パイプフィッシュってどんな魚？飼育方法や繁殖方法を解説！

パイプフィッシュとは、細長い体が特徴の熱帯魚です。ヨウジウオも仲間です。

パイプフィッシュのチャームポイントは、美しい体の色です。赤身帯びた個体と、緑帯びた個体などもありますので、パイプフィッシュを飼育するときは、気に入った個体のパイプフィッシュを選びましょう。

また、パイプフィッシュは他の熱帯魚などとは習性が違うため、見ているだけでも新たな発見ができて面白いです。

飼育は初心者には少々難しいと言われていますが、きれいだと感じたりする等、飼育が苦ではないくらいに喜びを感じられる可能性もあります。

パイプフィッシュの特性は、他の熱帯魚や動物とは違いを感じる一面があり、その点が魅力的です。

パイプフィッシュの習性・生体はどのようなものなのかについて興味深く考えていらっしゃる方も多いことでしょう。飼育をしようと考えたら、習性・生態を知る事は大切です。

パイプフィッシュの魅力は他の生物にはない、オスによる子育ても挙げられます。パイプフィッシュの習性・生体について見ていきましょう。

パイプフィッシュはタツノオトシゴの一種の熱帯魚です。

タツノオトシゴとは、熱帯から温帯の、水域が浅い海に生息している特性があり、パイプフィッシュと比べると、そこまで細身でないことが特徴です。パイプフィッシュは分類としては、タツノオトシゴの一種ですが、姿は若干の違いがあります。

共通点はタツノオトシゴにしても、パイプフィッシュにしても、オスが子どもを身ごもり、育てる一面にあります。だからこそ、メスのほうがオスをめぐって争い、メスがオスに対して求愛行動をします。

自然界に見られる現象が性別逆になります。

パイプフィッシュが他の熱帯魚や動物と違うところは、オスが産卵をして子育てをするところです。

しかし、オスが卵巣を持っているというわけではありません。パイプフィッシュのオスには育児嚢がありますが、そこにメスが卵を産み付けていきます。産み付けた卵を育てて、出産育児はオスの役目です。

パイプフィッシュの習性として意外な一面もあり、より魅力的なメスの卵が見つかったら、他のメスの卵を敢えて流産させます。その時に、その卵の栄養分を自分に取り込んでしまうと言われています。

子育て担当ですので、その部分はシビアです。

パイプフィッシュの飼育方法には主に5つあります。

確かにアカヒレのようなほったらかしでも大丈夫な飼育方法というわけにはいかず、難しいという声もありますが、一般的な熱帯魚と飼育方法は大きく違わないとも言われています。熱帯魚の飼育に慣れている方には、難しくない熱帯魚と言えるでしょう。

なれている方には難しくないと言われてはいるものの、パイプフィッシュの飼育方法について見ていきましょう。

パイプフィッシュの飼育時は、淡水飼育で問題ありませんが水槽は60cm以上、pH6.8から7.8のアルカリ性に傾いている水質を好む一面がありますので、気を付けましょう。

なぜ水槽は60cm以上が良いのかというと、パイプフィッシュは体が細長いのは見てのとおりなのですが、長い体を折り曲げることを不得手としています。だから、狭い水槽だとストレスを感じてしまい、寿命が縮む原因にもなりうるからです。

水質に関しては、しっかりと管理してあげて、パイプフィッシュが過ごしやすいように努力する必要があります。

パイプフィッシュにとって最適な水温は、22℃から26℃くらいです。

暖かいところに生息している魚ですので、水温は細心の注意を払いましょう。その一方で、日本も夏は非常に暑くなりましたが、水温が高すぎる事もパイプフィッシュには良くありません。

水槽に使う事ができる冷却ファンやヒーターを用いて常に適温にしてあげましょう。また、熱帯魚だと室内での飼育が多いですが、室温が水温に影響を及ぼす事もありますので、室温にも気を配りましょう。

室温に気を配る点は、他のペットを飼う時にも共通しています。

パイプフィッシュは細長い体をしているので、それに比例して口も小さいので餌には注意を払う必要があります。

通常の熱帯魚向けの餌はのどに詰まらせるリスクがあります。

特になのはブラインシュリンプですが、沸かす必要があります。また、冷凍の赤虫もお勧めです。ただ冷凍のものは慣れるまでに時間がかかる事がありますので、様子を見ながら与えるようにしましょう。

その一方で、会社勤めをしているなどで世話に時間をかけられない事もあるでしょう。その時は、市販の餌を細かくしてあげる方法もあります。