犬のしっぽで分かる感情12選|しっぽで感情を見る時のポイント
更新日:2024年08月27日
犬はしっぽで感情を表す
犬にとって、しっぽはいろいろな役割をする大切な物です。
走っている時にバランスを取ったり、曲がる時の舵取りをしたり。寒いときには丸まって、しっぽで顔を隠して寒さを凌いだり。
その中でも一番大切な役割は相手に自分の感情を伝える、コミュニケーション手段として使用しています。
家族の一員でもあるおうちのワンちゃんが、「何を考えているのか話してくれればいいのに」と思った方は多いのではないでしょうか?
言葉が話せなくても、しっかりと観察すればおうちのワンちゃんが何を思っているのかわかってきます。
そんな、犬にとって大切なしっぽで感情を見る時のポイントをご紹介していきます。
走っている時にバランスを取ったり、曲がる時の舵取りをしたり。寒いときには丸まって、しっぽで顔を隠して寒さを凌いだり。
その中でも一番大切な役割は相手に自分の感情を伝える、コミュニケーション手段として使用しています。
家族の一員でもあるおうちのワンちゃんが、「何を考えているのか話してくれればいいのに」と思った方は多いのではないでしょうか?
言葉が話せなくても、しっかりと観察すればおうちのワンちゃんが何を思っているのかわかってきます。
そんな、犬にとって大切なしっぽで感情を見る時のポイントをご紹介していきます。
犬の尻尾の形状は種類によって全く違う
犬のしっぽと言っても、様々な形があります。
その種類はなんと16種類もあるんです。種類や特徴などを簡単に表にまとめました。見てわかるように細かく種類が分けられており、犬種ごとに形が決められています。
犬種によっては、狩猟などの仕事の実用的な理由や伝統などで産まれてすぐに断尾(しっぽを切り落とす)をする犬種がいます。
有名な犬種では、プードル、コーギー、シュナウザー、ドーベルマンなどがあげられます。
ただ最近は断尾を反対する声もある為、断尾をしないブリーダーや断尾を禁止する国なども出てきています。
このように、犬の尻尾の形状は種類によって全く違うのです。
その種類はなんと16種類もあるんです。種類や特徴などを簡単に表にまとめました。見てわかるように細かく種類が分けられており、犬種ごとに形が決められています。
犬種によっては、狩猟などの仕事の実用的な理由や伝統などで産まれてすぐに断尾(しっぽを切り落とす)をする犬種がいます。
有名な犬種では、プードル、コーギー、シュナウザー、ドーベルマンなどがあげられます。
ただ最近は断尾を反対する声もある為、断尾をしないブリーダーや断尾を禁止する国なども出てきています。
このように、犬の尻尾の形状は種類によって全く違うのです。
種類・名称 | 形の特徴 | 犬種 |
---|---|---|
スクリューテイル | らせん状に巻いたしっぽ | パグ、ブルドッグ、ボストンテリアなど |
ボブテイル | とても短く、ほとんど生えていないしっぽ、またはごく短く断尾されたしっぽ | ウェルシュコーギーペンブロークなど |
セーバー・テイル(垂れ尾) | 自然な状態で下に垂れ下がっているしっぽ | シベリアンハスキー、ジャーマンシェパードなど |
オッターテイル | 根元が丸くて太い、カワウソのようなしっぽ | ラブラドールレトリバーなど |
ブルームテイル | 長い羽状の飾り毛が垂れ下がっている形のしっぽ | チャイニーズクレステッドドッグなど |
カールドテイル(巻き尾) | 背中に向かってクルンと巻いているしっぽ | 柴犬、秋田犬など |
フラッグポール・テイル(立ち尾) | お尻から垂直にピンと立ち上がったしっぽ | ビーグルなど |
フラッグ・テイル(飾り尾) | しっぽ全体がふさふさしており、長い毛が垂れ下がっているしっぽ | ゴールデンレトリバー、ミニチュアダックスフンド(ロングコート)など |
シックルテイル(鎌尾) | 鎌のように穏やかな曲線を描いているしっぽ | チワワ、ミニチュアピンシャーなど |
スクワーラルテイル(リス尾) | 鍵尾に良く似ているが、先端が背中に接触しているしっぽ | パピヨンなど |
リングテイル(輪尾) | 円を描くように丸くカーブしているしっぽ | アフガンハウンドなど |
ウィップテイル(鞭尾) | 背中と水平に真っ直ぐ伸びているしっぽ | ダルメシアン、イングリッシュセターなど |
フックテイル(かぎ尾) | 先端が上向きに曲がっている垂れたしっぽ | ブリアードなど |
ラットテイル | 根元に太く柔らかい巻き毛が生えており、先端ほど毛がない細いしっぽ | アイリッシュウォータースパニエルなど |
キンクテイル | 根元からよじれたように曲がっている短いしっぽ | フレンチブルドッグなど |
クランクテイル | 短い下向きのしっぽで、先端はやや上向きで曲がっている | スタッフォードシャーブルテリアなど |
犬のしっぽで分かる感情12選
それでは犬にとって感情を表すしっぽについて、12の感情に分けて詳しく解説していきます。
しっぽを振っている=喜んでいると思っている方が多いと思いますが、すべてが喜んでいる訳ではありません。
しっぽの振り方や振る速さなどで違う感情を表している時があります。
