ハムスターが突然死になる前の症状とは？原因や死を確かめる方法を解説

感覚器の衰えの1つに耳があります。

難聴は生まれながらに持っている場合もありますが、病気などの原因によって引き起こります。高齢になるにつれ、聴覚が衰えている場合もあります。しかし中耳炎などの病気、抗生物質による副作用、原因の不明な突然性のある難聴などで聞こえなくなることがあるのです。

ハムスターの下痢の原因は、条虫、蟯虫、トリコモナス、ジアルジア、ローソニア感染症などがあります。下痢が続くと、脱水や栄養の吸収が阻害され、体力が無くなることや脱毛などの症状が現れます。特に目が開かないことの多くは、脱水により二次的な症状です。

またハムスターの種類によって原因が異なります。例えば、ゴールデンやキンクマは、ローソニア感染症になりやすいです。ペットショップの入荷直後などに多発しやすいとされています。

食が細くなる原因としては、加齢や病気などで体が弱っている場合が多いです。ハムスターは夜行性のため、日中はあまり食べなくても問題はありません。しかし夜中にも餌を食べない場合、注意が必要です。

ハムスターは習性として、頬袋に餌を入れたり、敷材の下に隠したりすることがあります。そのため餌は減っていても、隠している場合があります。数日、何も食べないだけでも死亡する可能性があるので気を付けましょう。

ハムスターにとって体重の減少は、体調不良の印でもあります。ハムスターの体重は1g減るだけでも体に負担がかかります。栄養がいくらあっても体重が減少している場合は、大きな病気になっている可能性があるので、日頃から体重測定は行いましょう。

加齢に伴い、足腰が弱ってくると頻繁につまずいたり、転んだりするようにいなります。この場合は、ハムスターの寿命が近づいている印でもあります。そのためハムスターの暮らすゲージ内は、段差がなるべく少なく、ハムスターの負担にならないようなレイアウトにしましょう。

ハムスターはきれい好きな動物であり、普段は毛づくろいや砂浴びを頻繁に行い、身体を清潔に保ちます。

しかし毛づくろいをしていない場合には、注意しましょう。病気やケガの影響で毛づくろいをしていない、栄養が不足している、寄生虫や皮膚疾患などが原因の可能性があります。これによって毛並みや毛艶が悪くなる場合には、体に異常があると考えましょう。

ハムスターが亡くなっているかの確認方法は、毛並みが汚れている、身体に弾力性や柔軟さがない、目が開いたままひげに触れても全く動かない、体温や呼吸を感じることができない場合、死後硬直を起こしています。

死後硬直は、亡くなってしまうと身体に残されたエネルギーをすべて使い、収縮している状態になることです。死後硬直は、亡くなった数時間後に始まり、半日で全身の筋肉を硬直させ、次第に柔らかくなります。

また亡くなった状態ではないもののハムスターには、疑似冬眠する場合があります。これは冬眠をするのではなく、目覚めることがない仮死状態になります。そのため急に動かなくたった場合は、疑似冬眠か死後硬直の可能性があるのです。

見分け方は、ゲージから出してあげ、毛並みを確認しましょう。疑似冬眠の場合、毛並みの乱れや汚れは少ない傾向があります。次に手足を優しく伸ばし、こわばりがないかやお腹やわき腹に弾力性があれば疑似冬眠の可能性が上がります。

飼育していたハムスターが亡くなった際には、最期まで看取ってあげ、供養してあげましょう。そのために死を確認した後にするべきことの手順を紹介します。

ハムスターとの最後のお別れとなります。後悔のないように、どのような行動をすべきかを知っておきましょう。またどのような形式で、供養するかの参考にしてください。

まずは体をきれいにするために汚れている箇所がある場合、湿らせたガーゼなどで汚れを拭き取ってあげましょう。瞼が開いている場合は、指先や布などでなでるように目元を覆い、閉じてあげましょう。

そしてブラッシングをして、毛並みをきれいにし、体が硬直する前に四肢を内側にしまいこむように丸めます。