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【野生/動物園】熊の平均寿命|ヒグマ/ツキノワグマ

更新日:2023年12月04日

日本にも生息する熊ですが、どれくらいの寿命か知っていますか。熊の寿命は、野生と動物園では大きく違います。熊の種類別平均寿命や、世界で長生きした熊の寿命などご紹介します。熊はいったいどれ位生きるのか、チェックしてみましょう。

【野生/動物園】熊の平均寿命|ヒグマ/ツキノワグマ
熊は自然で生きていると寿命は短くなりますが、動物園などで飼育されていると寿命を延ばす個体もいます。良い環境で飼育されるとギリシャでは50年生きた熊もいます。熊の種類によって寿命は異なりますが、やはり餌に困らない環境で生きて、病気をすれば治療してもらえる飼育下での寿命がグンとアップします。

世界最大級の熊の寿命

世界最大級の熊はコディアックヒグマで、アラスカ半島の海岸部やコディアック諸島に生息しています。この地域は近くを流れる暖流のおかげで、1年中穏やかな気候に恵まれています。

山にはトウヒやモミなどの針葉樹が多く見られ、皮にはヒグマの大好物であるサケが5種類も生息しています。

サケは、産卵する時に川を遡上し、たんぱく質や脂肪など蓄えています。栄養豊富なサケを食べることができ、この熊はとても大きく育ちます。大きくなり立ち上がると3m近くに成長、日本のヒグマは2m位ですからさらに大きいことがわかるでしょう。

寿命はヒグマ種と同じ、25年くらいと考えられています。大きな熊と言えば、グリズリーも思い浮かべますが、グリズリーの平均体重は260kgで、コディアックヒグマの平均体重は390kgです。最大級のコディアックヒグマは800kgになります。体重や体高など、どれをとっても大きい熊です。

熊の寿命の推移

熊の寿命の推移は、はっきりした情報がわかりません。野生の熊は、環境の変化などによって寿命が短くなったり、開発などで山が壊されると住む場所が無くなり食べ物も少なります。

食べ物を求めて人里に降りてくるケースも増えているので、射殺されてしまい寿命をまっとうできない個体も多くいます。環境が良かった頃に比べると、寿命が短くなっていると考えられるでしょう。

熊の最長寿命

熊の最長寿命は、ヒグマで47年です。飼育された熊の最長寿命が記録として残されています。最長寿命の基準は、野生環境で知るのはとても難しいです。

飼育下では熊の寿命は長い

飼育下で育てられた熊の寿命は50年生きたケースもあり、とても長いとわかりました。しかし、野生環境では25年前後ではっきりした事もわかりません。野生環境で生きることは厳しく、寿命を短くさせていると考えられます。

熊の種類はとても多くありますが、どの熊も個体数を減らしており絶滅の危機に指定されている種類が多くあります。日本でも人里に降りてくると射殺されるケースが多く、熊にとっては住みにくい世の中になっている事でしょう。

少しでも寿命をまっとうできるように、熊と人が共存できる環境にすることが必要です。

初回公開日:2018年01月15日

記載されている内容は2018年01月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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