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ハムスターが甘噛みするときのしつけ方とは?理由と対処法を紹介

更新日:2024年02月15日

ペットとして人気のハムスターですが、飼い主さんの中には、噛み癖に困っているという方も多いでしょう。ハムスターはどうして人や物を噛むのか、甘噛みと本気噛みの違いは何かについてご紹介します。あわせて対処法も記しますのでハムスターの噛み癖に困っている方はご覧下さい。

ハムスターが甘噛みするときのしつけ方とは?理由と対処法を紹介
慌てたとしても、ハムスターを驚かせる行動は避けましょう。甘噛みされた時に急に手を引っ込めると、ハムスターはびっくりしてしまいます。

ハムスターは臆病な生き物です。急な動きや大きな音に敏感ですので、噛みついた手を急に動かされると驚いてしまいます。驚くと余計に噛みついてきたり、人の手を怖がるようになりますので、急に手を引っ込めるのは止めましょう。

ハムスターに甘噛みされた時は、たとえ驚いても、痛くても、ゆっくりと動いてください。ハムスターを怖がらせることはいい結果にはなりませんので、怖がらせないようにしましょう。

甘噛み程度なら噛ませておく

ハムスターに餌と間違えて甘噛みされた場合、痛みがないなら、その行動は放っておいても構いません。

痛みには個人差がありますが、さほど痛みを感じない甘噛み程度なら、そのまま噛ませていても問題はありません。

しかし、我慢できないほどの痛みなら、甘噛みではありません。その場合は、噛ませないようにするべきですが、甘噛み程度の痛みだと判断したら、環境を変える必要はないでしょう。

環境を変えること、飼育方針を変えることにより、ハムスターがストレスを感じてしまい、体調を崩す怖れもあります。

ハムスターに危害を与えないことを伝える

飼い主を怖がったハムスターが、慌てて餌を食べている可能性があります。

手を攻撃されるということは、手が「敵」だと認識されているということです。手そのものや飼い主が、ハムスターに対して敵ではないと教えましょう。

動物は、敵のそばにどうしても欲しいものがある時、「欲しいものを素早く取ってすぐ逃げる」、または「敵を攻撃して欲しいものを手に入れる」のどちらかの行動を取ります。

この場合、慌てて食べている中で、手と餌を間違えてしまい、結果甘噛みしていることが予想されます。落ち着いて食べてもらえるよう、こちらに敵意がないことを覚えてもらい、信頼関係を築きましょう。

ハムスターが噛む原因と対処法2:動物性たんぱく質が不足している

ハムスターは、動物性たんぱく質を必要とする生き物です。

野生では昆虫を食べて生きています。昆虫の代わりに人間の手の皮を甘噛みして、たんぱく質を摂取しようとしている可能性がありますので、ミルワームなどの昆虫を与えるようにしましょう。

たんぱく質不足が考えられる場合は、以下もあわせてチェックして下さい。

ハムスターが噛む場合の対処法

  • 餌は一日一回決まった時間に与える
  • 成長期に応じて餌の量を変える

餌は一日一回決まった時間に与える

餌の時間を決めることは、信頼関係を築くためにも必要です。

「お腹が空いているのに、いつ餌が出てくるか分からない」となると、待ちきれなくなって、手を甘噛みして、手の皮を食べようとすることがあります。また、「餌を貰えるかどうかが分からない」など、ハムスターに不信感を持たれると、飼い主との信頼関係にひびが入ってもおかしくありません。

一時間前後のずれなら仕方ないといえますが、基本的には、餌の時間は決めておきましょう。時間をしっかり決めておくことで、噛みついてアピールする必要がなくなり、待っていてくれるようになります。

成長期に応じて餌の量を変える

体の大きさや、体重、月齢によって、餌の適正量は違います。

生後10日目までは母乳で育ちますので、母親がいれば完全に任せるようにし、いない場合は専用ミルクを与えます。

その後は、ペレットや野菜を専用ミルクでふやかしたものを離乳食として与えますが、徐々に大人用の餌に切り替えましょう。

切り替えたあとは、餌のパッケージや体重から必要カロリーを算出し、適正量を計算します。おやつをあげるなら、その分のカロリーも計算しなくてはなりません。

体調不良のサインなどがなければ、原則、毎日決まった量を決まった時間に与えます。

ハムスターが噛む原因と対処法3:飼い主を敵だと思っている

ハムスターにとって、人間は、敵か味方かも分からない巨大な生き物です。

敵に対峙したら、攻撃するより逃げたり隠れることを選ぶのがハムスターの基本性格ですので、攻撃するということは、よほど必死な最終手段と考えられます。

飼い主に敵だと思われている際の対処法は、以下のとおりです。

ハムスターが噛む場合の対処法

  • ハムスターの嫌がることをしない
  • ハムスターとの信頼関係を築きなおす

ハムスターの嫌がることをしない

相手の嫌がることをしないことは、ペットの飼育において基本です。人間でも小動物でも、嫌がることをしてくる相手のことを嫌うのは、当然の心理です。

嫌いな相手・敵と認識されないよう、そして好かれるよう、ハムスターの嫌がることは止めましょう。具体的には、構いすぎ・触りすぎ・痛がっているのに無理やり掴む・力が強いなどです。

また、直接的にではなくても、大きな声や物音を出す人は嫌われやすいといえます。ハムスターは臆病な個体がほとんどだからです。

ハムスターをペットとして迎えたら、こちらがハムスターに合わせて生活しましょう。

ハムスターの嫌がること

  • 大きな声や音
  • 急な動き
  • 強い力
  • 構いすぎ
  • 触りすぎ
  • しつこい

ハムスターとの信頼関係を築きなおす

敵でなく味方だと認識されるには、信頼関係が必要です。

お世話がきちんとできているか、嫌がることをしていないか、万一嫌がることをしてしまっても、すぐに止めているか、など、自分の行動を思い返してみてください。

すぐに変化が訪れるとは限りませんが、時間をかけて、ゆっくりと信頼関係を築いていけば問題ありません。

あまり気合を入れすぎると、敏感に察知されて、余計に関係が悪化することも考えられますので、「そのうち分かってくれればいい」ぐらいのつもりでいましょう。
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初回公開日:2019年07月30日

記載されている内容は2022年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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