Search

検索したいワードを入力してください

犬の鳴き声がうるさいときの対処法・夜泣きするときのしつけ

更新日:2024年04月09日

犬を飼っている人も飼っていない人も避けて通れないうるさい鳴き声。うるさい鳴き声に上手に付き合うにはどうしたらいいのか、自分で解決しきれなくなった場合、誰に相談したら良いのかなどを調べてみました。人と犬のよりよい生活に参考にしていただけたら幸いです。

犬の鳴き声がうるさいときの対処法・夜泣きするときのしつけ

犬が吠えることがうるさいときの対処法

うるさい犬には吠える理由があります。一般的なのが要求吠えと呼ばれる何かを要求して吠えてうるさいことです。

具体的な要求や原因があって吠えている場合は、それらへの対策を取りましょう。具体的な要求とは例えば前述の空腹や、後述する発情や痛みなど自分の欲などと関係なく体が反応してしまうものを指します。

しつけ

要求吠えに対してしつける方法として、要求には一切応えないことが大切です。吠えた時に何かをしてあげることで犬は「吠えるとこの人は構ってくれる」といったような解釈をします。要求に応えず無視しましょう。

無視する場合、声をかけず、視線も送らないようにしましょう。飼い主さんがちらりと犬を見るだけでも、犬は「飼い主さんが反応してくれた」と解釈して、引き続き飼い主さんに振り向いてもらえるように頑張って吠え続けます。無視を続けていれば最終的には犬は要求吠えをしなくなることが多いです。

他にも吠えた際に犬の嫌う音を発するしつけ方法や、吠えた際に「いけない」というコマンドを送り、応えてくれたらご褒美をあげ誉めるという方法もあります。

発情期

人間と生活するようになったと言っても、犬はやはり野生の本能が残っており、生きる目的は子孫を残すことになります。そのため、生殖に関しては、人間と異なり、頭で制御できるわけでなく、体が本能的に動いてしまいます。

メス犬はオス犬を求めてうるさいと感じるほど鳴くことはありませんが、オス犬は発情したメス犬を見付けると自分の目的が遂げられるまで、うるさいと感じられるほどに鳴いてしまうこともあります。さらに、その見つけ方のレベルも、散歩ですれ違う程度の近さだけでなく、なんと半径1キロレベルの遠さでもメス犬のフェロモンを感知できます。

メス犬を飼っているお家は自分の家は静かでも、周りのオス犬を興奮させている可能性があります。また、オス犬で、普段と性格が変わったように吠える場合は近隣のメス犬の発情が関係している可能性があり、去勢手術も検討した方が良いでしょう。

認知症

特に夜に犬が鳴いてうるさい場合、認知症も考えられます。昼夜逆転と言われ、昼に寝て夜に起きてしまうという行動パターンの変化や、不安感から鳴いてうるさいケースもあります。

その場合の対処法とは、吠えるのが始まる前にお散歩や、体力のない子の場合は抱っこをして歩きに行ったり、お部屋の網戸を開けて外の音や空気を取り入れて刺激を与えてあげるだけでも、その刺激を受けた後、疲れて寝てくれることもあります。

また、不安から鳴いている場合も、そばに飼い主さんがいてあげたり、寝る場所を飼い主さんのお布団の隣にするなどの対処で改善されることもあります。

それらを試して、改善されない場合は、鎮静剤など処方してもらえるケースもありますし、痛みなど健康面からの鳴き声の可能性もあるので動物病院でも相談してみると良いでしょう。

新幹線で犬がうるさいときの対処法

移動の際に犬がうるさいのには原因があります。多くは乗り慣れない新幹線などいつもと違う環境に不安を感じたり、興奮してうるさいケースが多いです。

移動中はケージやキャリーバッグなどに入ってもらうことになるでしょう。ケージやキャリーバッグで大人しく過ごせるように普段から練習しておくようにしましょう。ケージ内にいれば良いことがある、安心できるようにすると良いでしょう。ケージ内でごはんやおやつを食べる機会を作り、快適に過ごせる空間であることを認識してもらいます。

それでも鳴いてしまう場合は、ガムのように食べるのに時間がかかるおやつや、フードが入っている知育玩具を与えて、食べ物に集中させましょう。不安を解消させるためにケージやキャリー内に飼い主さんのにおいのつくものを入れてあげても良いでしょう。

犬がうるさい時の相談する場所

犬がうるさい場合、ご自身で何とかできればよいですが、自分だけの力で何とかならない場合もあり得ます。うるさい犬の鳴き声のせいで犯罪にまで発展してしまう場合もあるでしょう。そうなる前にきちんとしかるべき専門家に相談できることが理想です。

とはいえ、どんなときにどの専門家へ相談したら良いのかというのがはっきりしていないのも事実です。抱え込まずにきちんと相談できることが大切です。目安にできるよう、それぞれの専門家に相談した場合どのような対応になるかをご紹介します。もし悩んでいる飼い主さんの参考にしていただけたら幸いです。

トレーナー・訓練士

ご自身の家の犬がうるさい場合は、まずはしつけにトライしてみて、それでもうるさい場合は専門家であるトレーナーさんや訓練士さんなどに相談してみると良いでしょう。専門家の場合、なぜ犬がそんなに吠えてうるさいのか、状況や原因を分析し、ご家庭のしつけではできなかった部分を補ってもらえます。

最悪、それでもうるさい場合は手放したり里親さんを探したりする必要もあります。また、ご自身の犬がうるさい場合は上記ですが、近隣のお家の犬がうるさい場合、直接飼い主さんにクレームを言うとトラブルになる可能性が高いです。うるさいと感じた場合、まずは以下のような機関に相談しましょう。

動物病院

ご自身の犬がうるさい場合、問題行動や体の不調から鳴いてうるさい可能性もあるので動物病院へ相談するのも選択肢の一つとなるでしょう。認知症などの可能性もあり、しつけに関してもトレーナーが提携していたり、しつけに詳しい獣医師がいれば、相談に乗ってもらえる可能性も高いです。

最近では問題行動と呼ばれ、精神的な疾患から異常行動を起こす犬も増えているので、大学病院では専門外来も設けているところもあります。他の器官に比べると、定期的な検診などで訪れやすい場所でもあるでしょう。まずは相談してみると良いです。

いろいろと方法を試して、最悪なケースですが、うるさいことが原因で愛犬を手放すことになった時も、里親さんを探す協力をしてもらえる可能性もあります。信頼できるトレーナーさんを紹介してくれたり、いろいろと有意義な情報をもらえることもあるので、どこへ相談していいかわからない際にもです。
次のページ:犬がうるさい原因でトラブルにならないために

初回公開日:2018年02月21日

記載されている内容は2018年02月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related