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アルパカはペットとして飼える?アルパカの特徴や飼い方解説

更新日:2023年11月15日

アルパカは良質な体毛をもつラクダの仲間ですが、南米大陸のペルー南部からアルゼンチン北部に掛けた標高5,000mほどのアンデス高原で放牧されている家畜です。欧米を始め日本などでもアルパカを展示飼育している施設がありますが、最近はペットとして飼う人も増えています。

アルパカはペットとして飼える?アルパカの特徴や飼い方解説

アルカパはペットとして飼うことができる

アルパカとは一見すると可愛い子羊のように見える動物ですが、南米大陸のアンデス高原一帯で飼育されているラクダの仲間(ラクダ科ビクーニャ属orリャマ属)です。

アルパカはインカ帝国の先住民によって、標高5,000m超のアンデス高原で家畜として飼育されてきました。性格は警戒心が強い反面好奇心も強くおとなしい動物ですが、威嚇のために唾を吐く習性があります。

日本ではアルパカがいる牧場として「那須ビッグファーム」などがを博していますが、最近はアルパカのペット飼育を希望する人が増えています。

アルパカを飼う前に知っておきたいこと5つ

アルパカをペット飼育するためには、まずは動物としてのアルパカの生態・性格・特徴などの基礎知識を持つことが大変重要です。

そもそもアルパカは、標高の高いアンデス高原で放牧されている家畜の血を引く動物であるため、ペットとして飼育するためには快適な生活環境を確保する必要があります。

ここでは、ペットとするためのアルパカの入手方法・購入価格・飼育費用などのほか、ペット飼育に必要な条件や環境などについて見ていきます。

アルパカを飼う前に知っておきたいこと1:アルパカの特徴

アルパカの平均的な体長(頭胴長)は約160cm、体高(肩高)は約100cm、体重は約60kgとかなり均整の取れたプロポーションをしています。

なお、アルパカは外見的にはモフモフした毛並みから太っているように見えますが、実は走る速度は自転車の2倍に匹敵する時速40Kmに達する韋駄天です。

また、アルパカの毛色は大きく茶・黒・白・灰色の4種類に分類されますが、太さが約20µmの極細で良質なウールです。

アルパカを飼う前に知っておきたいこと2:アルパカの鳴き声や性格

アルパカの鳴き声は、リャマ(ラマ)と似たような「フェ~」とか「フ~~ン」といたって鳴き声おとなしいですが、身辺に危険を感じたときは「キュキュキュ」とひときわ高い鳴き声を発します。

アルパカはその容貌や立ち居振る舞いなどからして、性格的におとなしく見られることが多い動物です。しかし、相手を外敵とみなすと威嚇や撃退する示威行為として、強烈な異臭を放つ唾を吐く習性を持っています。

アルパカを飼う前に知っておきたいこと3:アルパカの食性

アルパカは牛や羊などと同じ4つの胃を持つ反芻動物ですが、アンデス高原で放牧されているアルパカは基本的に草や苔などを食べて暮らしています。

牧場などで飼育されているアルパカは、牧草(チモシー)や草食動物用の固形飼料(ヘイキューブやペレット)など餌にしていますが、春先から夏に掛けては新鮮な青草を与えても喜んで食べます。

アルパカを飼う前に知っておきたいこと4:アルパカの値段

ペットとして飼うアルパカの値段は毛色や毛並みによって異なりますが、アメリカでアルパカ値段は平均的に一頭250万円以上するのが相場です。

日本ではアルパカの値段は概ね200万円前後ですが、もちろん毛色や毛並みによっても異なります。なお、オスより繁殖力があるメスの方が値段が高い傾向があり、血統書まで付けるとさらに値段が上がります。

アルパカを飼う前に知っておきたいこと5:アルパカの購入方法

アルパカは一般的なペットショップでは取り扱われていません。 アルパカをペットとして購入したいと考えている人は、長年アルパカ飼育に携わっている「那須アルパカ牧場」に問い合わせて見てはいかがでしょう。

なお、現在アルパカがいる動物園やアルパカ牧場は、北海道(釧路市動物園)から九州(阿蘇カドリー・ドミニオン)に点在し全国に約50カ所ほどの施設があります。

アルパカを飼う時の注意点6つ

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初回公開日:2019年08月01日

記載されている内容は2019年08月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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