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イカの目の位置・構造・役割とさばき方や食べられるのか

更新日:2024年02月19日

美味で有名なイカですが、その特徴的な大きな目の働きは、案外知られていません。実は、人間と同じくらいの視力があるってほんと?イカの目って食べられるの?そんなイカの目に関する素朴な疑問の答えをまとめました。「視覚の動物」イカの目の魅力をたっぷりとお伝えします。

イカの目の位置・構造・役割とさばき方や食べられるのか

イカの目はどこにあるの?

イカの目の位置・構造・役割とさばき方や食べられるのか
日本でも約30種が食用として愛され続けているイカ。スルメイカ、コウイカ、ヤリイカ、ホタルイカなど、どれも美味で「つまみの代表」であり、「お寿司屋さんの定番ネタ」ですが、世界を見渡すと、イカはなんと450種類もいます。彼らに共通するのが、愛らしい大きな眼。

イカの2つの目は、頭部の側面、左と右に1つずつあります。このイカの目には、実は素晴らしい働きがたくさんあるんです。

イカの目の構造

イカの目は2種類ある!

イカの眼には、主に二種類あります。透明な膜で眼球が覆われる「閉眼型」と、透明な膜がなく、水晶体が露出している「開眼型」です。

この目の違いは、「開眼目」「閉眼目」と呼ばれるイカを分類する上での大きな特徴の一つとなっています。ヤリイカやアオリイカ、ケンサキイカは閉眼型、スルメイカやダイオウイカは開眼型です。どのイカも、レンズを前後に動かすことによって、焦点調節を行っています。

目の性能は人間とそっくり?

イカは、無脊椎動物です。トンボを観察するとよくわかりますが、昆虫などの一般的な無脊椎動物は、とても小さな眼がたくさん集まった「複眼」という眼をもっています。

しかし、実はイカの眼は脊椎動物と同じ単眼です。昆虫などの複眼と比較して、解像能力が高くカメラとよく構造が似ているので、「カメラ眼」「レンズ眼」とも呼ばれています。

イカの目はヒトの目と構造がよく似ていることで知られています。

イカの目の大きさ

イカの眼はどれくらい大きいのでしょうか。

イカは、体のわりに眼のサイズが大きく、ある研究者によると、イカの体をヒトに置き換えてみれば、バスケットボールの大きさにも匹敵する眼を持っていることに計算です。

発見されている中で、世界で一番大きいイカ、ダイオウイカ。ダイオウイカの目玉は、30-40センチにもなり、過去には50センチに達するものもあったといいます。サッカーボールの直径が22センチですから、ダイオウイカの目玉がどれほど大きいのか、想像がつきやすいでしょう。

イカの目の取り方

イカの眼をとるには、どうしたらよいでしょうか。その手順を説明していきます。

まず、ボウルに水を張ります。水中でとらないと、目がつぶれて飛び散って、キッチンが汚れてしまうので、注意してください。

ボウルの中でイカを縦に持ち、目を裏から抉り取ります。イカの眼がなかなか取れない時は、無理やり押すのではなく、あらかじめ包丁で目の奥に切り込みを入れてからえぐると、簡単にとることができます。

イカの目は食べられるの?

イカの基本的なさばき方

イカは、種類によってさばき方が変わってきます。包丁いらずなので、だれでも簡単にできるのがうれしいポイントです。

スルメイカ・ヤリイカのさばき方

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初回公開日:2017年11月13日

記載されている内容は2022年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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