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バタフライフィッシュの飼育方法|特徴や飼育の注意点についても解説

更新日:2024年08月09日

バタフライフィッシュの名前とその見た目から、興味を持つ人も多いのではないでしょうか。この記事では、バタフライフィッシュの飼育方法、レイアウト、混泳、繁殖、不調の原因と対策などを解説しています。バタフラフィッシュを飼ってみたい人はぜひチェックしてみてください。

バタフライフィッシュの飼育方法|特徴や飼育の注意点についても解説
バタフライフィッシュの繁殖は、国内でも成功例がほとんど無いほど難しいです。ただし、繁殖前に求愛行動のような様子が見られたという情報はあるようです。機会があれば、バタフライフィッシュの繁殖にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

産卵と孵化のさせ方

産卵と孵化させるには、まず弱酸性で非常に軟水な水質を作り、10cm程度の水位にします。水温を上げ、2週間程薄暗い環境を作ることでトリガーになるようです。繁殖は数日に分けて行われ、少しずつ卵を別水槽に移し稚魚を育てる必要があります。

産卵は水面付近に浮遊性の卵を産むことが分かっています。卵が流されてしまわないよう、浮草や水面まで長さのある水草を設置すると良いでしょう。

稚魚の餌の選定が難しく、回遊するようになると直ぐに水面付近で生息し始めるため、昆虫類を大変細かく砕いたものを与えると良いでしょう。

オスとメスの見分け方

オスとメスの見分け方は、尾びれの形状の違いにあります。オスは尾びれに段差があり、部分的に長くなっています。メスは滑らかなラインの尾びれが付いています。オスメスの判別は簡単にできるでしょう。

バタフライフィッシュがなりやすい不調の原因と対策



バタフライフィッシュは、丈夫な魚なので病気にはかかりにくい体質ですが、初めて水槽へ導入する際、お店から病気を持ち込んでしまう可能性があります。ストレスや魚体の抵抗力が落ちている時は、特に白点病に注意が必要です。

白点病の症状は、ヒレ先に白ゴマをふったような白点模様ができ、重症になると粘液が白濁し、剥がれてきます。またエラにも白点が見られることがあり、エラに寄生した場合には急死することもあります。

原因菌は、原生動物繊毛虫類「白点虫(イクチオフチリウス)」という小さな寄生虫です。白点虫は表皮の中に潜入しているので、駆除がしにくいです。そのため根気強く治療する必要があります。

治療法は、小型水槽で飼育している魚は1日断食させ、1%食塩水の1時間浴を1〜2日おきに数回繰り返します。

薬浴で治療する場合は、「グリーンFクリア」を水槽に入れ1週間様子を見ましょう。この時、水温はやや高めに設定します。

白点病は、水槽やコンクリート池で飼育する魚に発生しやすく、その飼育環境が適当でないため白点虫に対する抵抗力が弱まったことにより、病気が発症するものと考えられます。

白点病を予防するためには、日頃の水質管理や栄養面からの健康管理がとても重要です。水温が20℃前後の時に発生しやすいので、できるだけこの水温帯を避けるようにしましょう。

バタフライフィッシュを飼育する際の注意点

バタフライフィッシュは、古代魚としては飼育しやすく、比較的丈夫な生体ですが、ストレスを感じやすく縄張り意識も強いため、日頃の飼育管理と健康管理が大変重要です。

水流が穏やかで植物に覆われた場所を好むため、水槽内の水流が強くならないよう工夫する必要があります。また捕食の際や驚いた時に、水面からジャンプする習性があるので、水槽から飛び出す事故を防ぐためにも、隙間のない蓋をすることが必須です。

普段は上層でじっとしているため、健康チェックは難しいでしょう。激しく水槽内を泳いでいる時は、水質が悪化しているかストレスを感じている可能性があります。また、バタフライフィッシュは特徴的なひれの形から、菌に感染しやすいです。

日頃からきちんと水換えをして、健康を維持できるよう管理しましょう。水温の下がり過ぎや、上がり過ぎも良くないため、温度計を設置しチェックしましょう。

バタフライフィッシュの飼育方法を知ろう



今回は小さなアロワナ、バタフライフィッシュについて紹介しました。古代魚の中でも小型種で飼育しやすく、見た目も名前も独特で、とても興味深い魚種です。

捕食の際はジャンプすることや、水流の穏やかな上層を好むことなど、バタフライフィッシュならではの特徴や飼育方法がいくつもありました。

しっかり生態や生息地の環境を理解して、適切な飼育方法で健康的に育てましょう。ぜひ魅力溢れるバタフライフィッシュの育成を楽しみましょう。

初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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