われています。人間もモコモコした手袋をしたまま物を掴むのは難しいように、ふさふさしていると物を掴めません。

猫は、人間のように指が長く器用なわけではないためなおさらです。よく考えると人間も手のひらには毛が生えていません。猫も肉球に毛が生えていないのは人間と同じ理由です。

肉球があることによって物を掴んだり何かにしがみついたりできるという役割があります。これも肉球がある動物全般にみられる大きな役割の一つです。
次のページ:猫の肉球のトリビア3つ

初回公開日:2019年08月09日

記載されている内容は2019年08月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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