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バタフライフィッシュの飼育方法|特徴や飼育の注意点についても解説

更新日:2024年08月09日

バタフライフィッシュの名前とその見た目から、興味を持つ人も多いのではないでしょうか。この記事では、バタフライフィッシュの飼育方法、レイアウト、混泳、繁殖、不調の原因と対策などを解説しています。バタフラフィッシュを飼ってみたい人はぜひチェックしてみてください。

バタフライフィッシュの飼育方法|特徴や飼育の注意点についても解説

バタフライフィッシュの飼育に必要なものと選び方

バタフライフィッシュは水質への順応性も高く、比較的容易に飼育できます。水流の穏やかな場所を好み、水面から飛び出すこともあるため、環境には少し工夫が必要です。生息する自然環境に似た空間を作ることで、より居心地が良く快適に過ごすことができるでしょう。

ここでは必要な飼育用品やポイントを紹介していきます。ぜひチェックしてみてください。
  • 水槽と蓋
  • カルキ抜き剤
  • フィルター
  • ヒーター
  • ライト
  • 底砂
  • 水草
  • メンテナンス用品

水槽と蓋

バタフライフィッシュは水面近くを遊泳するため、水深はあまり重要ではありませんが、水面積は広めに確保する必要があります。

そのため30cm水槽では狭く、最低でも45cm以上の水槽を用意しましょう。理想的には60cmクラスの水槽が用意できれば、他の魚と混泳させることもできます。

バタフライフィッシュは物音や振動で驚くと、その拍子に水槽から飛び出してしまうこともよくあります。思わぬ事故を防ぐためにも、しっかり閉められる蓋を忘れずに用意しましょう。

おすすめは、水槽・フィルター・ろ過材・蓋・ライトなど一式揃った水槽セットです。セット購入すれば、水槽サイズに適した機材があらかじめ揃っているので、買い足す必要もなく初心者でも安心です。また、まとめて購入した方が総額が安くなるケースも多いようです。

海水魚向けの水槽セットは、淡水の熱帯魚には向かないので、「淡水魚用」「熱帯魚用」と記載のある水槽を選びましょう。

カルキ抜き剤

水道水には、カルキと呼ばれる次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。カルキは、魚体にも水槽内のバクテリアにもダメージを与えてしまうので、カルキ抜きを行いましょう。

カルキ抜き剤には大きく分類して2種類あります。一つはハイポと呼ばれる「固形状塩素中和剤」、もう一つは「液体塩素中和剤」です。最近では、使用量が調節でき的確にカルキを中和できる「液体塩素中和剤」が主流になっています。

固形タイプとは違い、水質コンディショナーや魚の粘膜保護剤など、プラスで添加されているものも販売されているため、液体タイプの中和剤がオススメです。

ただし、カルキ抜き剤でも入れ過ぎてしまうと、生体へ悪影響を及ぼしてしまいます。投入量は記載通り、規定量を守ることが大切です。

フィルター

バタフライフィッシュは、水流の少ない穏やかな水面付近に生息するため、強い水流を苦手とします。そのため、水面に強い水流を作らないろ過フィルターを選びましょう。

どうしても水流ができてしまう場合には、フィルターの排水口を壁面に向けたり水草で覆うなど、水流が穏やかになるよう工夫しましょう。

ある程度ろ過能力のあるもので、外掛け式フィルター、外部式フィルター、底面式フィルター、上部式フィルターなどがオススメです。

なお外掛け式フィルターや上部式フィルターは、リングろ材などを中に追加すれば、ろ過能力が上がります。底面式フィルターは、その上に底砂を敷き水が循環することによって、底砂がろ材の役割を果たしてくれます。ろ過能力も高くろ材不要で使えるので便利です。

ヒーター

バタフライフィッシュは寒さに弱いため、秋口から冬には安全カバー付きのヒーターを設置しましょう。急激な水温の低下は、ショック症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です

ヒーターには寿命があり、一般的には1〜2年が交換の目安です。ある日突然ヒーターが止まったり故障してしまうと、水温の低下もしくは上昇し過ぎてしまうことで、生体に危険が及びます。消耗品であることを念頭に、ヒーターは予備も準備しておきましょう。

水槽用ヒーターは、水槽サイズに合わせて選ぶことが大切です。水量に合った電力のヒーターを設置することで、無理なく水温を一定に保つことができます。また、サーモスタット(温度感知器)も用意しましょう。

最近では、サーモスタット不要の「統一基準適合」ヒーターも販売されています。ヒーター誤使用による事故を無くし、安心安全な観賞魚用ヒーターを目的に作られているものです。統一基準適合ヒーターには「安全基準適合マーク」が付けられています。

本格的に寒くなる冬季には、ヒーターにプラスして断熱材を合わせて使用することもオススメです。飼育水が流れる、水槽や外掛け式・外部式フィルターなどを断熱材で覆うことで、水温の温度管理能力が上がり、節電効果も期待できます。

日頃から水温をチェックできるよう、ヒーターと合わせて水温計も用意しましょう。
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初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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