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野良猫は冬をどんな風に過ごしているの?寝床や餌など冬の野良猫の生態とは

更新日:2024年03月06日

冬の厳しい過酷な環境の中で、たくましく生きている野良猫もいます。場合によっては、産まれたばかりの子猫がいきなり厳しい冬を経験しなければいけないこともあります。そんな野良猫たちは冬を乗り切るために、いろいろな方法で命を守っています。

野良猫は冬をどんな風に過ごしているの?寝床や餌など冬の野良猫の生態とは

野良猫は寒さに強いのか?

公園や住宅地などで自由に生きる野良猫の姿を見かけることがあります。自由に生きる野良猫ではありますが、同時に野良猫は厳しい環境の中で生活もしています。

野良猫は飼育環境の整った家猫と違って、餌は自分で確保しなければいけなく、他の野良猫との縄張り争いなどもあります。また、夏の暑さや冬の寒さにも耐えなければいけません。

特に、冬の厳しい寒さからは身を守らないと、命を落としてしまう危険性もあります。

猫の起源はアフリカ

今では多くの国で家族として迎えられている猫ですが、人が猫と一緒に生活をするようになったのは3600年前の古代エジプト時代で、収穫した穀物をネズミから守るために猫を飼育したことが始まりと言われています。

しかし、地中海にあるキプロス島のお墓から猫の骨も発見されています。このことから、9500年前の中東ではすでに猫を飼育していたのではないかという可能性も考えられています。

ただし、古代エジプトでは壁画などで記録が確認できることに対して、中東の方は猫が発掘されたという事実からの推測になります。

年齢や長毛種か短毛種かで異なる

猫にはいろいろな種類があり、野良猫を見ているだけでも、多くの種類があることがわかります。猫には毛の長い長毛種と、毛の短い短毛種がいます。野良猫でよく見かけるのは短毛種が多いですが、中には長毛種の野良猫もいます。

当然ながら、毛が長い方が寒さには強いです。ただし、熱がこもりやすいので夏の暑さに弱かったりもします。

また、年齢も寒さの耐性に関わります。年齢が高くなるに連れて、猫も運動量が少なくなります。そのため、年齢が高い猫は動かない分、体が温まりにくいので、寒さに敏感になってしまうことがあります。

猫の適温とは

猫の種類や性格、年齢などにもよりますが、猫にとっての適温は夏であれば27度前後、冬であれば22度前後と言われています。

夏場は30度を越す日もありますが、日陰や風の通る場所、水場の近くなどであれば、野良猫も適温に近い環境を見つけることができることもあります。

しかし、厳しい寒さで気温が1桁にもなる時期に、20度を越すような場所を見つけることはなかなか困難です。

そのため、野良猫にとっては暑い夏よりも、寒い冬を越すことの方が難しい場合が多いです。

猫が寒がっている時のサイン

猫は毛があるので、寒さに強い生き物と思っている人もいますが、どちらかというと猫は寒さに弱い生き物です。

そのため、野良猫にとってどのようにして冬を越すかということが、生き残っていくための大きな問題となります。

猫にとって簡単な寒さ対策の1つは丸くなることです。しかし、室内と違い、厳しい外の環境では丸くなるだけでは不十分なので、毛を逆立てたり、少しでも暖かい物に身を寄せたりなどします。

それでも寒さに対応できない場合は、人と同様に体が震えてきます。

野良猫は冬をどんな風に過ごしているの?

冬の寒さは人の命を危険な状態にしてしまうこともあります。

その厳しい寒さの中、公園や住宅地などで見かける野良猫が厳しい冬の寒さをどのようにして過ごしているのか不思議に思う人もいます。

野良猫も生きることに必死なため、いろいろな工夫をして、厳しい冬の寒さを耐え凌ぎ、暖かい季節を迎えるまで我慢の日々を送っています。

野良猫の冬の寝床

上記で述べたとおり、猫は厳しい冬の寒さを乗り越えるために、我慢の日々を送っています。

また、寒さをしのぐために、野良猫は少しでも暖かい場所を探します。特に、寝床となる場所は重要です。

寝ているときは長時間動かないので、寒すぎる場所で寝ていると体力を奪われてしまいます。

また、野良猫は常に自分の身を守る必要があるため、寒さをしのげるだけでなく、安全も確保できる場所である必要があります。

ただし、せっかく見つけた良い条件の場所も、他の野良猫と奪い合いとなってしまい、喧嘩で危険な目に遭ってしまうこともあります。

野良猫の冬の過ごし方

  • 寒さをしのげる場所を探す
  • 屋内施設に侵入
  • 車のエンジンルームに侵入
  • 野良猫の冬の寝床4:エアコン室外機のそばで過ごす
  • 野良猫の冬の寝床5:猫同士で暖め合う

野良猫の冬の寝床1:公園など寒さをしのげる場所を探す

野良猫は冬の寒さをしのぐために、少しでも暖かい場所や、雨風をしのげる場所を探します。また、寒さをしのげるだけでなく、身を守れる安全な場所である必要もあります。

そのため、夜になると人が少なくなる公園の茂みや、人が入ってこれない建物などの狭い隙間などに身を隠します。これらの場所であれば風を少し避けることができます。

また、屋根の代わりになる物がある場所であれば、雨もしのぐことができます。都会から離れると、田畑に置いてある農具入れや、山の麓などで寒さをしのぐ猫の姿がよく見られます。

野良猫の冬の寝床2:ガレージなどの屋内施設に侵入

次のページ:野良猫の子猫には特に厳しい冬越し

初回公開日:2019年08月06日

記載されている内容は2019年08月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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