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猫が自分や飼い主をなめるのはなぜ?理由8つと過剰グルーミングの対処法

更新日:2024年04月03日

猫を見たことがある人であれば、一度は「なめる」仕草を見たことがあるでしょう。猫は自分自身であれ他の猫であれ、あるいは人間に対しても「なめる」ということをよくします。一体なんのために「なめる」のでしょうか。その意味を理解して、猫の気持ちを探ってみましょう!

猫が自分や飼い主をなめるのはなぜ?理由8つと過剰グルーミングの対処法

猫のなめる行動の意味とは?

猫といえば、「なめる」仕草をよくする動物です。自分自身に限らず、他の猫をなめることもあれば飼い主をなめることもあるでしょう。

なめる対象によって、体の掃除や愛情表現、意思表示などさまざまな意味を持っています。

猫が自分を舐める時

猫が自分をなめる場合、「毛づくろい」としての意味が大きいです。自分の体を清潔に保つためであったり、体温を保つため、緊張をほぐすため、ニオイを消すためなど、体の状態を整えるために、自分をなめます。

猫に独特なニオイのないことや、お風呂に入る必要性が低いのは、こうした毛づくろいの効果が関係しています。では、自分をなめることによって得られる効果について、以下で詳しく見てみましょう。
  1. 清潔を保つ
  2. 体温を保つ
  3. リラックスする
  4. ニオイを消す

猫のなめる行動の意味1:清潔を保つ

猫が自分をなめる場合の意味として、1つ目は「清潔を保つため」です。

猫の舌は人間の肌には痛いほどザラつきがあり、汚れを取り除くにはピッタリの素材です。自分をなめることで体に付いたホコリや汚れ、あるいはノミなどの害虫を駆除することができます。

猫は体が非常に柔らかく、自分1匹でも自由に体全体を掃除することが可能です。そのため、人間の手を加えなくても清潔な状態を保っていられます。

猫のなめる行動の意味2:体温を保つ

猫が自分をなめる場合の意味として、2つ目は「体温を保つため」です。自分をなめることで、暑さ対策を行っています。

猫は汗をかくことがなく、犬のように口から熱を放出することもありません。その代わりに、自分をなめることで体を冷やす作用を促しています。

つまり、体を濡らすことで気化熱を利用した暑さ対策です。人間が汗をかくのと同じ効果を、猫は自らの行動から得ています。

猫のなめる行動の意味3:リラックスする

猫が自分をなめる場合の意味として、3つ目は「リラックスするため」です。猫が自分の体をなめることには、マッサージ効果があります。

また、母猫になめてもらっていたことを追体験することでリラックスを促しているとも言えるでしょう。

そのため、猫が自分をなめる時には、不安や緊張など何らかのストレスを抱えている場合があります。環境が変わった際などは特に猫の様子に気を配り、ストレスを素早く察知してあげましょう。

猫のなめる行動の意味4:ニオイを消す

猫が自分をなめる場合の意味として、4つ目は「自分のニオイを消すため」です。狩りをしていた頃の古い習性が表れています。

猫はその昔、狩りをして生きている動物でした。狩りをする際、獲物に気付かれず接近するために自分のニオイを消す必要があったのです。

今では狩りをする必要もなく、単にその名残として、自分のニオイを消そうと体をなめることがあります。

猫が人を舐めるとき

猫が人をなめる場合に表す意味は、「人間に対する意思表示」です。猫は警戒心が強い動物で、体の大きな人間からは逃げていくことも少なくありません。

もし猫になめられることがあるのであれば、よっぽどの信頼を得ていると解釈してよいでしょう。もしくは、懸命に何かしらの行動を求めていることが考えられます。

いずれにしても、猫に好意的な印象を持たれている証拠ですので、喜ばしいことです。
  1. 愛情表現
  2. 何かを要求している

猫のなめる行動の理由5:手や顔を舐めてくるのは愛情表現

猫が人をなめる場合の意味として、1つは「愛情表現」です。猫を撫でていたら手をなめられた、あるいは顔を寄せてきて口元をなめられた、という場合があります。

自分以外をなめるという行為は、猫にとって「感謝」や「好き」の気持ちを込めて行われる行為です。あるいは、嬉しい気持ちや安心感のお返しのつもりでなめている場合もあります。

いずれにしても猫からの好意的な行動ですので、喜んで受け止めてあげてください。
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初回公開日:2019年08月06日

記載されている内容は2019年08月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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