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猫にアロマ?ときには命にかかわることも|その危険性を徹底解説!

更新日:2024年03月03日

猫とアロマテラピーについて、ちゃんとした知識を持っている人は少ないのではないでしょうか。この記事では、猫とアロマテラピーの関係についてまとめています。「猫は匂いに敏感だし、どういう影響があるのか知りたい」という方は、ぜひ読んでみてください。

猫にアロマ?ときには命にかかわることも|その危険性を徹底解説!

猫とアロマテラピーの関係とは

アロマテラピーとは、精油やエッセンシャルオイルなどを用いた療法の事を言います。

アロマテラピーの効能は、ストレスが緩和されたりリラックスできたりすることで、私たちの健康のサポートをしてくれます。

しかし、私たちにとっては癒しのアロマテラピーですが、猫にとってはどうなのでしょうか。猫とアロマテラピーとの関係をみていきましょう。

猫にアロマテラピーは逆効果?

私たち人間は、アロマの香りを嗅ぐとリラックス効果を得られます。実際に、アロマを嗅いで体が解れるような体験をしたことがある人もいるでしょう。

ですが、猫にとってアロマの香りと言うのは有害だと言うわれているのを知っているでしょうか。

癒されるどころか、食欲不振になったり、元気が無くなったという事例が多く報告されています。

猫の命にかかわることも

猫がいる環境で適切にアロマテラピーを行わないと、猫の命に関わってきます。アロマテラピーの影響で、運動失調や吐き気などを起こし命を落とした例は少なくありません。

猫にとってアロマテラピーで使う精油、アロマオイルなどは毒性がある事を知っておきましょう。
微量のアロマなら大丈夫だろうということで、アロマポッドやアロマディフューザーを使う方もいます。ですが、微量だろうと猫のいる部屋でディフューザーを使うのはやめましょう。

比較的安全だと言われているのが、セラピストの方も推奨しているお風呂にアロマを数滴入れて楽しむ方法です。

注意点は、お風呂場に猫が入らないようにすることです。猫を入れる場合は、換気を十分にしてアロマ成分を綺麗に掃除してからにしましょう。

安全な使い方はあるの?

微量のアロマなら大丈夫だろうということで、アロマポッドやアロマディフューザーを使う方もいます。ですが、微量だろうと猫のいる部屋でディフューザーを使うのはやめましょう。

比較的安全だと言われいてるのが、セラピストの方も推奨しているお風呂にアロマを数滴入れて楽しむ方法です。

注意点は、お風呂場に猫が入らないようにすることです。猫を入れる場合は、換気を十分にしてアロマ成分を綺麗に掃除してからにしましょう。

なぜ猫はアロマオイル・精油が苦手なのか

「猫 アロマ」と検索してみると、アロマを焚くのは良くないという検索結果が数多く出てきます。

しかし、「天然精油のひば油は大丈夫」と書かれている記事もあったり、「ティーツリーオイル以外のエッセンシャルオイルは安全なのか」「芳香蒸留水は安全」と書かれているものもあったり、何が本当かわかりません。

そこで、なぜ猫がアロマオイル・精油が苦手なのかまとめてみました。

アロマオイル・精油の成分について

アロマオイル・精油は、花や根、葉から抽出されたもので、色々な芳香成分が含まれています。この芳香成分が、猫にとって有害なものと言われています。

精油成分の中でも、モノテルペン炭化水素類、フェノール類、ケトン類と呼ばれる芳香成分は、猫にとって毒と言っても過言ではありません。

芳香成分の怖いところは、蓄積性があることです。一度の摂取が少量でも、毎日摂取し続ければ中毒を起こします。

猫の体の機能とアロマオイル・精油との関係

猫の肝臓の機能は、私たち人間と異なっています。異なっている部分のひとつが、グルクロン酸抱合と言われる解毒機構が肝臓に無いことです。

グルクロン酸抱合とは、植物を分解する働きがあります。つまり、このグルクロン酸抱合がない猫は植物由来の精油などを代謝できず、体に蓄積し続けることで中毒を起こしてしまいます。

精油は植物の有機化合物が凝縮された物です。少量でも危険だと言うことを覚えておきましょう。

猫の生態とアロマオイル・精油との関係

なぜ猫はグルクロン酸抱合が無いのでしょうか。その理由は、猫が完全肉食動物だからです。

完全肉食動物は植物をあまり食べないため、植物を分解するグルクロン酸抱合は必要なく、退化していったと言われています。

また、猫にはヤコブソン器官というものがあり、人の何倍も匂いに敏感です。味覚より嗅覚を頼る猫なので、アロマの匂いのせいで食欲が落ちることもあります。
次のページ:猫に有害なアロマオイル・精油7選

初回公開日:2019年08月03日

記載されている内容は2019年08月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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