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タニシは初心者でも飼育しやすいって本当?タニシの飼育方法3つ

更新日:2024年02月21日

本記事では、タニシと呼ばれる巻き貝の特徴やメリット、飼育方法などをご紹介しています。タニシの飼育を検討している方や、飼育していた経験がありその際に困りごとがあった方など、タニシに関心のある方にぜひ読んで頂きたい記事です。

タニシは初心者でも飼育しやすいって本当?タニシの飼育方法3つ

タニシとはどんな生物なのか?

タニシは初心者でも飼育しやすいって本当?タニシの飼育方法3つ
タニシは、メダカと一緒の水槽で飼える生物として有名です。しかし、似ている貝が多く、混同して飼育してしまう方が多いのが困り者です。

実際に飼育したことがある方や見たことがある方は、判別の難しさに頭を悩ませた経験があるのではないでしょうか。

では、タニシとはどのような生き物なのでしょうか?ここでは、特徴やオス・メスの見分け方、繁殖方法についてご紹介します。

タニシの特徴

タニシとは、1cmから8cm程度の大きさの巻貝のことです。日本全国どこにでもいる生物のため、皆さんもどこかで見かけたことがあるのではないでしょうか。

タニシは、よく田んぼで観察できるイメージがありますが、淡水や泥川を好んで生息しています。

また、右巻きの殻や2本の触角が特徴で、一般的に水中のプランクトンや有機物を食べてくれる効果が知られています。

オスとメスの見分け方

オスとメスの大きな違いは触角にあります。オスは触角が丸みを帯びているのに対し、メスは両方の触角がまっすぐに伸びています。この見分け方なら、少し観察すれば容易に判断できるでしょう。

また、タニシは卵をメスの体内で育ててから子供を産む胎卵生です。そのため、稚貝を産む方がメス、という考え方もできます。

タニシの寿命

タニシの種類によって多少前後しますが、平均的な寿命は5年程度です。これは他の貝類と比較しても長生きな方で、生命力の高さが特徴です。

運動量が少なく少量の食べ物でも生活していけるコスパの良さが原因だと言われています。

タニシの繁殖方法

胎卵生のタニシを数多く繁殖させるためには、飼育する条件を考える必要があります。まずは、水温を適温である25度から30度程度に保つこと、オスとメスを同時に飼育することに注意して管理します。

また、稚貝の隠れ場所になる水草を用意し、タニシを食べてしまうような大型熱帯魚とは一緒に飼育しないようにしましょう。

タニシには種類があるのか?

ここまでは、タニシがどのような生き物かご説明しました。

では、みなさんは、タニシの中にも種類があることをご存知でしょうか?種類を意識したことがなく、混同している方も多いのではないでしょうか。

ここでは、意外と知らないタニシの種類についてご紹介します。特に、飼育を検討している方は特徴やメリットを抑えて、自身の目的に合った種類を探しておきましょう。

タニシの種類1:オオタニシ

オオタニシは、タニシの中では5cmから6cm程度と少し大柄です。そのため、過去には、食用として親しまれていたこともあります。

また、高い水温が苦手で、温度の目安は一般的に25度から28度とされています。飼育する際は水温に注意しながら育てる必要があるでしょう。

さらに、野生では、乾燥しにくい池沼、綺麗な水を好んで生息しています。

タニシの種類2:ヒメタニシ

次に、ヒメタニシについてご紹介します。野生では水質の悪いところに生息していることもあり、コケ取りに優れていることで知られています。

また、少しオオタニシやマルタニシに似ており、冬期や野外などいろいろな水温にも対応できます。中には、通常のヒメタニシよりも小さいマメヒメタニシという種類もいます。

タニシの種類3:ナガタニシ

続いて、ナガタニシについてご紹介します。こちらの種類は、長い殻が特徴的なので、誰でも簡単に見分けることができます。オオタニシほどではありませんが、こちらも大型な部類のタニシです。

また、水質の悪化に敏感で、現在は琵琶湖にしか分布していません。一般的に販売されているヒメタニシに比べ入手は難しいですが、水槽での飼育が可能です。
次のページ:タニシを飼育するメリット4つ

初回公開日:2019年08月26日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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