猫は本当にわがままなのか？わがままな猫の行動理由と対処法紹介

猫がわがままに見える理由の1つとして、こだわりの強さは狩りのスタイルと警戒心ゆえが挙げられます。

猫は本来、単独行動で狩りを営みながら生存していましたので、縄張り意識を強く持っています。そのため、見知らぬ対象に対して強い警戒心を抱く傾向にあります。

猫にとって自身のテリトリー内がいつもと同じ状況であることは重要事項でしょう。いつもと同じ状況下の元にいたいからこそ生まれる性格の一面が、同じキャットフードしか食べないという食に対するこだわりの強さです。

猫がわがままに見える理由の1つとして、良いことへの記憶力が抜群なためも挙げられます。

猫がパソコンや新聞の上に乗ってきた時、邪魔だと感じながらも可愛さのあまり思わず、撫でてしまうことがあるでしょう。撫でてしまうことが、そんな邪魔だと感じる猫の行動を引き起こすきっかけになります。

猫にとって飼い主さんに撫でてもらえることは気持ちが良いので、自身に良いことをもたらす出来事の1つに数えられます。

そのため、パソコンや新聞の上に乗ったら、自身にとって良いことをもたらすと徐々に覚えてしまうでしょう。

人間は男女差によって性格的に異なる部分があります。猫も人間と同様に、雄猫はやんちゃで雌猫は落ち着いているなど性別差から性格的な一面が異なります。

ここからは、雄猫と雌猫ではわがまま度が異なるのか否か探っていきましょう。

雄猫は雌猫よりもわがまま度が低い傾向にあります。

わがままというよりも、基本的には甘えん坊な一面を持っている子が多いです。しかし、甘えん坊な雄猫の欲求を満たし続けると徐々にわがままな性格になる可能性があります。

わがままな猫にならないよう、猫の欲求をすぐに満たそうとせず、適度な距離感を保ちながら接しましょう。

遊ばない時は遊ばない、遊ぶ時は思う存分に遊んであげるなどメリハリのある猫ライフを送ることが大切です。

雌猫は雄猫よりもわがまま度が高い傾向にあります。

雌猫は、いかにも猫らしい性格の持ち主です。雄猫よりも気が強く少しわがままな一面を持っている子が多いです。性格的な一面として気が強く少しわがままな部分はいかにも猫らしい性格でしょう。

また、三毛猫の雄は遺伝子の関係で生まれる前に命を落としてしまう割合が高いです。そのため、基本的に雌しかいない三毛猫はわがまま度が高い傾向にあります。

わがまま度は、猫の品種によっても異なります。猫の性格が品種によって変わるのと比例して、性格的な一面であるわがまま度も変わることは想像に容易いでしょう。

一例として、キジトラと赤トラが混ざった毛色である麦わら猫を挙げられます。麦わら猫の品種は他種よりも気が強く、猫に対してわがまま度が高い傾向にあります。

また、いわゆる女王様気取りでわがままな性格だと世に知られている三毛猫もわがまま度が高い猫種です。

時と場合によって、わがままな猫がする行動に困ってしまうことがあるでしょう。充実した猫ライフを送るためには、わがままな猫の対処法についても知っておく必要があります。

そこでここからは、わがままな猫の対処法について解説します。

わがままな猫の対処法の1つとして、忙しくなければ構ってあげることが挙げられます。

飼い主さんが他の物事に関心を向けている時などは、自身へ関心が向けられていないと感じ不満感を抱く生き物です。猫がパソコンや新聞の上に乗ってきたら、不満感を満たすために構ってあげましょう。

しかし、さほど時間に余裕がない時もあるでしょう。そんな時は、不満を満たそうと少しでも構ってあげることにより、猫は自分に関心が向いたと満足感を得ます。直にパソコンや新聞の上から退いてくれるでしょう。