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初心者でも簡単!ベタの飼い方|餌/水温/水草/水槽/金魚鉢

更新日:2024年08月05日

カラフルな色彩と優雅な姿が特徴のベタ。見た目がとても美しく、1匹いるだけでお部屋の雰囲気を華やかにしてくれる、まさに「生きたインテリア」。熱帯魚とはいえ小型水槽での飼育が可能で、餌やりや水温管理なども他の熱帯魚に比べて簡単なのが魅力です。

初心者でも簡単!ベタの飼い方|餌/水温/水草/水槽/金魚鉢

ベタとほかの熱帯魚を一緒の水槽入れてもいい?

ベタは気性が荒い魚であるため、単体で飼うことをします。ベタは和名では「闘魚(とうぎょ)」と言い、気性がとても荒く、いったん鉢合わせると、同種のオス同士であれば喧嘩がはじまりどちらかが死に至ってしまうことがあります。

他の種類の熱帯魚に対してはさほど興味を示さないという説もありますが、それも個体によりますので絶対とは言い切れません。同種はもちろん、他種であっても同一水槽内での飼育は避けてください。

どうしても一緒に飼いたい場合は、攻撃された魚が隠れられるように、流木や水草などを多く設置する必要があります。それでも攻撃を続ける場合には、隔離して飼育するしかありません。

冬場のベタの飼い方は?

ある程度の環境には耐えうるベタですが、寒さには弱いです。水温が20℃以下になるような場合はヒーターを設置して水温管理に気をつけましょう。また、小瓶や小さな金魚鉢で飼育している場合、水温が下がりやすいため冬場は水温管理ができる水槽に移しかえるなどの工夫が必要です。

ビンでのベタの飼い方

ベタは「コップでも飼える」と言われます。小さなグラスでゆらゆら泳ぐ姿はとても愛らしいものがあります。非常にコンパクトなので置く場所にも困りません。ペットショップでは小ビンに入れて売られていることも多いです。

ビンで飼う場合の注意すべき点は、入れる水の量で、ビンの口の近くまで水を入れてしまうと、ベタが外に飛び出して弱ったり、最悪の場合は死んでしまうことがあります。

また、ベタをビンで飼うことには、デメリットもあります。水量が少なすぎるため水温の管理が難しいほかに、水がすぐに汚れてしまいます。すぐに水が汚れるということは、頻繁に水替えをしなくてはいけないということです。飼育に慣れていない初心者にとっては面倒な作業になりますので、初心者の方は大きめの水槽で飼育することをします。

ベタの飼い方で初心者が気をつけるべきこと

①基本は単体飼育

気性が大変荒く、同種のオス同士を同じ水槽に入れると喧嘩を始めてしまいますので、同一水槽での多頭飼いは避けてください。複数飼いたい場合はその頭数分の水槽を用意しましょう。

②餌のやりすぎに注意

飢えに強い魚ですので、餌やりは2日に1回でも十分です。餌のやりすぎは水質悪化の原因にもなりますので、やめましょう。

③水温管理はこまめに

水温が高すぎるのも問題ですが、通常飼育していて陥りやすいのが低水温です。特に冬場は水温が下がりやすいため、20℃以下にならないように適切な水温管理をしてください。

④病気について

「魚体の見た目が変」「動きが急に鈍くなった」「餌を食べなくなった」など、急に変化が現れた場合は病気の可能性があります。初心者の場合は自分で判断するのが難しいため、おかしいと思ったらショップで相談してみましょう。ベタのおもな病気を紹介しておきます。

<白点病>
体に白い点ができる病気です。繊毛虫という小さな虫が寄生すると発症します。エラに付着した場合、呼吸困難になることもあります。

<腹水病>
お腹が膨れ上がる病気です。まるでビー玉が入っているかのようにパンパンになります。

<穴あき病>
うろこの一部が膨らみ充血して、最終的にはがれてしまう病気です。はがれたところから感染症を起こす可能性があります。

<松かさ病>
うろこが松ぼっくりのかさのように開いてしまう病気。病気の中でも厄介な種類で、一度かかると完治は難しいとされます。

<エピスチリス病>
通称ツリガネ虫病と呼ばれ、うろこやひれに白点ができます。広がると水カビのようになり、次第に充血します。うろこがはがれた部分が腫瘍になり、二次感染を起こして死んでしまうケースもあります。

<尾ぐされ病>
まずは尾びれが赤く充血し、病気が進むとしだいに先端部から白く変色していき、やがて全身に広がり死に至ります。初期段階での対処が完治のカギですので、放置は厳禁です。

ベタの飼い方に関する書籍

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初回公開日:2017年10月30日

記載されている内容は2022年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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