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ハニーワームとはどんな虫?成虫についてや飼育方法について紹介

更新日:2024年01月25日

皆さんはハニーワームをご存知でしょうか?ハニーワームは、ハチの巣やハチミツを好み、ハチノスツヅリカという蛾の幼虫です。本記事では、ハニーワームがどのような生き物か、飼育方法などを紹介しています。ぜひハニーワームの飼育に興味がある方は、チェックしてください。

ハニーワームとはどんな虫?成虫についてや飼育方法について紹介
ハニーワームを飼育する際には、事前にいくつかのことを知っておくべきことがあります。その中でここでは2つほど紹介します。

1つ目は、飼育する際の温度設定です。ハニーワームは成長スピードが飼育する温度によって変わる生き物です。そのため周りの温度の影響を受けやすい特徴があります。飼育する季節によっては、さなぎになる場合があります。

2つ目は、繁殖させる場合についてです。ハニーワームは上記で紹介したように、ハチノスツヅリカという蛾になります。成長することで羽が生え、空を飛び回ることができる虫へとなるのです。すると餌を与える際の脱走やハチの巣を荒らす害虫として扱われてしまう場合があります。

またハニーワームとは飼育方法も異なり、飼育の手間も増えてしまいます。そのためハニーワームを成虫へすることを考えているなら、その後の飼育方法も押さえとく必要があるのです。

飼育の際の温度設定について

ハニーワームは、温度に比例して成長するスピードが早くなる生き物です。目安として約20℃以上の場合に成長ペースがあがるとされています。

温度を約25℃から30℃に設定し、育てると約6週間から8週間で幼虫からさなぎになります。早くハニーワームを成長させたい場合は、この温度が最適でしょう。

一方でハニーワームの成長を緩やかにするには、約15℃以下の比較的低温で管理するのがおすすめです。

この際に長期保存をする場合、冷蔵庫の野菜室などでも可能です。しかし体長が2cm未満の小さい場合は、身体が弱いための冷蔵庫などの寒い場所では、死んでしまうことがあります。

繁殖させる場合について

ハニーワームを繁殖する場合は、丸めた新聞紙やティッシュペーパー、キッチンペーパーなどを置いておきましょう。すると幼虫がさなぎになる際に、ゆりかごとして丸めたものを利用します。時間が経つと、丸めた紙などにくっついている姿を見ることができます。

またさなぎになるときは、与える餌がなくなることで繭を作り始めるのです。繭を作り始めた際でも数日の間であれば、繭を剥くことで完全にさなぎになっていない幼虫の状態が出てきます。

ハニーワームは、成虫になるとミツバチの巣を荒らす虫になります。飼育する場所の近くに養蜂場がある場合は、飼育を控えましょう。養蜂場のハチの巣を荒らすことに繋がってしまいます。

餌としてのハニーワーム

ハニーワームは、釣り業界では魚の餌としても使用されています。その際にはよくブドウムシという名称で販売されています。

ハニーワームは餌として、集魚性が高く皮膚が固いために、針につけやすいのが特徴です。そのため対象の魚も多く、ニジマスやヤマメ、イワナ、マスなどが好んで食べています。

産地は、国内はもちろんのこと、中国や韓国などのアジア諸国、オランダやフランスなどのヨーロッパでも取り扱いがあるほどです。魚たちにとってハニーワームは、ごちそうとも捉えられる餌です。

保存方法は、冷蔵庫の野菜室など10℃前後の場所で保管しましょう。また野菜室がない場合には、新聞紙にくるみ冷えすぎないようにしてください。保存期間では、2、3週間ほどです。あまり長いとは言えないので、釣りの予定が決まってから購入しましょう。

ハニーワームについての知識を深めよう

ここまでハニーワームとはどんな生き物であるかや飼育方法、飼育に必要なもの、注意するべきことなどを紹介してきました。この中で初めて知る知識や勉強になったことは、ありましたでしょうか。

ハニーワームは、ハチの巣やハチミツなどを好んで食べており、成虫になるとハチノスツヅリカという蛾になります。またハニーワームは、飼育する際には手間がかからず育てることが可能です。しかし育つ環境の温度次第で、成長速度が変わる点に気を付けましょう。

さらに成虫になると幼虫のときとは異なり、飼育が容易にはいきません。そして近くに養蜂場がある場合は、ハチの巣を荒らしかねないので飼育は控えましょう。

ハニーワームは、生き物として飼育することもできますが、餌として釣りでも使用される生き物です。繁殖しやすい特徴から、頻繁に使用されています。

このように飼育が比較的簡単とはいえ、成虫になってから気を付けるべき点が増えることがあります。飼育する際には、生き物の特徴を押さえたうえで判断しましょう。

初回公開日:2022年08月03日

記載されている内容は2022年08月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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