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外飼いの猫に小屋・気をつけたいこと・トイレ

更新日:2023年12月07日

最近は、猫ブームで猫を外飼いする人も増えています。犬を飼うひとより猫を飼う人の方が多くなっています。屋内ではなく外飼いの猫を世話する場合について、近隣の人たちとのトラブルも起きやすくなります。その防止の方法、気をつけたい点などをご紹介しましょう。

外飼いの猫に小屋・気をつけたいこと・トイレ
可燃ごみ(生ごみ)が破かれたりして、ごみが散乱し困っているということをよく耳にします。原因の多くは、「カラス」です。外飼いの猫は、エサを十分与えていれば、生ごみをあさったりしません。じつは、外飼いの猫がウロウロすると、カラスが嫌がり来ませんから、生ごみの袋がカラスによってつつかれ破られることがなくなります。

よく猫を見かける所の生ごみは、ごみ収集車が来るまで、整然とした状態を保っています。外飼いの猫がいない地域では、生ごみの袋に網を掛けたりと大変な手間をかけています。外飼いの猫が、近隣の人に迷惑をかけることもあるでしょうが、役立っていることもあることを知ってほしいです。

外飼いの猫のトイレは

近隣の人から苦情が出たりする原因の一番の理由は、「猫のフン」問題です。家の横でフンをするから、臭いし不衛生などの苦情です。

雨がかからず、猫用のトイレを置けるスペースがあれば一番いいでしょう。そこで「おしっこ」や「フン」をしますから、近隣の人に迷惑をかけることもありません。猫用のトイレが置けない場合は、外で「フン」をします。「フン」をする場所は、だいたい決まっていますから、毎朝「フン」の始末をするようにします。

このような配慮をしながら外飼いの猫の世話をしているとほとんど近隣からの苦情は出なくなります。

外飼いの猫の寿命は?

屋内飼いの猫の平均寿命は、15年くらいです。中には20年以上生きる猫も結構います。それに比べて、「野良猫」と呼ばれている猫の場合は、平均寿命は、4~5年くらいです。

屋内飼いの猫の3分の1か、4分の1くらいの寿命しかありません。その理由は「エサ」が十分ではなく、栄養状態が悪く病気になって死んだり、交通事故で死んだりするのが原因です。

ただ、野良猫でも外飼いの猫としてきちっと世話する人がいる場合は、寿命がぐんと長くなります。十分な「エサ」と「きれいな水」、冬場の寒さ対策」この3点をしっかりやることで、外飼いの猫でも10年前後は生きるようになるでしょう。栄養管理をしっかりして、世話すると外飼いの猫の寿命も伸びます。しっかり世話をしましょう。

猫の外飼いの方法は?

まずは「エサやり」の方法ですが、家の玄関前や横に「エサ」と「水」をおくことはやめましょう。玄関わきなどに大きな植木の鉢をおいて、表から見えない場所に「エサ」と「水」を置いてやるようにします。

「エサ」や「水」を隠しておくのは、近隣の猫嫌いの人への配慮です。気持ちを刺激しないようにしましょう。もし、苦情が出た場合は、その原因をしっかり聞いて、かならず対策をとるようにしましょう。

外飼いの猫を世話するということは、その猫の命を預かることです。途中で投げ出すことはできないでしょう。世話を始めたらその猫を最後まで世話しましょう。外飼いの猫も毎朝きまった時間に、「缶詰め」などのおやつをあげると、学習しその時間に催促するようになります。鳴きながら呼びます。かわいいです。

外飼いの猫の不妊去勢手術について

外飼いの猫を世話する上で、必ず実施しないといけないことがあります。それは、メス猫の場合は「不妊手術」、オス猫の場合は「去勢手術」が必要です。

これは、猫の繁殖能力は非常に高く、ネズミ算方式で地域猫が増えるからです。

メス猫の不妊手術は

メス猫は、生まれて半年もすると発情し、近隣にオス猫がいると必ず妊娠し、出産します。1回の出産で、4~6頭産みます。不妊手術をしていない場合は、年に3~4回出産しますから、みるみるうちに猫の数が増えます。

外飼いの猫がなついている場合は簡単ですが、なついていない場合でも、捕獲器などを使って捕えて不妊手術をするようにしましょう。不妊手術をおえた外飼いの猫は、片耳を少しカットしてもらいます。不妊手術の費用は、自由診療のため、10000~20000円が相場です。

片耳を少しカットしてもらった猫のことを、「さくら猫」といいます。「不妊手術は終わっていますよ」のサインです。この方法は、「地域猫」を殺処分から守りましょう、などのスローガンをあげて活動しているボランティア団体などが、実施しているサインの方法です。

オス猫の去勢手術は

外飼いのオス猫の去勢手術には、一つ課題が残っています。オス猫には、地域の縄張のようなものがあって、よそから来るオス猫とよくケンカをして追い出します。ところが、このオス猫に去勢手術をすると、オスとしての闘争本能がなくなりますからケンカができなくなり、去勢手術をしていないオス猫にいじめられようになります。

オス猫の去勢手術には、徹底して広範地域のオス猫の去勢手術が可能であればするべきですが、現状では議論が必要でしょう。去勢手術の費用は、5000~10000円が相場です。

猫の外飼いに関する法律

猫は動物愛護法という法律で守られています。この法律は、「地域猫」と呼ばれる決まった飼い主のいない猫にも適用されます。

最近、猫を虐待して死なせたり、地域猫の存在が気に入らずに「毒」で殺すということを耳にします。このようなこういをする人に、「犯罪」を犯しているという認識はあるのでしょうか。たとえば、猫を毒殺した場合、「2年以下の懲役」または「100万円以下の罰金」です。かなり重い罪です。

あまりに、猫などの動物の命をうばうこういが多発しているために、平成25年9月1日より罰則が強化されました。

次に「猫に関する法律」のサイトを紹介します。
次のページ:猫好きにとって外飼いの猫と屋内飼いの猫の違いは?

初回公開日:2018年02月07日

記載されている内容は2018年02月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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