セミの食べ物とは?飼育する場合の注意点や寿命・種類についても紹介!
更新日:2024年07月12日
セミの声を聞くと、本格的に夏が始まったと思う人も多いでしょう。それくらい、セミは夏の風物詩として世間に知れ渡っています。子どものときに、そんなセミを飼ってみたいと思ったことはありませんか。
本記事では、セミを飼育する場合の注意点や寿命、種類について紹介しています。一般的にセミは成虫の期間も短く、外を飛び回って生きていることから、人の手での飼育が難しいとされていました。
しかし、本記事で紹介しているセミを飼育する際の注意点をしっかり理解しておけば、セミの飼育は可能といえるでしょう。また、仮に飼育することはなくても、今まで知ることができなかったセミに対して理解を深めることもできます。
それらを踏まえた上で、さっそく本記事をチェックしてみましょう。
本記事では、セミを飼育する場合の注意点や寿命、種類について紹介しています。一般的にセミは成虫の期間も短く、外を飛び回って生きていることから、人の手での飼育が難しいとされていました。
しかし、本記事で紹介しているセミを飼育する際の注意点をしっかり理解しておけば、セミの飼育は可能といえるでしょう。また、仮に飼育することはなくても、今まで知ることができなかったセミに対して理解を深めることもできます。
それらを踏まえた上で、さっそく本記事をチェックしてみましょう。
セミはカメムシの仲間?
セミは生物学的には「カメムシ目(半翅目)」に分類されている昆虫です。
カメムシ目は針のような尖った口を持っているのが特徴です。その口を器用に使い、動物や植物から蜜や体液を吸って栄養にしています。
また、セミは成虫期間が非常に短いことで知られていますが、その分幼虫期間が長く、総合的にみると寿命が長い昆虫です。種類にもよりますが、およそ3〜17年ほどは生きられるでしょう。
カメムシ目は針のような尖った口を持っているのが特徴です。その口を器用に使い、動物や植物から蜜や体液を吸って栄養にしています。
また、セミは成虫期間が非常に短いことで知られていますが、その分幼虫期間が長く、総合的にみると寿命が長い昆虫です。種類にもよりますが、およそ3〜17年ほどは生きられるでしょう。
セミの種類
夏の風物詩として古くから定着しているセミですが、日本でみられるセミの種類まで細かく知っている人は、少ないでしょう。
また、ペットショップなどでセミを取り扱っているところはほとんどありません。そのため、実際に飼育する場合は、野生のセミを捕獲するところから始まります。
そこでまずは、実際に日本で生息しているセミにはどんな種類がいるのか紹介します。
また、ペットショップなどでセミを取り扱っているところはほとんどありません。そのため、実際に飼育する場合は、野生のセミを捕獲するところから始まります。
そこでまずは、実際に日本で生息しているセミにはどんな種類がいるのか紹介します。
アブラゼミ
主に日本全土で目撃されるのがアブラゼミです。アブラゼミの幼虫期間は、2〜4年程度とされています。
全長は5〜6cm程度で、茶色でまだら模様の羽を持っているのが特徴です。日本では馴染み深いセミですが、羽が不透明な種類は世界的にみた場合、とても珍しい種類のようです。
また、アブラゼミは気温や湿度が高い夜や、街灯が明るい場所で「夜鳴き」をする種類です。そのため、無理に早起きをしなくても捕まえられる種類といえるでしょう。
全長は5〜6cm程度で、茶色でまだら模様の羽を持っているのが特徴です。日本では馴染み深いセミですが、羽が不透明な種類は世界的にみた場合、とても珍しい種類のようです。
また、アブラゼミは気温や湿度が高い夜や、街灯が明るい場所で「夜鳴き」をする種類です。そのため、無理に早起きをしなくても捕まえられる種類といえるでしょう。
ミンミンゼミ
ミンミンゼミは主に、北海道南部から九州にかけてみられるセミの種類です。アブラゼミ同様、日本の代表的なセミとして思い浮かべる人も多いでしょう。
全長6cm程度で、黒の胴体に緑色や水色の模様が入った透明の羽を持っています。「ミーンミンミン」という鳴き方が名前の由来になったといわれています。
暑さが苦手で乾燥した場所を好むことから、都市部の公園でも捕獲することができるでしょう。
全長6cm程度で、黒の胴体に緑色や水色の模様が入った透明の羽を持っています。「ミーンミンミン」という鳴き方が名前の由来になったといわれています。
暑さが苦手で乾燥した場所を好むことから、都市部の公園でも捕獲することができるでしょう。
クマゼミ
クマゼミは、主に西日本以南に生息しているセミの種類です。
全長は6〜7cmと、本州でみられるセミの中では最も大型の種類です。体は黒っぽく、緑や水色の模様が入った透明の羽を持っています。
明け方から午前中に鳴くことが多く、「シャシャシャ」という鳴き方から、息継ぎのように「ジー」と間に挟むのが特徴です。
捕まえたい場合は、主に平地の公園や雑木林を探してみると良いでしょう。
全長は6〜7cmと、本州でみられるセミの中では最も大型の種類です。体は黒っぽく、緑や水色の模様が入った透明の羽を持っています。
明け方から午前中に鳴くことが多く、「シャシャシャ」という鳴き方から、息継ぎのように「ジー」と間に挟むのが特徴です。
捕まえたい場合は、主に平地の公園や雑木林を探してみると良いでしょう。
ニイニイゼミ
ニイニイゼミは、一部地域を除く日本全土で見られるセミの種類です。
小型のセミで全長は2〜3cm程度しかありません。胴体も木の皮のような模様が保護色のような働きをしているため、木に止まっているときは見つけづらい傾向があります。
日本全土に生息しているセミですが、乾燥した場所はあまり好みません。そのため、捕まえるなら湿気の高い緑地や森林を探してみると良いでしょう。
小型のセミで全長は2〜3cm程度しかありません。胴体も木の皮のような模様が保護色のような働きをしているため、木に止まっているときは見つけづらい傾向があります。
日本全土に生息しているセミですが、乾燥した場所はあまり好みません。そのため、捕まえるなら湿気の高い緑地や森林を探してみると良いでしょう。
ヒグラシ
ヒグラシは、日本全土の他に東アジアを中心に生息しているセミの種類です。この名前から夕方に鳴いているイメージがありますが、早朝にも鳴いています。
全長は2〜3cm程度と小型で、オスとメスで大きさが異なるのが特徴です。オスの方が比較的大きく、中には4cm近くまで成長する個体もいます。
オスのお腹は空洞になっていて、鳴き声が響きやすくなっています。
全長は2〜3cm程度と小型で、オスとメスで大きさが異なるのが特徴です。オスの方が比較的大きく、中には4cm近くまで成長する個体もいます。
オスのお腹は空洞になっていて、鳴き声が響きやすくなっています。
ツクツクボウシ
ツクツクボウシは、主に北海道からトカラ列島以北に生息しているセミの種類です。主に、夏の後半や秋にかけて鳴き始めるセミとして知られています。
全長は4〜5cm程度で、「ツクツクボーシ」と特徴のある鳴き声をしています。また、地域によっては7月上旬くらいから活動を始めますが、他のセミの声にかき消されることもあり、鳴き声があまり目立つことはありません。
全長は4〜5cm程度で、「ツクツクボーシ」と特徴のある鳴き声をしています。また、地域によっては7月上旬くらいから活動を始めますが、他のセミの声にかき消されることもあり、鳴き声があまり目立つことはありません。
ハルゼミ
初回公開日:2022年07月06日
記載されている内容は2022年07月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。