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カブトエビの特徴と繁殖方法とは?飼育の注意点や必要なものも紹介

更新日:2024年08月13日

カブトエビを飼育したいと考えているけれど、どうやって育てたらいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事ではカブトエビの特徴や繁殖方法について詳しく紹介しています。カブトエビの生態や飼育に必要なものを知って、楽しいカブトエビの飼育を始めましょう。

カブトエビの特徴と繁殖方法とは?飼育の注意点や必要なものも紹介

餌になるような環境づくりに適した土

カブトエビは雑食性で、どんな餌でもよく食べます。

自然環境下では田んぼに生えている雑草の芽やミジンコなどの微生物も食べます。そのため、野生のカブトエビを捕まえた場合は、一緒に田んぼの泥や水をすくって育てるといいでしょう。

飼育キットで卵から育てる場合は、水槽に田土を入れることで自然に近い形で飼育することができます。

川砂

カブトエビは田んぼに生息する生き物のため、水槽に底砂を敷くことで自然環境に近づけることができます。

また、カブトエビを繁殖させたい場合にも、川砂が必要です。数センチほどに敷いた川砂に穴を掘って産卵するため、用意しておくとよいでしょう。

カブトエビの飼育方法


カブトエビの飼育に必要なものを紹介してきましたが、飼育キットの通り育てても卵が孵化しないこともあるようです。

ここではカブトエビの飼育方法について紹介していきます。

飼育を始める前にチェックして、カブトエビが生活しやすい環境を整えてあげましょう。

適切な水温

カブトエビは卵の状態であれば乾燥にも寒冷にも強く、何年も生きることができますが、卵から孵化させるには適切な水温にする必要があります。

カブトエビに適している温度は20~25度ほどといわれ、それよりも低かったり高かったりする環境が続くと死んでしまいます。

また飼育キットの卵を水に入れると2日ほどで孵化しますが、適温でないと孵化率が落ちてしまうのです。

寿命の短いカブトエビですが、少しでも長く飼育したい場合は水中用のヒーターを使うとよいでしょう。水温の維持には水量を増やすことも効果的なため、飼育容器を大きくすることも水温調節には有効です。

カブトエビの餌

カブトエビは雑食性でどんな餌でもよく食べます。

孵化してすぐは水中の微生物を食べ、3日ほど経ち泳ぎ始めたらすりつぶした餌を与えるとよいでしょう。

自然環境下では田んぼに生息するため、水草の葉やミジンコなどの微生物、オタマジャクシなどを食べます。そのため、野生のカブトエビを捕まえた場合は、一緒に田んぼの土や水を入れておくことで自然に近い形で餌を食べることができます。

卵から孵化させた飼育下であれば、メダカや金魚などの餌に使われる人工飼料を与えましょう。鰹節やお米、パンくずなども食べますが、栄養が不足する場合や、動物性の餌だと水が汚濁する場合があるため、与えすぎには注意しましょう。

複数のカブトエビを飼育していると共食いすることがあるため、餌が足りなくならないように適切な量の餌を与えることが大切です。

カブトエビの繁殖方法


日本に生息するカブトエビのうち、アジアカブトエビは雄雌揃って繁殖しますが、ヨーロッパカブトエビとアメリカカブトエビは雌しか存在していません。雌雄同体なので雌だけで繁殖が可能なのです。

カブトエビは卵から孵化しておよそ1か月で産卵可能になります。

身体の両脇に卵をつけている個体が出てくると、まもなく穴を掘って産卵が始まります。水槽に底砂を敷いておくことで、カブトエビの産卵がスムーズに進むので準備しておくとよいでしょう。

卵は水温が20度前後でもっとも多く孵化します。10度以下や30度以上だと孵化は難しく、さらに水温が下がった場合には死滅してしまうこともあるので注意しましょう。

カブトエビの卵は乾燥したあと、再び水につければ孵化することができるため、産卵した卵は砂と一緒に天日干ししましょう。その後1か月経ってから水槽に戻すと2~3日で孵化が始まります。
次のページ:カブトエビ飼育の注意点

初回公開日:2022年11月04日

記載されている内容は2022年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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