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猫多頭飼いどうすればうまく行く?|保護したねこをペットにするためのコツ

更新日:2024年11月17日

日本国内におけるペット数の推移は、犬より猫が多くなっています。しかし、飼い主数は猫の飼い主よりも犬の飼い主の方が多いです。これは、猫多頭飼いをしている人が多いということを表しています。猫を多頭飼いするメリットとその注意点をお伝えします。

猫多頭飼いどうすればうまく行く?|保護したねこをペットにするためのコツ

猫多頭飼いメリットは?

猫多頭飼いしている飼い主は多くいます。

猫多頭飼いの理由は「同時に複数頭を拾ったから」「兄弟の子猫をどちらも引き取ったから」など、さまざまでしょう。

単独飼いとは違う、猫多頭飼いのメリットを見ていきましょう。

猫多頭飼いメリット1:猫の社会性が養われる

猫多頭飼いの1番のメリットは、猫としての社会性が養われることでしょう。

猫多頭飼いということは、猫同士で関わりがあるということです。人間では教えられないことを、猫同士の関わりで学んでいきます。

例えば「他者に噛みついたときの力加減」を、猫同士のじゃれあいや噛みつきあいの中で「どのくらいの力なら痛いのか」「どのくらいの力なら、相手が怒るか」と、実践を持って学び合います。

猫多頭飼いメリット2:ねこに詳しい飼い主になれる

猫の性格や健康は、猫によって違います。ずっと健康な猫もいれば、そうでない猫もいます。

飼い主は猫の性格や健康にあわせて、取るべき対応が違います。多頭飼いということは、飼い主にとって、それだけ経験をつめるということです。

人間の子育てにおいて、一人っ子の両親より複数の子供を持つ両親の方が、知識や対応力があるのと同じと考えていいでしょう。

猫多頭飼いメリット3:飼い主がいない猫が減る

猫を迎えたきっかけの中で1番多いのは、「拾ったから・貰ったから」でしょう。

猫を拾うということは、野良猫として生きていかざるをえない猫を飼い猫に変えるということですから、猫を拾って飼い始めれば、飼い主のいない猫を減らすことができます。

猫多頭飼いをすれば、その頭数分だけ、飼い主のいない猫を救えることになります。

ですが、次から次へと猫を拾うのは考え物です。近年問題になっている「多頭飼育崩壊」が起こる可能性は、他人事でないと認識しましょう。

猫多頭飼いの問題点

猫多頭飼いしている人は多くいますが、実際にはどんな問題を抱え、どんな風に予防し、対応し解決しているのでしょうか。

猫多頭飼いの主なデメリットを5点、解説しますので見ていきましょう。

猫多頭飼いの問題点

  1. 飼育スペースが狭くなりがち
  2. トイレ掃除に手間と時間がかかる
  3. 食事の与え方に注意が必要になる
  4. 健康管理が大変
  5. 飼育費用が多額になる

猫多頭飼いの問題点1:飼育スペースが狭くなりがち

猫多頭飼いをすると、1匹あたりの使用スペースが減ってしまいます。

猫多頭飼いする場合には、頭数プラス1部屋を猫に自由に出入りさせるべきだとされています。2匹飼うなら3部屋、3匹飼うなら4部屋を猫のために開放してあげましょう。

また、猫は上下運動する生き物なので、床スペースを無理に広げる必要はありません。キャットウォークやキャットタワーを設置するなどして、猫の使えるスペースを広げる工夫をしましょう。

猫多頭飼いの問題点2:トイレ掃除に手間と時間がかかる

当然のことですが、猫多頭飼いをすると、頭数にあわせて糞尿の量も増えます。

2匹なら2倍の糞尿が出ますし、3匹なら3倍の糞尿がトイレにあることになります。飼い主のトイレ掃除の労力や時間も増えてしまいます。

また、トイレ砂の必要量も増えます。猫の尿は猫砂で固まりますから、尿の量が増えると猫砂の消費も増えるからです。

他の猫と同じトイレを使わない主義の猫もいますので、その場合はトイレ数を増やすしかありません。置き場スペースやトイレ購入費なども考えなくてはならないでしょう。

猫多頭飼いの問題点3:食事の与え方に注意が必要になる

猫は、自分の皿のものだけを食べて食事を終えるような、行儀の良さは持ち合わせていません。

自分の分を早く食べ終えた猫が、他の猫の食事を奪ってしまうことがあります。この状態を放置していると、一方の猫は太り、もう一方の猫は食事をまともに食べられず成長できません。

猫によって、それぞれに違う食事を与えなくてはいけないケースもあります。猫の年齢や健康状態によって食事を変えることは、よくあることだからです。

本来その食事を食べるべきでない猫が食べてしまわないよう、猫の食事が終わるまで見張る必要があります。

猫多頭飼いの問題点4:健康管理が大変

次のページ:猫多頭飼いをうまくする方法

初回公開日:2019年08月15日

記載されている内容は2019年08月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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