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サワガニの寿命は意外と長い?特徴や飼い方・注意点も併せて紹介

更新日:2024年02月26日

夏の小川でサワガニを見つけたことはありませんか。日本を代表する淡水カニである本種は、簡単に飼育することが可能です。今回は、そんなサワガニの特徴や飼育方法などを詳しく紹介していきます。お迎えを考えている方は、ぜひ本記事を役立ててください。

サワガニの寿命は意外と長い?特徴や飼い方・注意点も併せて紹介
「サワガニはどんなところで多く見られるの?」
「飼育をしてみたいけど何を食べさせたらいいか分からない。」
「寿命はどれくらい?成体で冬を越せるの?」
サワガニは、日本固有種で完全淡水生の生物です。夏のキャンプなどで見かけた方もいるのではないでしょうか。

地域によっては食材として親しまれているサワガニですが、実は比較的簡単に飼育することができます。

今回は、そんなサワガニの生態やよく見かける場所、飼育方法などを詳しく解説していきます。この記事を読めば、飼う上で注意すべきポイントなどを知れるため、安心して迎えいれることができるでしょう。

サワガニを飼いたいと考えている方や、サワガニを一度見てみたいといった方はぜひこの記事を参考に、本種への知見を深めてみてください。

サワガニの寿命は意外と長い?

サワガニの寿命は意外と長い?特徴や飼い方・注意点も併せて紹介


サワガニの寿命は意外と長いことはご存じでしょうか。

本種はサイズが小さく、どこか華奢なイメージを持たれがちです。しかし、その寿命は10年以上と言われています。

したがって、飼育の際は1個体をかなり長く楽しむことができるでしょう。

意外と知らないサワガニの特徴

サワガニは、日本全国に広く分布しており、日本人とはかなり身近な関係を築いてきた生物です。しかし、その生態や生息域について意外と知らないことは多いのではないでしょうか。

ここからは、サワガニの基本情報を紹介していきます。サワガニを見つけ、飼育するための基本を学んでいきましょう。

体のサイズ

サワガニのサイズは、甲殻で約20mmから約30mm、脚を含めれば約50mmから約70mmとなっています。

ベンケイガ二は約35mm、モクズガニは70mm以上まで成長するので、淡水性のカニの中ではかなり小型と言えるでしょう。

水中でのエラ呼吸

サワガニを川の中ではなく陸上で見かけた方もいるでしょう。しかし、サワガニはエラ呼吸で、空気中から酸素を取り込む臓器を持ち合わせていません。

サワガニは陸上で体内に水分を溜め、そこから酸素を取り出しています。一度酸素を取り出した水は空気にさらし、酸素を取り込ませることで再び呼吸に使えるようにしています。

カニが泡を吹くのもこのメカニズムに由来しているようです。

生息域

サワガニは、青森県からトカラ列島までの日本全国に分布しています。また、南西諸島にもサワガニの近縁種が多数見られ、日本各地でこの小さな淡水ガニを見ることができるでしょう。

生息環境は、名前の通り、きれいな水がある沢にしか生息していません。このことから、その場所がどのような環境かを調べる際の指標生物として、用いられる場合があります。

オスとメスの違い

サワガニは、雌雄で大きさの違いがありません。オスとメスを調べるには、サワガニを一度ひっくり返してください。

サワガニの腹を見ると、ふんどしと呼ばれる部分があります。ここが三角形だったらオス、丸かったらメスであると覚えておきましょう。

また、ハサミの大きさにも違いが現れます。左右で大きさが明らかに違っていたらオスです。こちらの見分け方の方が簡単でしょう。

平均寿命

サワガニの寿命はかなり長く、10年程度生きた例も報告されています。

しかし、野生下ではイノシシやヒキガエルなど天敵となる生物が多いため、寿命ではなく捕食されてしまうことが多いようです。

飼育下では、水質の問題や脱皮不全などが主な死因として挙げられています。
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初回公開日:2022年07月28日

記載されている内容は2022年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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