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バタフライフィッシュの飼育方法|特徴や飼育の注意点についても解説

更新日:2024年02月22日

バタフライフィッシュの名前とその見た目から、興味を持つ人も多いのではないでしょうか。この記事では、バタフライフィッシュの飼育方法、レイアウト、混泳、繁殖、不調の原因と対策などを解説しています。バタフラフィッシュを飼ってみたい人はぜひチェックしてみてください。

バタフライフィッシュの飼育方法|特徴や飼育の注意点についても解説

ライト

水槽にライトを設置することは、明るく照らす以外にも多くのメリットがあります。照明時間を管理することで魚のバイオリズムが整う点や、鑑賞性が向上するため病気の早期発見に繋がる点、魚の餌への反応が高まる点、水草の育成には欠かせない点などが挙げられます。

水草を育成したい場合には、赤や青の波長放つライトがオススメです。長時間の点灯は魚のバイオリズムを崩してしまうだけでなく、苔の発生にも繋がります。点灯時間は日が射し始めたところから8〜10時間程度を目安にしましょう。

ただし、日によって点灯時間が変わったり、ライトの消し忘れなどがあると意味が無くなってしまいます。点灯時間を設定できる「観賞魚用タイマー」を使って、規則正しい環境を作りましょう。

底砂

バタフライフィッシュは中性付近の軟水を好むため、水質に影響を与えにくい大磯砂や川砂、硅砂、田砂などがオススメです。

特にオススメは大磯砂です。ホームセンターなどでも入手でき、専門店に行かなくても低価格で購入できます。また小石なので潰れず、底砂掃除さえすれば半永久的に使用することができるのです。通水性の良さから比較的多くの水草にも対応でき、肥料を与えれば栄養面も補えます。

2〜4mm程度の細目の大磯砂であれば、さまざまな魚種とも相性が良く、底面式フィルターの底砂としても最適です。注意点としては、使用しはじめは混入物の貝などによって水質がアルカリ性に偏りやすいため、安定するまでは水替えの頻度を少し多めに行いましょう。

どの底砂も基本的には、よく洗浄してから使用しましょう。

水草

バタフライフィッシュは水面が落ち葉や植物に覆われた場所を好みます。穏やかで且つ臆病な性格のため、水槽内にも浮草や水草を設置すると快適に安心して過ごせるでしょう。

水草にはそれぞれ適した水質・水温があります。そのため飼育環境や生体に合った水草選びが重要です。初心者にもオススメな水草は、「アヌビアス・ナナ」、「ミクロソリウム」、「スクリュー・バリスネリア」です。

アヌビアス・ナナは、適応できる環境が幅広く強い光が無くても育つ陰生植物です。流木や岩に活着させて育てることが多く、生体がいる水槽内にはCO2添加も不要です。

ミクロソリウムもまた陰生植物で、活着・植え付けの両方で育成できます。大磯砂でも育ち、CO2の添加も不要です。

スクリュー・バリスネリアは、丈夫で飼育難易度が低く、小型水槽でもレイアウトしやすいです。繋がったツルのランナーが増えていくため、こまめなトリミングは必要になります。

メンテナンス用品

魚を飼育する上で、水槽の水換えは欠かせない大事な作業です。メンテナンス用品にはさまざまな種類がありますが、必要なもの揃えてしっかり水換えを行うことが、バタフライフィッシュの健康に繋がります。

メンテナンス用品は、以下のものをメインとして揃えましょう。
・メラミンスポンジ(苔掃除)
・苔取り用スクレーパー
・プロホース(底砂掃除)
・ホース
・カルキ抜き剤
・パイプブラシ
・バケツ
・タオル類

水槽内は苔が発生しやすいため、水槽を傷つけにくく苔を削ぎ落とせる、メラミンスポンジやスクレーパーが便利です。ただ、メラミンスポンジは空気中で使用すると、アクリル水槽の表面などを傷つけてしまうため、使用する際は水中で行う必要があります。

底砂掃除には、汚れを吸い取りながら排水も同時に行える、プロホースがオススメです。排水先にはバケツを用意すれば、溜まった水を捨てることができます。

ホースは水槽の排水・入水に必要不可欠です。ただし、プロホースなどのクリーナーポンプを使用する場合には、専用のホースが既に付いているため必要ありません。「水作プロクリーナー」のような器具を使用する際には必要になります。

カルキ抜き剤は、水道水の塩素を中和するために欠かせません。分量の調節がしやすい液体タイプがオススメです。

フィルターのパイプ掃除にはパイプブラシが便利です。フィルターによって形が異なるため、それぞれに合ったブラシを用意しましょう。

バケツは排水と入水などに必須アイテムです。フィルターを飼育水で洗う際や、病気の魚を隔離する際にも役立ちます。10リットル以上のバケツを最低2つ用意するといいでしょう。

万が一水が溢れてしまったり、飛び跳ねてしまった場合に備え、タオルを数枚用意しておくと安心です。どんなタオルでも良いので、吸水しやすいものを準備しましょう。
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初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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