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猫のよだれが止まらない理由と対処法|腎不全末期/ストレス/嬉しい

更新日:2023年12月05日

猫の口が閉まらずによだれがポタポタと滴り落ちていたり、よだれがキャットフードとは明らかに違う臭いを放っていたら、何らかの病気のサインである可能性が高いです。猫のよだれが止まらないときに考えられる理由や、猫のよだれの対処法を紹介します。

猫のよだれが止まらない理由と対処法|腎不全末期/ストレス/嬉しい

投薬時に泡をふく場合

猫に薬を飲ませようとした時に、口から泡のようなよだれが出ることがあります。これは、過去に口を無理矢理こじ開けられて薬を飲まされたり、投薬器で口内が傷ついて痛かったり、薬が苦くて嫌だったことが原因です。

唾液で薬が溶けると、錠剤でも苦みがあります。過去に薬で嫌な思いをした猫は、薬の溶けた唾液を飲み込まないようにするために、泡状のよだれが大量に出てしまいます。このような状態になると投薬ができなくなってしまうので、子猫の時から、猫に大きな苦痛を与えない投薬方法を選択しておく必要があります。

止らない

猫は、美味しそうな食べ物を目の前にしても、犬のようによだれをたらしたりしません。猫は本来、あまりよだれを出さない生き物なので、よだれが止まらない場合は体の不調が原因です。

口の中に異物があったり、口内炎・歯周病でもよだれが止まらなくなることがあります。もしも猫が前脚で口の周りを掻くような仕草をする場合は、口の中や周りに異状がないか見てあげましょう。

夏場は熱中症にも注意

猫は暖かい場所を好む生き物ですが、人間よりも汗腺が少なく、発汗による体温調節ができません。そのため、夏場にエアコンの効いていない部屋に閉じ込められたり、風通しの悪い場所にいると、熱中症になってしまいます。

猫が熱中症になると、口を開けて喘ぐように「ハァハァ」と息をし、よだれをたれ流したり、目や口の粘膜が充血します。症状が進むと下痢や嘔吐、最悪の場合は命に関わるので猫の温度管理には注意しましょう。

ネバネバ

猫のよだれがネバネバとしていて、口臭があり、食欲が低下している場合は、口内炎が原因である可能性が高いです。猫は、口内炎を起こすと、ネバネバしたよだれや血液の混じったよだれを出します。

猫の口内炎は、ウイルスによる感染症や腎不全などの病気が原因となっている場合もあるので、ネバネバしたよだれを出していたら動物病院へ連れて行きましょう。

吐く

猫がよだれをたらしていて、食べ物を飲み込んでもすぐに吐くようであれば、食道炎の可能性があります。、食道炎になると唾を飲み込むのも辛いため、唾を飲み込むときに泣き叫ぶこともあります。このような状態を放置すると、脱水症状や体重の減少で次第に元気がなくなり、長期化すると食道狭窄や巨大食道症になる可能性があります。

茶色

猫が茶色いよだれを出している場合は、血液が混じっている可能性と口腔内の炎症が疑われます。口内炎と歯周病は、猫の口腔内疾患の中でも特に多いので、日頃から注意と観察が必要です。よだれが茶色で、食欲が無い場合は、動物病院へ連れて行きましょう。

猫のよだれに血液が混じっているのは、かなり危険な状態です。口内炎や食道炎、胃拡張・胃捻転・上気道感染症(風邪)などの病気でも、猫のよだれに血が混じることがありますが、最悪の場合、扁平上皮癌の可能性もあるので早めに動物病院へ連れて行きましょう。

透明

猫風邪(猫の上部気道感染症)で鼻が詰まっている場合などに、透明なよだれを出すことがあります。猫風邪の症状は、感染したウイルスの種類によって異なりますが、ウイルスの影響で舌や口内に潰瘍ができ、痛みからよだれが増える場合もあります。

猫がよだれを出しているのは体の不調のサインなので、よだれが透明でも軽視せず、病院に連れて行った方がいいでしょう。

猫のよだれによる口臭対策

猫のよだれが臭い原因は、歯石が溜まっていたり、歯周病により歯垢や歯周ポケットの細菌から毒素が出て臭気を放っている可能性があります。さらに、隠れた病気がある場合も、よだれが異臭を放つことがあります。猫のよだれによる口臭対策法をご紹介します。
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初回公開日:2017年11月08日

記載されている内容は2017年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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