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デンキナマズの発電の仕組みとは?生態や特徴そして飼育方法についても紹介

更新日:2024年08月12日

デンキナマズの発電能力は非常に興味深いですよね。本記事ではデンキナマズの生態、飼育方法から地震予知能力などをご紹介します。デンキナマズに興味を持っている方、デンキナマズの飼育を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

デンキナマズの発電の仕組みとは?生態や特徴そして飼育方法についても紹介

デンキナマズの飼育方法



生物として珍しい発電器官を持つデンキナマズに魅力を感じている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

飼育難易度は高いですが、デンキナマズは飼育することが可能な生き物です。

デンキナマズの飼い方をインプットしましょう。

飼育環境について

デンキナマズは90cm以上の水槽で飼育を行ってください。初めは小さな魚ですが成魚となると約60cmにもなるため、水槽サイズは大きいものを用意する必要があります。

また水槽内で移動の際に、底砂を飛ばすこともあるためアクリル素材の水槽を用意するのがおすすめです。

デンキナマズの特徴として他の生物にはない放電を行うため、同じ水槽内にヒーターやクーラーを設置してしまうと壊れてしまいます。そのため水槽を追加で用意し、水を循環させて水質と水温を維持する必要があります。

水槽内のレイアウトは底砂や水草などは設置しない方がおすすめです。底砂はデンキナマズが移動する際に巻き上げてしまうためです。また水草もデンキナマズが掘り返してしまい、すぐに枯れてしまいます。掃除の手間などを考えると設置しない方が無難と言えるでしょう。

餌について

ナマズと同じ食べ物で問題ありません。ナマズ用で販売されている人工の飼料、冷凍のアカムシ、メダカ、えび、小赤などが主にデンキナマズのエサです。生餌を与える際は、一種類のみだと栄養が偏ってしまうため複数の種類を混ぜて与えると良いでしょう。

また捕食時はデンキナマズが放電するタイミングになるので、十分に注意が必要です。

適性水温は?

デンキナマズが好む水温は22〜28°C程度となります。デンキナマズは放電するため、ヒーターやクーラーなどでは水温管理ができません。デンキナマズの適切な水温を常に維持することはかなり難易度が高いと言えるでしょう。

入手方法と値段

熱帯魚ショップで販売されており、入荷自体は珍しくないと言えるでしょう。また近所に熱帯魚ショップがない方はネット通販でも購入が可能となっています。

気になる価格は、10cmほどの稚魚で約3,000円、それ以上の成長した個体となると約4,000〜5,000円となります。

デンキナマズのかかりやすい病気



デンキナマズはその見た目から、丈夫そうと思う方もいるのではないでしょうか。しかし水温の変化や環境の変化によって病気にかかってしまいます。

どのような病気にかかりやすいか、デンキナマズの飼育を検討されている方はしっかりと把握しておきましょう。

水カビ病

水カビ病とは水カビ科真菌という細菌が熱帯魚に感染して魚の体表に白い綿のようなものが発生する病気です。細菌の種類によって綿カビ病や、アフィノマイセス病などに分類されます。

原因である細菌は常在菌であるため、どこの水中にも存在しています。水槽内にも存在しているため、水質が悪化してしまうと原因菌である水カビ科真菌が増殖してしまうのです。

また魚が怪我をしていると、水カビ病が発生する可能性が高くなります。

水カビ病を予防するためには、水槽内で水カビの養分とならないように餌を与えすぎないこと、水槽内の水が適切に循環するように水流を作ることなどが大切です。

もしも水カビ病にかかってしまった場合は水替えを行いましょう。水槽内の食べ残しやフンがない、水質が良い状態を維持する必要があります。

また水カビ病初期段階であれば水温を上げることが効果的です。水カビ病の原因菌は水温が約20°C〜25°Cとなると繁殖しにくくなると言われているためです。

出典:【水カビ病の治療】魚に白い綿がつく対処と治し方 | アクアリウムを楽しもう
参照:https://ruby48.com/aquarium-1135/

エラ病

エラ病はエラの機能不全によってエラ呼吸が困難になってしまう病気です。原因としては「カラムナリス菌」と呼ばれる細菌によって感染します。

エラ病になると酸欠状態になり、水面付近を泳ぐことが増えるなどの症状が見られ、さらにエラ病が進行すると、エラに異変が見られます。エラ蓋が腫れ、赤黒く変色します。

またエラが腐ったように白くなる、エラが溶けたような状態になってしまうなど様々なエラの異常が見られるようになるでしょう。

エラ病の予防として水温、水質管理が重要になります。一定の水温を保ち、水質を管理することがエラ病予防に繋がります。また梅雨の時期から初夏、秋口の時期は細菌が繁殖しやすい季節ですので定期的に水替えを行いましょう。

出典:金魚のエラ病 考えられる原因や症状、治療法と予防法| オールペットクリニック 動物病院
参照:https://takataki.jp/sakananobyoukinitsuite/1576.html#:~:text=%E6%B0%B4%E3%82%AB%E3%83%93%E7%97%85%E3%81%AF%E3%80%81%E4%BD%95%E3%82%89%E3%81%8B%E3%81%AE,%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%8C%E6%8C%99%E3%81%92%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82

白点病

白点病は「ウオノカイセンチュウ」という寄生虫が魚に寄生することで発症する病気です。魚の表面に白い点のような症状が現れ、エラに寄生虫が寄生すると呼吸困難に陥ります。

予防としては水温を高めに設定することです。原因である寄生虫が低水温を好み、高水温に弱いためです。また費用はかかってしまいますが紫外線を照射し水中の細菌、寄生虫を殺虫する装置なども販売しているので細菌灯を購入することでも予防、対策が可能になります。

出典:白点病のまとめ|治し方とは・水温、自然治癒、治療方法について|東京アクアガーデン
参照:https://t-aquagarden.com/column/whitespot

デンキナマズは他の生き物と混泳可能か?



デンキナマズは他の生き物と混泳することができません。

理由としては捕食時、警戒時に400〜450ボルト前後の電気を放電するためです。最大電力でなくとも他の魚が感電死してしまう可能性があるので混泳は諦めるほかないでしょう。
次のページ:デンキナマズを飼育するなら生態と飼育方法を理解しておこう

初回公開日:2022年06月17日

記載されている内容は2022年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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