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カブトエビの特徴と繁殖方法とは?飼育の注意点や必要なものも紹介

更新日:2024年08月13日

カブトエビを飼育したいと考えているけれど、どうやって育てたらいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事ではカブトエビの特徴や繁殖方法について詳しく紹介しています。カブトエビの生態や飼育に必要なものを知って、楽しいカブトエビの飼育を始めましょう。

カブトエビの特徴と繁殖方法とは?飼育の注意点や必要なものも紹介
「カブトエビとはどのような生き物なの?」
「カブトエビを飼育したいけれど、どんなものが飼育に必要なの?」
「カブトエビの飼育方法や繁殖方法が知りたい!」
このようにカブトエビを飼育したいけれど、そもそもどんな生き物なのか詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、カブトエビの特徴や生態について、また飼育するときの注意点や必要になるものなどを詳しく紹介していきます。記事を読むことで、カブトエビの飼育に必要なことが理解できるでしょう。

また、カブトエビを飼育していく中で繁殖させたいと考える人もいるでしょう。記事の中で繁殖方法も紹介していきますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

カブトエビの特徴

カブトエビの特徴と繁殖方法とは?飼育の注意点や必要なものも紹介

はるか昔から存在するため、「生きた化石」とも呼ばれるカブトエビですが、どのような生き物か知らない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、カブトエビの生態や生息地、寿命などを紹介していきます。

カブトエビを飼育したいと考えている方は、カブトエビにはどんな特徴があるのかチェックしてみてください。

カブトエビの生態

カブトエビは甲殻類背甲目カブトエビ科に分類される生き物です。

日本にいるカブトエビは外来種で、アジアカブトエビ、ヨーロッパカブトエビ、アメリカカブトエビの3種が生息しています。国内では1916年に初めて姿が確認されました。

カブトエビは田んぼに水が入る時期に活動し繁殖します。田んぼの雑草を取ったり、カブトエビが泳いで濁らせた水が雑草の生育を抑えたりするため、田んぼの草取り虫ともいわれ、農家からは重宝されています。

カブトエビの生息地

カブトエビの姿は6~7月の田んぼで見ることができます。

アメリカカブトエビとアジアカブトエビは関東から九州に広く生息し、ヨーロッパカブトエビは山形県・長野県・栃木県・宮城県に局所的に生息しています。

それぞれの名前の通り外来種ですが、日本への侵入経路はわかっていません。

カブトエビは卵の状態で何年も生きることができます。孵らずに生き続けている卵は「耐久卵」や「休眠卵」と呼ばれています。そのため、小さな耐久卵が農作物などに付着して日本に運ばれてきたのではないかと考えられています。

カブトエビの寿命

カブトエビの寿命はとても短く、自然環境下では1か月程度しか生きられません。飼育した場合も50~60日ほどの寿命です。そのため、カブトエビは生後2週間ほどで産卵ができる成体となります。

寿命自体は短いものの、カブトエビの卵は数年間水がなくても卵のままで耐え続けることができるのです。

卵の状態であれば、寒さや乾燥にも強く過酷な環境でも生き続けることができるため、産卵してから一度に孵化しないことで、長く子孫を繋げることができたといわれています。

カブトエビの大きさ

カブトエビの大きさは2~4cm程度の小さな生き物です。寿命が短いため成長スピードがとても速く、生後2週間で2cmほどの大きさになります。

カブトエビとは言いますが、エビではなくミジンコの仲間です。

カブトエビの体は頭部、胸部、腹部の3部で、頭部と胸部を甲羅が覆っていて、上から見るとオタマジャクシのようにも見えます。腹部の先には2股に分かれたしっぽがあります。

40本近くある足を使って泥の上を歩き回るのが特徴です。

カブトエビの飼育に必要なもの


生きた化石として知られるカブトエビですが、田んぼで見つけることもできる身近な生き物でもあります。

またカブトエビは自宅で飼育することも可能です。丈夫な生き物なので、初心者でも飼育しやすいと人気なのです。

ここではカブトエビの飼育に必要なものを紹介していきます。

カブトエビ飼育キット

カブトエビの飼育キットはネットでも手軽に手に入れることができます。

夏休みの自由研究などでもよく使われます。

なお、商品名がトリオプスとなっているものもカブトエビの飼育キットです。

飼育キットの内容は、カブトエビの卵・餌・水槽・説明書・チューブボトルがセットになっています。飼育に必要なものが揃っているため、購入したらすぐに飼育観察が始められます。
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初回公開日:2022年11月04日

記載されている内容は2022年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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