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【地域別】ハゼの種類|毒がある/海水/淡水/川/釣りで釣れる

更新日:2024年02月19日

ハゼの仲間について、海や川、汽水域などの生息域や、北海道や東京湾などといった生息地域、あるいは毒を持つ種類や釣りの対象魚となる種類などさまざまな角度から、ハゼの種類について解説します。また、それぞれのハゼの種類についての注意点などにも着目して解説します。

【地域別】ハゼの種類|毒がある/海水/淡水/川/釣りで釣れる

地域別ハゼの種類

【地域別】ハゼの種類|毒がある/海水/淡水/川/釣りで釣れる
釣りの対象魚として、また観賞用としての高いハゼの仲間。諸説ありますが、その種類は世界中に1500種類以上いると言われており、海水に住むものや淡水に住むもの、あるいは海水と淡水が混ざる汽水域に住むものなど、種類もさまざまです。そんなハゼの仲間について、種類や生息域別で解説します。

毒のあるハゼの種類

ツムギハゼは、フグ毒のテトロトドキシンを持つ種類です。生息域は静岡県以南の太平洋岸ですが、最近では日本海でも見つかるようになりました。以前は、奄美大島以南と言われていた生息域が、2004年以降北上してきたことが原因なのですが、これは、地球温暖化による海水温の上昇や稚魚が黒潮に乗って流れてきたことなどが原因と考えられています。

また、食性などの理由から無毒の場合もあるようですが、食べない方が良いでしょう。

ツムギハゼはマハゼと似ており、釣りをしていても比較的釣れやすいので、見分ける必要があります。ツムギハゼの前方の背びれは第2棘が長く伸びていますが、マハゼにはそのような特徴がありません。

ツムギハゼの体側には3つの大きな黒色の斑点があるのに対し、マハゼは体側から尾ひれにかけて不明瞭な黒い斑点が並んでいます。この2つの特徴で見分けがつきますので、釣りで釣れた際は、しっかりと確認しましょう。

海水に住むハゼの種類

南北に長く、海に囲まれた日本近海では、多くの種類の魚が見られます。ハゼの仲間も例外ではなく、マハゼやイトヒキハゼ、ヒメハゼやスジハゼなど、多くの種類が見られます。

多くの種類は、天ぷらや唐揚げ、甘露煮などの佃煮として食用にできますが、沖縄から西表島近海にかけて生息している、ヒレナガネジリンボウという種類のハゼは、基本的に食用にはしません。また、前述のツムギハゼは毒を持っているため、食用には不向きですので、注意が必要です。

釣りで釣れるハゼの種類

ハゼ釣りで対象となるハゼの種類は、主にマハゼになります。背中から体の側面にかけて茶系の色をベースに細かな模様があり、背びれと尾びれには矢羽模様があるのが特徴です。大きさは20cmほどに成長しますが、そのサイズは晩秋から冬にかけて釣れるサイズで、夏の頃によく釣れるサイズは10cm未満、秋彼岸の頃によく釣れるサイズが10cmとやや小ぶりになります。

同じく釣りで釣れる種類のものとして、ウロハゼという種類がいます。ウロハゼはマハゼに似た外見ですが、マハゼと比べ、全体的に太くがっちりした印象や口の大きさなどで見分けることができます。

他にも、チチブ、シモフリシマハゼ、ドロメ、ツムギハゼ、ハゼクチなどといった種類が、釣りで釣れるハゼの仲間になります。

汽水域に住むハゼの種類

汽水域では、川に住む種類と海に住む種類のハゼが、混在して住んでいる現象も見られます。また、ゴカイなど餌となる虫やプランクトンが豊富な場合もあり、汽水域のそのまま住み続ける個体も多く見られます。

ゴクラクハゼ、タネハゼ、ビリンゴ、マハゼ、ミミズハゼなどといった種類が汽水域で主に観られる種類になります。

淡水に住むハゼの種類

山が多く、大小さまざまな川がある日本には、色々な種類のハゼが住んでいます。また、琵琶湖のような湖や離島などに住む種類は、長い時間を掛け独自の進化をし、固有種になっているものもいます。
淡水に住むハゼの仲間は、必ずしも淡水のみに住む種類だけでなく、淡水と汽水域を行き来するものや、海へ行き来するものなど、さまざまな生態のものがいます。

なかには、「ジュズカケハゼ種群」とか「ヨシノボリ属未同定種」、「チワラズボ未同定種」といった分け方をされていて、種類名の付いていないものもまだおり、今後もその研究が続くことでしょう。

川に住むハゼの種類

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初回公開日:2018年01月05日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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