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サワガニの寿命は意外と長い?特徴や飼い方・注意点も併せて紹介

更新日:2024年08月13日

夏の小川でサワガニを見つけたことはありませんか。日本を代表する淡水カニである本種は、簡単に飼育することが可能です。今回は、そんなサワガニの特徴や飼育方法などを詳しく紹介していきます。お迎えを考えている方は、ぜひ本記事を役立ててください。

サワガニの寿命は意外と長い?特徴や飼い方・注意点も併せて紹介
サワガニは高温に弱い生物とされています。極端に暑い場合は死滅してしまうことも考えられるので、注意が必要です。具体的な水温としては、28度程度を意識して飼育してください。

夏場の屋内であれば空調による調節で十分です。しかし、屋外で飼育する場合は、直射日光が当たらない場所を選んでケージを設置しましょう。

いろいろなエサを適量あげる

雑食性であるサワガニは、昆虫やミミズ、藻類などを幅広く摂食しているようです。そのため、飼育下でもいろいろなエサをあげていくことが推奨されます。

寿命を延ばすためにもいろいろあげるのがよいですが、特に重要視するべきなのは昆虫類です。甲殻の生成に必要なタンパク質は、昆虫に多く含まれています。アカムシなどに加え、ご飯粒やキャベツの切れ端などを適度に与えていくとよいでしょう。

ただし、与え過ぎには注意しましょう。

サワガニを飼うときの注意点



サワガニの飼育は難しくありません。しかし、いくつか注意しなければならないポイントも存在します。他の生物に対して攻撃的な一面を持つので、うかつな飼育をすると不測の事態が起きかねません。

ここでは飼育頭数や脱走の危険などを解説していくので、飼育の際は確認してください。

一度にたくさん飼わないようにする

サワガニは、雑食性の生物であり接触の幅が広いことで知られています。裏を返せば共食いの危険もあるということです。そのため、1ケージ内の飼育頭数には注意しましょう。

おすすめなのは、1ケージに2匹程度です。それ以上飼育する場合は、常にエサを切らさないようにして共食いを防いでください。エサが増えると水質悪化のペースも早くなるので、高頻度の水替えが必要になります。

混泳しないようにする

動いている生物を襲う傾向が強いサワガニは、混泳には不向きです。

遊泳層が被らない場合は事故の確率が減ります。しかし、魚が寝静まる夜などに襲う可能性も否定できません。そのため混泳はさせない方が無難でしょう。

脱皮後の環境や脱走に気をつける

脱皮後のサワガニは柔らかく、他のサワガニからは格好の獲物として認識されます。複数飼育している場合は、共食いの危険が増加するタイミングです。脱皮直後の個体を確認したら、優しく他のケージに移してあげるなどして対処しましょう。

飼育ケージにエアーポンプなどを設置している場合は、脱走に注意してください。サワガニは登攀能力が高いため、多少の足掛かりでもすぐに上ってしまいます。蓋の設置やケージ内の隠れ家を増やすなど、防止策を取りましょう。

サワガニを冬眠させる方法と注意点



サワガニが秋まで生きていた場合、冬眠させるかどうかを判断してください。

冬眠させる場合は、ケージに土や石を多めに入れ、水が凍らない程度に管理しましょう。土を入れる場合には水質にも注意が必要です。

冬眠させるには多少の技術が必要なので、冬眠させないという手段も存在します。その場合はヒーターを使って夏場と同じ水温を保つことで、冬でも動き回るサワガニを楽しめるでしょう。

サワガニの寿命を理解して飼育しよう



ここまで、サワガニの生態や飼育方法などを解説してきました。飼育難易度は高くありませんが、それでもいくつかの注意点や長い寿命など、覚悟が必要な点も多くあります。

飼育する場合は環境を正しく整え、10年近い寿命をしっかりと理解した上で飼うことをおすすめします。丁寧に世話をすれば、長い間を一緒に過ごすパートナーになってくれるでしょう。

今回紹介したポイントを踏まえ、サワガニの飼育を楽しんでください。

初回公開日:2022年07月28日

記載されている内容は2022年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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