メダカと一緒に飼えるエビの種類とは?メリットや注意点もあわせて紹介
更新日:2024年07月31日
レッドチェリーシュリンプ
レッドチェリーシュリンプは、小型エビの種類であるチェリーシュリンプを品種改良してできた、鮮やかな赤い体色が特徴です。改良品種によっては体色が鮮やかな青や黄色であったりと様々で、水槽内のアクセントとして単体で飼育する方も少なくありません。
ミナミヌマエビと近い種類であり、コケ取り生体としての効果や飼育のしやすさはもちろん、繁殖も容易なのが魅力です。ただしミナミヌマエビと交雑すると体色が消える可能性があるので、近い種類だからと混泳させるのは避けましょう。
さらにレッドチェリーシュリンプは、オスよりもメスの方が鮮やかな体色で体が大きい特徴があります。水槽内の彩りを目的に購入する場合は、繁殖を見越した飼い方を考えた上で、メスの割合を多めにすると良いでしょう。
ミナミヌマエビと近い種類であり、コケ取り生体としての効果や飼育のしやすさはもちろん、繁殖も容易なのが魅力です。ただしミナミヌマエビと交雑すると体色が消える可能性があるので、近い種類だからと混泳させるのは避けましょう。
さらにレッドチェリーシュリンプは、オスよりもメスの方が鮮やかな体色で体が大きい特徴があります。水槽内の彩りを目的に購入する場合は、繁殖を見越した飼い方を考えた上で、メスの割合を多めにすると良いでしょう。
メダカとエビを混泳させる注意点
メダカもエビも比較的飼育が容易な生物のため、混泳も簡単にできると考える人は少なくありません。しかし、異なる種類の生物を1つの水槽で飼育しようとなると、何かしらのトラブルは出てきます。それはメダカとエビも例外ではありません。
こちらでは、実際にメダカとエビを混泳するにあたっての注意点を紹介していきます。
ダルマメダカなど飼育自体に注意が必要な品種のメダカもいますが、ここでは比較的混泳がしやすいヒメダカや楊貴妃などの品種を前提にした、エビとの混泳による注意点の紹介が主です。
あらかじめ混泳での注意点を知っておくことで混泳トラブルの予防になり、実際にトラブルが起きた際にも対処しやすくなります。失敗しない混泳のためにも、しっかり把握しておきましょう。
こちらでは、実際にメダカとエビを混泳するにあたっての注意点を紹介していきます。
ダルマメダカなど飼育自体に注意が必要な品種のメダカもいますが、ここでは比較的混泳がしやすいヒメダカや楊貴妃などの品種を前提にした、エビとの混泳による注意点の紹介が主です。
あらかじめ混泳での注意点を知っておくことで混泳トラブルの予防になり、実際にトラブルが起きた際にも対処しやすくなります。失敗しない混泳のためにも、しっかり把握しておきましょう。
大きさによってお互いを捕食することがある
メダカとエビは雑食性のため、稚魚の時など、お互いの大きさによっては捕食してしまうことがあります。
例えばヤマトヌマエビのような大型のエビと混泳していると、メダカの産卵後の卵や稚魚をエビに食べられてしまいます。ミナミヌマエビのような小型エビと一緒に飼育している場合は、反対にメダカが稚エビを餌として捕食してしまいます。
こうした例からも分かるように、メダカとエビの捕食はどちらかが成体になっていない稚魚の状態で起こりやすくなっています。エビの中でもレッドチェリーシュリンプのような体色が目立つタイプは狙われやすいので、さらに注意が必要です。
お互いに口に入らないほどの体長になれば捕食されないので、混泳はメダカとエビがある程度の大きさに成長してから行いましょう。
例えばヤマトヌマエビのような大型のエビと混泳していると、メダカの産卵後の卵や稚魚をエビに食べられてしまいます。ミナミヌマエビのような小型エビと一緒に飼育している場合は、反対にメダカが稚エビを餌として捕食してしまいます。
こうした例からも分かるように、メダカとエビの捕食はどちらかが成体になっていない稚魚の状態で起こりやすくなっています。エビの中でもレッドチェリーシュリンプのような体色が目立つタイプは狙われやすいので、さらに注意が必要です。
お互いに口に入らないほどの体長になれば捕食されないので、混泳はメダカとエビがある程度の大きさに成長してから行いましょう。
エビを繁殖させる場合は別容器で隔離する
長期での混泳飼育を考えている場合、ミナミヌマエビのような飼育下で自然繁殖ができるエビが重要になってきます。どんなに飼育環境を整えていても、エビには寿命があります。水質保持をするなら、自然繁殖によるエビの代替わりを成功させることが大事です。
しかし、メスの産卵から生まれた稚エビは成体よりも小型であり、成魚であるメダカに捕食される危険性があります。効率よく安全にエビを繁殖させたい場合は、メスが抱卵したらすぐに別容器などに隔離して様子を見ましょう。
また、隔離容器でも水草などで環境を整えてあげれば、捕食の危険性だけではなく、エビが受けるストレスも減って落ち着きます。
エビがある程度の大きさの成体まで成長したら、再度メダカの水槽に戻して混泳させてあげましょう。
しかし、メスの産卵から生まれた稚エビは成体よりも小型であり、成魚であるメダカに捕食される危険性があります。効率よく安全にエビを繁殖させたい場合は、メスが抱卵したらすぐに別容器などに隔離して様子を見ましょう。
また、隔離容器でも水草などで環境を整えてあげれば、捕食の危険性だけではなく、エビが受けるストレスも減って落ち着きます。
エビがある程度の大きさの成体まで成長したら、再度メダカの水槽に戻して混泳させてあげましょう。
メダカと混泳できないエビ
メダカは比較的他の水生生物と混泳がしやすい魚ですが、一緒に飼育することに向いていない生物もいます。
