犬が自分のからだをなめる理由5つとは？犬の気持ちと対策法

犬はやはり1日のうちに散歩をすることでストレス解消したり、また社会とのふれあいによって心境的なバランスを図ることが日常的な習慣ともなるため、散歩に行くこと・外へレジャーに連れて行くことなどはとても重要な項目となります。

できるだけ広いスペースをもって散歩したりレジャーを楽しむよう心がけておき、その場合にはなるべく時間に余裕を持つ上で、犬の自由に遊ばせてやることに留意しましょう。人間とのふれあいも犬には大切なため、セッションをよく持つことが大切です。

犬がからだをなめる行為をどうしてもやめない場合には、まずその犬と適当な時間をもって遊んでやることが大切です。そうすることで、たいていの犬はストレスが解消されることになり、また主人との絆を深めることができるため、問題も解決することが多いです。

これは犬種によらずほとんどすべての犬にとってのストレス解消法となるため、犬を飼う場合には「どんな犬とでも十分遊べる環境設定」をしっかり作っておき、その上で家庭に犬を迎え入れることが重要になります。

これは基本的にグルーミングに近い行動になりますが、犬は毛づくろいをする上で、自分の体表をとても気にする生き物です。このグルーミング・ブラッシングに配慮する場合、主に毛玉や皮脂分泌の活性をきちんと考慮しておき、なめらかな毛並みにしておきましょう。

たいていの犬は（これも犬種によらず）きれい好きな種類が多く見られ、そのきれい好きが講じて人の体のあらゆる部分をなめたり、また舐める習性をやめられずにいる場合があったりします。その点にもしっかり配慮してあげましょう。

習慣的にからだをなめる行為をやめず、またそのからだをなめる動作が激しい場合、その舐めている付近の体（皮膚）のどこかに負傷があることもよくあります。犬種によっては毛量が多く、そうした皮膚の変化や打撲・ケガなどがわかりづらいことがあるため要注意です。

もし皮膚疾患に罹っていたり、打撲の跡が見られた場合には、それが原因になって他の病気に羅漢することも普通にあるので、早期発見を心がける上で、変化があればなるべく早めに動物病院に連れていくことが大切です。

犬は自分のからだをなめる行為だけでなく、主に飼い主のからだをなめる行為をはじめ、その付近の物をなめたり、床をなめる行為をして見せることがあります。この場合も特有の訴えをしていることが多いため、そうしたサインを見逃さないよう注意しましょう。

犬が飼い主のからだをなめる行為を続ける場合には、単にその飼い主のことをとても好きだという気持ちを表していることがあります。これはなめ方によってわかりますが、その動作が激しいものではなく比較的優しいもので、特に顔辺りをなめてくることが多いです。

中でも、口やその周りをなめてくる場合、手を集中的に舐める場合、また足先をなめる場合などには「飼い主への愛情」を振り撒いていることが多く、その場合はきちんと応えてやるようにしましょう。

そもそも犬にとって舌・口というのは、エサを取るために非常に重要な部位になります。その重要部位をあえて人間に突き出し、その部位をもって舐めてくるというのは、その相手を信用・信頼できているからこその行為として認められます。

この場合も人間の手・足先・膝・腕などをはじめ、特に顔周り・口周りなどを執拗に舐めてくる場合は、その主人を完全に信頼している証拠となるでしょう。この場合でもきちんと要求に応えてやり、抱擁してあげることが大切です。

次に「ごはんがほしい」という場合の舐め方ですが、この場合も執拗になめてきたり、その飼い主の周囲にある物を舐めて見せることがよくあります。特にエサを入れるケース・容器を舐める仕種が多く、その場合には素早く対応してあげることも大切です。

犬にとってエサ・水というのは死活問題になる類に含まれるため、こういう場合にすぐ対応しなければ不安感が異常に高まってしまうこともあります。それが理由で飼い主への信頼が薄れることもあるので、できるだけ対応を早くしましょう。

犬がからだをなめる行為をする場合、また人間の手を舐めてくる場合には、この「一緒に遊びたい・かまってほしい」という気持ちをストレートに訴えている時の行動として見られます。この場合も手・足先を舐めることが多く見られ、迅速に対応することが大切です。

犬にとって「遊ぶ」という行為は主人との絆を深めるだけでなく、自分の心身的なバランスを調整するための非常に重要な項目に含まれます。そのため、いつでも遊べる環境・スペースを確保しておき、迅速に対応できるよう心がけましょう。