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セミの食べ物とは?飼育する場合の注意点や寿命・種類についても紹介!

更新日:2024年07月12日

夏の風物詩の代表として名高いセミですが、飼ってみたいと思ったことはありませんか。本記事では、そんなセミの生態や飼育する上での注意点について紹介しています。セミの生態について詳しく知りたい人は本記事をチェックしてみましょう。

セミの食べ物とは?飼育する場合の注意点や寿命・種類についても紹介!
ハルゼミは、春から初夏にかけて活動しているセミの種類です。

全長は3cm程度とやや小型で、全身が黒や黒褐色のような暗い色をしています。

ハルゼミは、主にアカマツやクロマツのような樹木を好んでいます。しかし、近年では都市開発の影響もあり、ハルゼミの生息域が減少しつつあります。実際に生息しているのを見たい場合は、郊外の松林に足を運んでみると良いでしょう。

セミの寿命は?

一般的に、セミの一生は短いと感じる人も多くいると思います。これらの理由は、セミは幼虫期間が非常に長く、成虫として地上に出てきてから活動を始める期間が非常に短いためです。

また、セミが成虫になってから大きな声で鳴く期間は1週間程度しかなく、一生のほとんどは地中で過ごしています。その期間は3〜7年程度で、長い場合は10年以上地中で生活していることもあります。

セミの食べ物とは?

セミは、幼虫や成虫も同じで木の樹液を餌にしています。

セミが持つ細長い口を木に刺して、自身の栄養として摂取しています。これは生きた木から摂取できる栄養が重要になっているため、木の枝や昆虫ゼリーなどでは同様に食事させるのが難しいとされています。

しかし、昆虫ゼリーの場合は、ぐちゃぐちゃにかき混ぜて液体と固体を分離させることによって、食べてくれる場合もあるようです。

セミを飼うときの注意点

セミは、人間が思っている以上にデリケートな生き物で、すべての条件をクリアした環境下でなければ生きられません。そのため、一般的にはペットとしては向かない昆虫として知られています。

しかし、それらの注意点をしっかりと理解しておけば、実際に飼育することも可能です。それでは実際に、セミを飼うときにどのようなことに気をつけておけば良いのか、詳しく見ていきましょう。

殺虫剤などの使用に気を付ける

夏は、害虫を避けるために、殺虫剤や蚊取り線香を利用する場面が増えてきます。それはセミにとっても有害物質を含んでいるため、飼育中の使用は避けておくのが無難でしょう。

さらに、防虫効果のあるアロマオイルやエッセンシャルオイルも同様に、セミは苦手としています。

もしセミを飼育したいと考えている場合は、殺虫・防虫効果のあるものは基本的に使用できないと考えておくと良いでしょう。

暑さが苦手

セミといえば夏を代表する昆虫の代表格ですが、実は暑さが得意ではない一面も持ち合わせています。

特に、気温が30度を超えるような猛暑を苦手としています。そのため、常にセミが快適に過ごせる24〜26度程度を保たなければなりません。それ以外に、長時間の直射日光が当たる環境も苦手としているので、風通しが良く、日陰のある涼しい場所で飼育する必要があるでしょう。

尿を飛ばす習性がある

セミは空を飛ぶときに尿を飛ばす習性があります。これは、少しでも体を軽くしようとする習性の1つです。そのため、セミの近くにいたことで、飛び立つ際に尿をかけられてしまった経験がある人もいるでしょう。

一般的に尿と聞くと、あまり良いイメージを持てないかもしれません。しかし、尿に含まれている成分のほとんどは水であり、人体に害はありません。服についても通常の洗濯で綺麗になるでしょう。

セミの天敵の存在

自然界において、セミは捕食対象になることがほとんどです。そのため飼育する際は、それらの天敵からしっかり守る必要があります。

主に、クモやカマキリ、鳥類全般から狙われるようになるでしょう。野外で飼育している場合はネットで保護していたとしても、ちょっとした油断から天敵に捕食されてしまったという事態にもなり得ます。

そういった悲しい結末を迎えないよう、十分に注意しておきましょう。

オスは鳴き方が激しい

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初回公開日:2022年07月06日

記載されている内容は2022年07月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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