犬の鳴き声がうるさいときの対処法・夜泣きするときのしつけ

犬がうるさい場合対処方法はいくつかあり、とりあえず騒音をシャットアウトする物理的な方法と、問題となる犬にしつけなどで働きかける原因を解決する方法の主に二つになるでしょう。

まず物理的な方法で言うと防音効果のあるハウスを作ってもらうことやケージやハウスにタオルなどをかけて防音効果を図ることになります。防音効果のあるハウスに関しては、オリジナルで壁と壁の間に防音素材などを入れてDIYで作ってみるのも良いですし、業者さんにお願いしても良いでしょう。

ただし、後者の場合やはり素材や特殊な処置によりコストもかかる可能性は高いです。そしてもう一つの根本解決についてです。ご家庭でできるしつけを行なってみるのも良いですし、それでもお手上げになってしまうのであれば、訓練士さんやトレーナーさんなど専門家にお願いするのも一つの選択肢です。

それではお家でできるしつけについてまずはおはなしします。

我が子が可愛くて、厳しくするのは難しいと思っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。しかし、ご家族とワンちゃんだけでなく、周りの人々もいる社会の中で生活していく以上、迷惑をかけないよう、社会のマナーにのっとって、きちんとしつけをしていくことは大切です。

周りの人々とトラブルになりがちな、噛み癖、吠え癖などは、制止をしたらきちんと飼い主さんの言うことを聞けるよう、しつけをしていきましょう。

このようにかくと身構えてしまいがちですが、普段の愛犬とのコミュニケーションの中でほんの少し心がけるだけで、最初はできることが少なくても徐々に習慣になって飼い主さんの言うことを少しずつ聞いてくれるようになってきます。こうすることで、飼い主さんとワンちゃんの主従関係もワンちゃんの中で明確になってきて、家庭内でのトラブルも減ってくるでしょう。

最近主流になりつつある方法です。良いことをしたらほめる、という単純なものですが、タイミングが難しく、きちんとそのタイミングに誉めてあげないと、犬も良くわからないままグダグダになってしまう可能性もあります。

しかし、極度に怖がりな犬や、怒られると逆に興奮してしまう犬、すでに飼い主と信頼関係が築けている犬などにとっては良いところをのばして、効率よくしつけられる方法と言えるでしょう。

悪いことをした時に、犬にとって嫌な刺激や嫌な音などをたてることで、怒ってマイナスなイメージを植え付け、その行動をさせないようにするという目的のしつけ方法です。この方法にもデメリットはあり、逆に良いことをした際はすごく誉めてあげたり、楽しいことが無いと、ただ人間が怖い、その状況が怖いだけで終わってしまいます。

この方法は、人間よりも立場が上になってしまっていて、なかなかいうことを聞かない犬などには効果的な方法と言えるでしょう。

こちらは単独で行なっても効果的でなく、誉めるしつけや叱るしつけと組み合わせて行う必要があります。どんな方法かというと、吠えることに関してであればまず吠える原因に働きかけます。来客であればチャイムの音であったり、移動時の興奮ということであれば車内やキャリーケースなどといったように、です。

原因になれるべく、疑似空間を作り何度もその空間で例えば誉めたり、ご褒美などで楽しいという条件をつけて繰り返し過ごすことで、異常な興奮を起こすなどの問題を緩和できる可能性があります。叱るケースであれば、なんどかチャイムを押して、その際に吠えたら嫌な刺激を与え、そのチャイムに吠えるということに対する行動を抑えられるでしょう。

犬の鳴き声は犬を飼っている人はもちろん、飼っていない人であればより一層うるさいと感じるでしょう。生活音が減る夜間であると、鳴き声がどうしても目立ってしまい、ご近所の型ともトラブルになりがちです。日中ももちろんですが、夜は特に鳴かずに済むよう気を付けた方が良いでしょう。そのための対処法をいくつかご紹介させていただきます。

基本的にうるさい夜鳴きをするのは何らかの原因があります。要求があって鳴いている場合、その要求に対応してしまうと夜鳴きがエスカレートしてしまう可能性が高いです。要求が始まる前に飼い主さんが先手を打って対策を取りましょう。

お腹が空いて夜鳴きがうるさい場合の対処法としては、夜食を与える、晩ご飯の時間を遅くする、などが対処法として考えられます。夜食という書き方をしていますが、ご飯の回数が一回増えることになるので方法を間違えると肥満にもなってしまう可能性があります。そうならないように、回数を増やす場合は一回量を減らして、一日に与える総合量は変わらないようにしましょう。

お腹が空いてしまう犬にもう一つ秘策になり得る方法が、夜起きてしまう間にフード入り知育玩具を与えるという方法です。知育玩具とは、ただのおもちゃではなく、頭を使って遊ぶ、特殊なおもちゃです。

動物の場合、ただ遊んでも喜ぶ可能性が低いため、ご褒美として餌を得られるような仕組みになっています。餌欲しさに集中して遊んでくれて、かつお腹も満たされるので、空腹でうるさい犬には良い方法なのではないでしょうか。

鳴いている原因は空腹だけではありません。エネルギーを持て余して構って欲しくて夜鳴きしてうるさい場合もあります。その際の対処方法には、散歩の時間を増やす、夜寝る前に散歩して疲れさせる、夜家の中で遊んで疲れさせるなどがあります。

認知症の高齢犬の昼夜逆転も実はこの方法が有効だったりします。夜鳴きのうるさい時間帯をだいたい把握しておき、その少し前に体力を発散させてあげるといいでしょう。高齢犬で体力はないものの、覚醒してしまう場合であれば、抱っこや外の音やにおいを感じさせてあげて、近く的な刺激を与えてあげるだけでも効果的です。

また、逆に眠りたくても外の物音に対して警戒して吠えている場合もあります。夜はより聞きなれない物音に対してより反応してしまいます。そういった場合は、窓やカーテンを閉めて極力外と遮断する、テレビやラジオをつけて外の音が聞こえないようにする等の生活空間の工夫もしてあげましょう。