ハムスターがキュッキュッと鳴くのはどんな時？鳴き声の種類と意味を紹介

「カチカチ」の音は、怒っていて噛む前の警告で鳴らします。不意に撫でられた時に「カチカチ」と鳴らして不快感を表します。

ハムスターは基本的に単独で生活する動物ですので、自分以外のものとコミュニケーションを取ろうという意識が低いです。そのため触られることがあまり好きではありません。

個体差もありますが、新しい環境になれるまで1カ月ぐらい必要です。ハムスターが慣れていない間は、そっと見守るだけにしましょう。警告を無視して撫でようとすると噛まれます。ハムスターの気持ちを尊重してあげてください。

「プププ」や「プップッ」は、ケージから出してお散歩している時や、大好きな物をもらった時に出る鳴き声です。嬉しくてご機嫌な状態です。

また、運動後や発情期のメスにオスが近づく時など、興奮している時にも鳴きます。

突然触られたり大きな音に驚いたりすると、短く高い声で「チュッ」と鳴きます。私たちも驚いたり嫌だったりする時に「わっ」とか「イヤ」とか、声が出てしまいますよね。ハムスターも同じなのです。

ハムスターはストレスに弱い動物ですので、驚かさないような接し方を心がけましょう。

一時的に鳴くのではなく、くり返し弱々しく「キューキュー」や「チューチュー」と鳴いている時は、呼吸器の病気かもしれません。なるべく早く病院で診てもらいましょう。

また、ハムスターの寿命は2〜3歳といわれています。寿命が近づくと痛みや苦しみから、か細い声で鳴くことがあります。苦しんでいる姿を目の前にして辛いと思いますが、少しでも穏やかにハムスターが最後の時を迎えられるように環境を整えてあげましょう。

寝ている時に「クックッ」や「ククク」と聞こえてきたら、寝言を言っている状態です。寝起きで寝ぼけている時にも発することがあります。

実は歯ぎしりの音でもあるのです。歯ぎしりの原因は、ストレスや歯が伸びすぎている、癖になっている場合などが考えられます。あまりにも頻繁に聞く時は、ハムスターがストレスとなっていることは何か見直したり、歯の状態は問題ないか確認したりしてあげましょう。

寝ている時や大好きな物を食べている時に「プスプス」という声を聞きませんか。実は気持ちが高ぶって、鼻から出ている音なのです。

飼い主の手のひらで甘えられて嬉しかったり、激しい運動後に興奮したりすると鳴きます。また、オスが発情期のメスに近づく時も興奮して鳴くこともあります。寝ている時なら、いびきをかいている状態です。

長時間「プスプス」と鳴いているなら、病気の可能性も考えられます。風邪やアレルギーが原因で鼻炎を起こしている可能性があるので、病院で診てもらうと良いでしょう。

ハムスターは縄張り意識が強い動物です。通常、1匹で飼っていて飼育環境に問題なければ聞くことのない鳴き声ですが、多頭飼いしていると強い子に攻撃され、弱い子が悲鳴をあげて鳴きます。

また執拗に攻撃して、弱い子を殺してしまうケースもあります。対応が遅れると最悪の結果になりますので、早急に助けてあげましょう。

赤ちゃんも鳴くことがあります。母親を呼ぶためで、赤ちゃんの時にしか聞けない鳴き声です。

逆に、赤ちゃんの鳴き声があまり聞こえないこともあります。そういう時は不安になって、何度も巣を確認したくなりますよね。しかし、あまり見すぎると、ストレスから育児放棄や子食いをしてしまう可能性があります。確認はせず、そっとしておいてあげましょう。

オスが鳴くことはありませんが、発情期のメスがオスを求めて「ギーギー」と鳴くことがあります。

鳴かないハムスターもいますし、鳴いても小さい声だったり、はっきりした声だったり、長時間鳴くこともあり個体差によってさまざまです。

メスの発情期の鳴き声が気になる方は、オスを飼うことをおすすめします。