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子犬の授乳の方法とは?母乳を飲まない時の対処法とグッズ

更新日:2024年03月10日

母乳を飲んで眠ることを繰り返す、これが生後3週間目までの子犬の生活です。授乳はお腹を満たすだけでなく、子犬の栄養面や水分補給、心理面にも関係しています。ここでは、子犬が元気に成長していくために必要な授乳の方法からグッズまで役立つ情報をご紹介します。

子犬の授乳の方法とは?母乳を飲まない時の対処法とグッズ

子犬に授乳が必要な理由

授乳は子犬の育て方の基本として覚えておきたいことのひとつです。子犬にとって母乳は生きていくために欠かせないとても大切なものとなります。

元気な犬に育つよう、授乳についてしっかりと知っておきましょう。

子犬に授乳が必要な理由1:母犬の初乳の栄養

生まれたての子犬に母犬が与える初乳には、エネルギーのもとになる栄養やさまざまな病気の原因となる微生物に抵抗するための免疫が含まれています。

成長に欠かせない栄養は初乳から取ることができます。生まれてから48時間以内に初乳を飲めば病気にかかるリスクを低くすることが可能です。

しかし、母子免疫は長くは持たないため一定の期間が過ぎたら感染症の予防にワクチンの接種が必要となります。

最初の1年は病院へお世話になる機会が意外と多く、去勢手術も発情期に入る前の生後半年くらいに受けるのがよいとされています。

子犬に授乳が必要な理由2:水分補給

子犬は授乳によって水分も補給しています。体のなかを循環する血液の量を増やすためにも水分の補給は大切です。

子犬が母乳をどれだけ飲むかはその犬によって差があります。

子犬の数が多ければ母犬にはそれだけ負担がかかります。授乳させている母犬が健康を害してしまうと、子犬は授乳できなくなるため注意しなければなりません。

授乳期はどうしても体力が消耗しがちなので、母犬の栄養管理や水分補給にもきちんと気を配るようにしましょう。

子犬に授乳が必要な理由3:母犬への愛情

子犬を育てている母犬は、仕草や行動から子犬に対する愛情が溢れています。

はじめての授乳では、体制を整えて子犬が上手に初乳を飲めるようにします。母犬と密着できる授乳の時間は子犬にとってはとても安心できるときなのでしょう。

愛情をたっぷり受けた子犬は母犬が大好きになり、だんだんと顔を舐めるなどの甘える仕草を見せるようになります。

犬の授乳期の方法

子犬の授乳期間はどのくらいなのでしょう。また、一日にどのくらいのペースで飲ませればよいのでしょうか。

授乳期間や子犬の成長に合わせた授乳の回数、離乳食へ切り替える時期までを細かく見ていきましょう。

犬の授乳期の方法

  • 授乳期間
  • 1日の授乳回数
  • 1回の授乳時間

犬の授乳期の方法1:授乳期間

子犬の授乳期間はだいたい1ヶ月~2か月間です。

生まれて3週間ほど立つと絹には乳歯が生えはじめ、母乳を飲むときに歯があたるので、痛みをおぼえた母犬は授乳を嫌がります。

その約1週間~5週間後には乳歯がすべて揃い、しっかり食べられるようになるため、離乳食へ切り替わる時期は4週目~8週目となります。

離乳食開始の目安

乳歯が生えはじめる生後3ヶ月くらいが離乳食開始の目安となりますが、急に替えてしまうとうまくいきません。

はじめは離乳食と母乳やミルクの割合を半々にして慣らしていきましょう。離乳食には消化しやすい柔らかなものを準備します。

犬の授乳期の方法2:1日の授乳回数

子犬は1日にどのくらいの母乳が必要なのか、授乳の回数をみていきましょう。人間よりもずっと早く成長する犬は、1週間後とそれ以降で授乳の回数が変わってきます。

すべての子犬が順調に母犬からの母乳で育つことができるとは限りません。

授乳のペースを知っておけば、途中でミルクを利用しなければならなくなったときにも活かせるでしょう。
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