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ブラックアロワナの特徴は?飼育に必要なものや飼育方法について紹介

更新日:2024年08月11日

ブラックアロワナをみて、魚体の美しさと大きさに見とれたことのある人もいるのではないでしょうか。実はブラックアロワナは必要な備品さえあれば家で飼育することが可能な魚です。大きな魚体がライトアップされた水槽の中を優雅に泳ぐ様子はみてて迫力満点ですよ。

ブラックアロワナの特徴は?飼育に必要なものや飼育方法について紹介

セパレーター

水槽を区切るためにセパレーターを使用すると便利です。

ブラックアロワナを飼育するために、大きめの水槽を用意した時に、まだ稚魚であって大きさに不安があったり、環境になれずおびえている個体がいたりする場合は、水槽を狭くすることで落ち着かせることができます。

ブラックアロワナの飼育方法について

ブラックアロワナは、急激な水質や水温の変化がとても苦手です。

特に稚魚の間の、餌やりや水質の対しては気を遣う必要があります。

他にも餌の上げ方や、別種類のアロワナとの混泳についても気を付けるべき点はたくさんあります。注意するべきことをいくつか紹介しますので、ブラックアロワナを飼育する際の参考にしてみてください。

適切な水温と水質

ブラックアロワナの飼育に適した水温は、27度から30度です。暖かめの高めの水温なので、水替えの時に冷たい水を急に入れないように気を付けましょう。

環境の変化に対してストレスがかかるので、水替えの時には水温が変わらないように水槽の水と同じ温度にしてから変えるか、少しずつ水を注ぐようにします。

水質は中性から弱酸性が適しているので、PH6.0-7.0を維持するようにします。特に水質の変化には弱いので、水替えの時には、急激にPHがさがったりしないように注意して変えることが必要です。

ブラックアロワナは環境の変化に弱い魚なので、水替えの頻度はできる限り少なくしたり、水温が一定になるようにヒーターを用意したりと水温・水質には気を配る必要があります。

ブラックアロワナの餌

ブラックアロワナの餌は1日に2回、人工餌や金魚、コオロギといった生き餌をあげます。1つの餌だけを与え続けてると、栄養バランスが悪くなってしまうのでできるだけ多くの種類の餌を用意します。

特にコオロギなどの昆虫類は、ブラックアロワナが好む餌ですが、生き餌は人工餌に比べて消化に悪いので気を付けましょう。どうしても人工餌を食べないときは、昆虫と一緒に人工餌を食べさせるように工夫します。

食の細い魚なので、餌を食べないことがあります。やせ細ってきてしまうので、栄養バランスはもちろんのこと餌にあきないように工夫する必要があります。

稚魚の時には、冷凍イトメや冷凍赤虫といった冷凍餌を、ピンセットなどで水面に浮かすように与えます。しかし稚魚の間は、食が細くなかなか餌を食べないこともあります。できるだけたくさんの種類の餌を用意して食欲を刺激するようにしましょう。

餌の食べ残しは、水質悪化の原因になるのですぐに取り除くか、プロホースで吸い取るようにします。

ブラックアロワナがどうしても、餌を食べない時にはいくつか確認して対応すべきことがあります。

まずは、水質の確認です。phが低くなっていると餌を食べないことがあります。ph7前後が理想的ですが、phが6を下回っているときには水換えをしてみましょう。

水質に問題がなければ、水温の調整をしましょう。水温が低いとブラックアロワナが餌を食べないことがあります。水温は28度から30度が適温ですが、餌を食べない時は30度になるようにします。ただし急激に水温が上がらないように気を付ける必要があります。

他に考えられる理由として、ブラックアロワナは臆病な性格なため、混泳しているとストレスがたまり餌を食べなくなることがあるので、混泳している場合は一度単独の飼育に切り替えるなど、環境を変えてみることをおすすめします。

他にも、その臆病な性格のせいで、エアーの泡におびえていたり、水槽が小さく自由に泳げないことにストレスを感じていたりと、環境に対してとても敏感です。ブラックアロワナのすごしやすい環境づくりを作ることがとても大切です。

ただし、そんなに毎日きちんと餌を食べなくても大丈夫です。野生のブラックアロワナだと数日食べないこともあるので、環境を整えてブラックアロワナの様子をみながらその個体にあった餌やりができるようにしましょう。

ブラックアロワナの混泳

ブラックアロワナの水槽で混泳することは可能ですが、できるだけ大きい水槽でないと泳ぐスペースが大幅に減ってしまうので注意が必要です。120cm以下の水槽での混泳を考えている際には、遊泳層が異なる魚を選びます。

ブラックアロワナは水槽の上部を泳いでいるので、ポリプテルスや淡水エイ、セルフィンプレコ、スポッテッドガーといった水槽の底を泳ぐ魚を選びましょう。遊泳層をかえることで魚同士のトラブルを防ぐことができます。

アロワナ同士を混泳させたい場合に気を付けることは、ブラックアロワナがおだやかな性格をしているので、他のアロワナに意地悪をされてしまいます。ブラックアロワナよりも小さめのアロワナを混泳するようにしましょう。

稚魚の間の混泳は、おすすめしません。少し大きくなって20cmから30cm程度の大きさになってから混泳をしましょう。

もし、魚同士で喧嘩などのトラブルといった飼育の問題があった場合は、放置せずに隔離用の水槽や、セパレートを用意し対応することが必要です。

ブラックアロワナの特徴と飼育方法を理解しよう

ブラックアロワナは他の魚に比べると、水質に対してストレスをかんじやすかったり、食が細く、特に稚魚の間は餌やりに苦労することもありますが、その苦労を乗り越えて成体になると優雅に泳ぐ、美しい魚体を楽しむことができます。

1億年以上昔から存在している古代魚としても有名で、まさに生きた化石であるブラックアロワナなので、泳いでいる姿にもロマンを感じることでき、ぜひ飼育してみたい熱帯魚です。

ただし、ブラックアロワナは比較的手軽に入手できてしまいます。稚魚を購入してみたものの、飼育するうちのどんどん成長してしまい、大型水槽の設置ができないなどの理由から、飼育を続けることが難しくなり自然に放流させてしまうことがあります。

生態系をこわしてしまうおそれがあるので、ブラックアロワナを購入する際には、最後まで育てられるか考えてから購入しましょう。

初回公開日:2022年09月27日

記載されている内容は2022年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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