メダカとの混泳に向いていない水生生物の特徴として、「雑食で肉食性がある」「縄張り意識が強く気が荒い性質」「生息環境・水質がメダカと異なること」が挙げられます。
こうした特徴を持つ品種はエビの中にもいます。把握せずに一緒に飼育してしまうと、メダカがエビに捕食されてしまったり、ストレスを感じて弱ってしまう危険性があります。また、メダカとの生息環境の違いにより飼育が困難になるエビも存在します。
こちらでは、メダカとの混泳に不向きなエビの代表的な種類を紹介していきます。見た目や好みで判断して混泳相手に選んでしまわないように、不向きな種類を把握しておきましょう。
メダカとの混泳に向いていない水生生物の特徴として、「雑食で肉食性がある」「縄張り意識が強く気が荒い性質」「生息環境・水質がメダカと異なること」が挙げられます。
こうした特徴を持つ品種はエビの中にもいます。把握せずに一緒に飼育してしまうと、メダカがエビに捕食されてしまったり、ストレスを感じて弱ってしまう危険性があります。また、メダカとの生息環境の違いにより飼育が困難になるエビも存在します。
こちらでは、メダカとの混泳に不向きなエビの代表的な種類を紹介していきます。見た目や好みで判断して混泳相手に選んでしまわないように、不向きな種類を把握しておきましょう。
スジエビ
スジエビは小型エビの一種で、大きく飛び出た眼と前脚がハサミになっているのが特徴的なエビです。生息域によっては大型になる個体もあり、飼育も比較的簡単に行えます。
一方で肉食性が強い雑食なので、草食性の他の生物とはトラブルになりやすく、混泳にはあまり向いていません。前脚のハサミで捕獲できるサイズの小型魚を捕食してしまうので、小型魚であるメダカが食べられたり襲われたりするリスクもあります。
さらに好戦的な性格でオスメス同士でも小競り合いをするため、捕食まではいかなくても混泳飼育自体がメダカにとってストレスを感じる環境になってしまいます。
スジエビで混泳飼育をしたい場合は、小型ナマズの一種であるオトシンクルスや貝類との組み合わせでの飼育がおすすめです。
一方で肉食性が強い雑食なので、草食性の他の生物とはトラブルになりやすく、混泳にはあまり向いていません。前脚のハサミで捕獲できるサイズの小型魚を捕食してしまうので、小型魚であるメダカが食べられたり襲われたりするリスクもあります。
さらに好戦的な性格でオスメス同士でも小競り合いをするため、捕食まではいかなくても混泳飼育自体がメダカにとってストレスを感じる環境になってしまいます。
スジエビで混泳飼育をしたい場合は、小型ナマズの一種であるオトシンクルスや貝類との組み合わせでの飼育がおすすめです。
テナガエビ
スジエビの仲間であるテナガエビは、大きな前脚のハサミと、淡水生の中では比較的大型になる体の大きさが特徴のエビです。淡水域での釣りで採集されやすく、単体での飼育の難易度も高くありません。
こちらもスジエビと同じく肉食性が強い雑食のため、草食性のある水生生物との混泳には不向きです。大きい前脚のハサミで他の生物を捕食してしまうので、メダカを始めとした小型種の混泳は避けましょう。
大きい体格が水槽内のスペースを占拠しやすいこともあり、同じ水槽での飼育はメダカにとってもストレスを感じやすくなります。
元々好戦的な性格で、大型個体になると縄張り争いも激しいことから、混泳飼育自体が難しい種類です。テナガエビの混泳を検討しているのであれば、貝類との混泳が最適です。
こちらもスジエビと同じく肉食性が強い雑食のため、草食性のある水生生物との混泳には不向きです。大きい前脚のハサミで他の生物を捕食してしまうので、メダカを始めとした小型種の混泳は避けましょう。
大きい体格が水槽内のスペースを占拠しやすいこともあり、同じ水槽での飼育はメダカにとってもストレスを感じやすくなります。
元々好戦的な性格で、大型個体になると縄張り争いも激しいことから、混泳飼育自体が難しい種類です。テナガエビの混泳を検討しているのであれば、貝類との混泳が最適です。
レッドビーシュリンプ
小型エビの一種であるレッドビーシュリンプは、メダカと同じく草食性の強い雑食です。水槽内のコケや微生物を餌にする温和な性質のため、一見メダカとの相性が良く混泳を考える人も少なくありません。
しかし、レッドビーシュリンプは水温などの飼育環境の難易度が高く、水温の幅が広いメダカの生息環境では弱ってしまう可能性があります。メダカよりも水質に敏感なため、水合わせなどの環境構築には細心の注意が必要です。
またレッドビーシュリンプは脱皮直後の皮が柔らかいので、他の雑食の生体に食べられてしまうこともあります。メダカよりも小型の個体だとメダカに捕食されてしまうことも少なくありません。
混泳のメリットよりもリスクの方が多いため、一緒に飼うことは避けた方が良いでしょう。
しかし、レッドビーシュリンプは水温などの飼育環境の難易度が高く、水温の幅が広いメダカの生息環境では弱ってしまう可能性があります。メダカよりも水質に敏感なため、水合わせなどの環境構築には細心の注意が必要です。
またレッドビーシュリンプは脱皮直後の皮が柔らかいので、他の雑食の生体に食べられてしまうこともあります。メダカよりも小型の個体だとメダカに捕食されてしまうことも少なくありません。
混泳のメリットよりもリスクの方が多いため、一緒に飼うことは避けた方が良いでしょう。
メダカと混泳できるその他の生き物
初回公開日:2022年10月14日
記載されている内容は2022年10月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。