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メダカと一緒に飼えるエビの種類とは?メリットや注意点もあわせて紹介

更新日:2024年07月31日

メダカは他の水生生物と一緒に飼育できるのをご存知でしょうか。この記事では、その中でも相性が良いエビ類について紹介します。メダカとの混泳飼育のメリットや注意点に加え、混泳できるエビの種類・その他の混泳生物が分かるため、ぜひ参考にしてみてください。

メダカと一緒に飼えるエビの種類とは?メリットや注意点もあわせて紹介
メダカと相性の良い混泳相手としてエビ類を紹介しましたが、混泳の条件が合っていれば他の生物と一緒に飼育することも可能です。

例えばドジョウは、メダカと生息環境が近く温和な性格のため、混泳相手として適しています。反対に金魚やザリガニなどは、気が強くて性格が合わずストレスになったり、メダカとは捕食関係になってしまうため混泳には不向きです。

生息環境が近く干渉しない生物であればメダカとの混泳は難しくありませんが、その中でもメダカの混泳相手としておすすめの生物が貝類です。貝類はメダカに与える影響も少なく、お掃除生体としての能力が高い種類なので水質維持にも活躍してくれます。

こちらでは、メダカとの混泳に向いている貝類の中でも、代表的な2種類を紹介していきます。

タニシ

タニシは淡水域に生息する巻貝の一種です。メダカだけではなく、エビ類やドジョウといった他の淡水生物との相性も良く、混泳生物としてよく飼育されています。その相性の良さに加えて水質浄化の能力が高く、お掃除生体として人気の高い生物です。

エビ類と同じく、水槽内の食べ残しやコケなどを餌にして処理してくれます。さらに植物プランクトンも食べるため、過剰なグリーンウォーターやアオコ対策にも効果を発揮するのが特徴です。

また『ろ過摂餌』という独自の捕食方法により、捕食しながら水中のろ過も行えます。ろ過フィルターがないビオトープでメダカを飼う場合は、混泳相手にタニシがおすすめです。

低水温に強く飼育も容易ですが、卵胎生による繁殖力が高いため、個体の増えすぎには注意しましょう。

石巻貝

石巻貝は淡水生の小型巻貝の一種であり、低価格で入手もしやすいことから、アクアリウム初心者のお掃除生体として混泳飼育によく採用されている生物です。

食べ残しやコケ取りを主食にして水質浄化を発揮するのはもちろん、生息環境の水質や水温幅が広いため、水温維持が難しい屋外飼育でもメダカと合わせやすいのが人気の1つとなっています。

飼育が容易な一方、石巻貝の卵は淡水では孵化しないため、タニシと違って過剰繁殖の心配がありません。個体管理がしやすいのも魅力です。

ただし水槽の壁面に産卵して白い跡が付いてしまうので、レイアウトや水景にこだわる場合はヘラなどで掃除する必要があります。このため、ヘラ掃除によって傷がつくリスクがあるアクリル水槽での飼育は向いていません。

メダカとエビを一緒に飼育する際は注意しよう

相性も良くメリットも大きいメダカとエビの混泳ですが、単体での飼育と一緒に飼育する時では飼育環境も変わるため、いくつか注意が必要です。

他種との混泳の場合、相手から隠れ場所となる水草の設置が必要です。室内飼育の場合は水草の光合成がしづらいため、水草育成用の照明も準備しましょう。水槽内の水量が多いと水質管理の手間が減らせるので水槽サイズは大きめがおすすめです。

また、エビ類は水質や水温の急激な変化に弱い生物です。メダカの水槽に入れる際は、入念に水合わせ・水温合わせをしましょう。

メダカとエビは生息域が近いこともあり、注意して飼育すれば長期飼育も可能です。見ても育ててみても魅力的なメダカとエビの組み合わせを、ぜひメダカ飼育の新しい楽しみ方として試してみてください。

初回公開日:2022年10月14日

記載されている内容は2022年10月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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