また形などが異なっていても、表す感情はどのワンちゃんも一緒です。しっぽの形状の特徴を考えながらよく観察をして、ワンちゃんが何を伝えたいのか読み取ってあげましょう。
しっぽを振っている=喜んでいると思っている方が多いと思いますが、すべてが喜んでいる訳ではありません。
しっぽの振り方や振る速さなどで違う感情を表している時があります。
また形などが異なっていても、表す感情はどのワンちゃんも一緒です。しっぽの形状の特徴を考えながらよく観察をして、ワンちゃんが何を伝えたいのか読み取ってあげましょう。
犬のしっぽで分かる感情
- ストレスが溜まっている
- 興奮している
- 相手への愛情を表している
- 攻撃的な気持ちになっている
- 恐怖を感じている
- お腹がすいている
- 従順を示している
- 嬉しい気持ちになっている
- 自信や優越感を感じている
- 気を引こうとしている
- リラックスしている
- 警戒している
犬のしっぽでわかる感情1:ストレスが溜まっている
犬が警戒や不安、恐怖などストレスを感じている時は、そのしっぽは下がっています。
ストレスが溜まっていると、そのストレスを軽減しようと自分のしっぽを追いかけてぐるぐる回ったり、しっぽを噛んだりします。
最初は毛が抜ける程度ですが、ひどくなると骨が見えるまで噛み続けます。しっぽを噛んでいるのを見つけた場合は、早めにストレスの原因を探って対処したり、獣医さんに相談しましょう。
ストレスが溜まっていると、そのストレスを軽減しようと自分のしっぽを追いかけてぐるぐる回ったり、しっぽを噛んだりします。
最初は毛が抜ける程度ですが、ひどくなると骨が見えるまで噛み続けます。しっぽを噛んでいるのを見つけた場合は、早めにストレスの原因を探って対処したり、獣医さんに相談しましょう。
犬のしっぽで分かる感情2:興奮している
犬が興奮している時は、しっぽを上げて振っています。
ただ、しっぽを振っているからと言って喜んで興奮しているとは限りません。興奮でも、威嚇や攻撃的な感情になって興奮している場合もしっぽを上げて振っています。
しっぽの振り方だけ見ても喜んでいるのか、攻撃的になっているのかわからないので、しっぽ以外の耳や毛の逆立ち、表情を観察して判断しましょう。
しっぽを振っているからと言ってむやみに近づくと、噛まれてしまう恐れもありますので気を付けてください。
ただ、しっぽを振っているからと言って喜んで興奮しているとは限りません。興奮でも、威嚇や攻撃的な感情になって興奮している場合もしっぽを上げて振っています。
しっぽの振り方だけ見ても喜んでいるのか、攻撃的になっているのかわからないので、しっぽ以外の耳や毛の逆立ち、表情を観察して判断しましょう。
しっぽを振っているからと言ってむやみに近づくと、噛まれてしまう恐れもありますので気を付けてください。
犬のしっぽで分かる感情3:相手への愛情を表している
相手への愛情を表している時は、腰を落とししっぽを上げて大きく振っています。
大好きな飼い主さんや仲の良いワンちゃんに会った時にやるしっぽの動きです。
また、耳は少し後ろに垂れ気味で、目を細め口を開けています。犬自身もリラックスしており、相手のワンちゃんや人に対して優しく舐めたりします。
大好きな飼い主さんや仲の良いワンちゃんに会った時にやるしっぽの動きです。
また、耳は少し後ろに垂れ気味で、目を細め口を開けています。犬自身もリラックスしており、相手のワンちゃんや人に対して優しく舐めたりします。
犬のしっぽで分かる感情4:攻撃的な気持ちになっている
攻撃的な気持ちになっている時は、やはり興奮しているのでしっぽを上げて振っています。
また、耳をピンと立たせて口を閉じ、背中の毛が逆立っている場合は攻撃的な気持ちになっています。その時のしっぽはピンと立ち小刻みに振っています。
相手の犬や人に対して集中し緊張している場合は、警戒や攻撃をしようとしているので、様子を見て落ち着かせたり離れたりして攻撃をしないように注意をしてください。
また、耳をピンと立たせて口を閉じ、背中の毛が逆立っている場合は攻撃的な気持ちになっています。その時のしっぽはピンと立ち小刻みに振っています。
相手の犬や人に対して集中し緊張している場合は、警戒や攻撃をしようとしているので、様子を見て落ち着かせたり離れたりして攻撃をしないように注意をしてください。
犬のしっぽで分かる感情5:恐怖を感じている
恐怖を感じている時は、足の間にしっぽを挟み込むぐらいしっぽを下げます。
耳は後ろ向きに下げ、恐怖を感じている対象の物から目を逸らします。隙を見て離れるように立ち去ります。
恐怖を感じている時に無理に触ろうとすると、自分の身を守ろうとして噛みついてくる時もあります。
怖がっているワンちゃんを見つけたら、無理に近づこうとせず時間をかけて慣れさせていってあげて下さい。
耳は後ろ向きに下げ、恐怖を感じている対象の物から目を逸らします。隙を見て離れるように立ち去ります。
恐怖を感じている時に無理に触ろうとすると、自分の身を守ろうとして噛みついてくる時もあります。
怖がっているワンちゃんを見つけたら、無理に近づこうとせず時間をかけて慣れさせていってあげて下さい。
初回公開日:2019年08月19日
記載されている内容は2019年08月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。