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水槽のバクテリアの確認方法・入れすぎたらどうなるか

更新日:2024年02月19日

アクアリウムでいうバクテリアとは、アンモニアや亜硝酸など、魚にとって有害な成分を、分解してくれます。そんな魚を飼育する上で、とても大切なバクテリアの性質や作り方や入れすぎた場合、水槽の立ち上げの仕方などを詳しくご紹介します。

水槽のバクテリアの確認方法・入れすぎたらどうなるか

水槽の立ち上げに大切なバクテリアとは

バクテリアは正式には真正細菌といいます。細菌はラテン語でいうと、バクテリアといい、アクアリウム界ではバクテリアという呼名で定着しております。

アクアリウムをされてる方はご存知だとおもいますが、水槽に水道水を入れるだけでは、余程丈夫な魚以外、すぐに体調が悪くなったり亡くなってしまいます。

通常は、飼育水を作り、ろ過機能を機能させてから、魚を水槽に入れてあげます。魚が住める状態を作ることを水槽の立ち上げといい、バクテリアは水槽の立ち上げや魚の飼育する上でとても重要になります。

今回はアクアリウムに、欠かせない存在のバクテリアの基本的な知識から、バクテリアや作り方について、詳しくご紹介します。

水槽のバクテリア種類は?

バクテリアはさまざまな種類がありますが、アクアリウム界でいわれている、バクテリアとは、大きく分けて2種類あります。好気性細菌と嫌気性細菌です。それぞれの特徴と性質についてご紹介します。

好気性細菌

魚を飼育していく上で、フンや食べ残しなどから、アンモニアが増えていき、水槽に溜まってしまうと魚が飼育できなくなるのですが、この好気性細菌は、魚にとって有害なアンモニアを分解してくれるバクテリアで、ろ過する役割を果たしてくれます。

好気性細菌のバクテリアは、アンモニアなどを分解するときに酸素が必要になります。バクテリアが増殖するのにも酸素が必要なので、水槽の立ち上げの際もエアレーションをして、水中に酸素を送ってあげましょう。

嫌気性細菌

嫌気性細菌は酸素がなくても分解することや増殖することができ、むしろ酸素がない状態を好みます。この嫌気性細菌は、水槽内で魚にとってよくない水質に、変えてしまうことが多いですので、増えにくい環境を作らなければなりません、

嫌気性細菌は酸素があっても生きられますが、酸素が少なくないと、増殖することはないので、常にエアレーションで水中に酸素をしっかり送り、嫌気性細菌を少なく抑えつつ、好気性細菌増やしやすくすることが大切です。

バクテリアの効果をより高めるためには?

魚の飼育に大切な、ろ過の種類には、物理ろ過、化学ろ過、生物ろ過の主に3種類あります。生物ろ過は、今ご紹介しているバクテリアを使った、生物ろ過になります。バクテリアもたくさん種類がありますが、わかりやすく、生物ろ過の仕組みや、それぞれの、ろ過の仕組みについてご紹介します。

生物ろ過

魚にとって有害なアンモニアを、亜硝酸に変えてくれるバクテリアと亜硝酸を硝酸塩に変えてくれるバクテリアがいます。

アンモニアほどではないですが、亜硝酸も魚にとって有害な成分ではあります。硝酸塩は有毒ではありませんが、溜まり過ぎるとコケが増えやすくなるので、その前に、水換えを行います。

このように、さまざまなバクテリアが、連携し合うことにより、魚が快適に過ごせる水槽を立ち上げることができ、生物ろ過が成り立ちます。

物理ろ過

物理ろ過は、水槽内の餌の残りやフン、水草の取れたものなど、魚にとって害になる目に見えるゴミを、スポンジやウールマットなどのフィルターを通して、ろ過することです。物理ろ過は有害な成分まで取ることはできませんが、有害な成分に変わるフンなどをとり、生物ろ過と化学ろ過の効果を充分に発揮させるために、とても大切な工程です。

化学ろ過

化学ろ材は、ゼオライトや活性炭などを加工し水の黄ばみなどの原因の有害化学物質を吸着するように作られたもので、水の黄ばみや濁り、流木などから出るアクなどを吸着してくれます。

ただ化学ろ過では、アンモニアなどは分解はしてくれませんので、水槽の立ち上げ時には、あまりできません。ですが、生物ろ過では取りきれない、黄ばみやアクなどの汚れを吸着し、より透明で綺麗な水にしてくれますので、他のろ過と合わせて使うとよいでしょう。

水槽のバクテリアの作り方

次のページ:水槽のバクテリアを確認する方法

初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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