ウォンバットはペットとして飼えない?生態とその理由とは?
更新日:2024年11月11日
ウォンバットがペットとして飼えない理由1:害獣とみなされていた
ウォンバットは害獣とみなされていた時期があります。ウォンバットはたくさんの穴を持った巣穴を掘りますが、穴に家畜やトラクターが落ちて事故に遭い、住民に被害が出る例が多発しました。
またウォンバットの巣穴は、畑の作物を食べてしまうことで同じく害獣とされているアナウサギが住み着くことがあります。
2重に被害が心配されるので、ウォンバットが害獣とされる理由の一つにもなっています。
またウォンバットの巣穴は、畑の作物を食べてしまうことで同じく害獣とされているアナウサギが住み着くことがあります。
2重に被害が心配されるので、ウォンバットが害獣とされる理由の一つにもなっています。
ウォンバットがペットとして飼えない理由2:絶滅する恐れがある
ウォンバットは現在、絶滅の危機がある動物とされています。特にキタケバナウォンバットは絶滅危惧種に指定されていて、本格的な保護が行われています。
ヒメウォンバットも害獣として駆除されていた時期がありましたが、駆除のやりすぎなどが原因で数が減ってしまい保護動物に指定されています。
ヒメウォンバットの生息地では現在でも不法に駆除されてしまうことがあり、絶滅が懸念されています。
ヒメウォンバットも害獣として駆除されていた時期がありましたが、駆除のやりすぎなどが原因で数が減ってしまい保護動物に指定されています。
ヒメウォンバットの生息地では現在でも不法に駆除されてしまうことがあり、絶滅が懸念されています。
ウォンバットがペットとして飼えない理由3:販売目的で輸入することが禁止されている
ウォンバットはオーストラリア政府によって個人や販売目的での輸入が禁止されている動物です。
そのため日本のペットショップで買うことも、ペット用として送ってもらうこともできないことになります。
日本で飼う動物としては向かないウォンバットですが、動物園などでは飼育されているため、日本国内でもウォンバットを身近に感じることができます。
そのため日本のペットショップで買うことも、ペット用として送ってもらうこともできないことになります。
日本で飼う動物としては向かないウォンバットですが、動物園などでは飼育されているため、日本国内でもウォンバットを身近に感じることができます。
日本以外では許可しているところもある
ウォンバットは日本ではペットショップで買うことも、ペット用として送ってもらうこともできませんが、オーストラリア国内であればペットにできる例もあります。
実際にオーストラリアでペットとして飼っている人もいます。
実際にオーストラリアでペットとして飼っている人もいます。
ウォンバットが見られる動物園3選
日本で個人がウォンバットを飼うことはできませんが、ペットにできなくても動物園に行けばウォンバットに会うことができます。
動物園などでの繁殖目的でなら、オーストラリアから持ち込んで飼育することは可能だからです。
2019年に日本で飼育されているウォンバットは全部で7頭、ウォンバットが見られる動物園は全部で2箇所です。
動物園などでの繁殖目的でなら、オーストラリアから持ち込んで飼育することは可能だからです。
2019年に日本で飼育されているウォンバットは全部で7頭、ウォンバットが見られる動物園は全部で2箇所です。
営業時間 | 入園料 | 休園日 | |
---|---|---|---|
茶臼山動物園 | 9時30分~16時30分 ※冬季間(12/1~2月末)は10時~16時 | 大人600円 小中学生100円 | 冬期間の毎週月曜日(祝日・振り替え休日の場合は次の平日)、12月29日~12月31日 |
東山動植物園 | 9時~16時50分 | 大人500円 ※中学生以下は無料 | 毎週月曜日(祝日・振り替え休日の場合は次の平日)、12月29日~1月1日 |
五月山動物園 | 9時15分~16時45分 | 無料 ※駐車場有料 | 毎週火曜日(祝日の場合は次の平日) |
ウォンバットが見られる動物園1:茶臼山動物園(長野県長野市)
現在茶臼山動物園には高齢のメスのウォンバットが1頭、東山動植物園からブリーディングローン(繁殖のための貸し出し)で転入してきた、こちらも高齢のオスのウォンバットが1頭の全部で2頭が飼育されています。
茶臼山動物園には3頭のウォンバットが飼育されていましたが、2頭は既に高齢により亡くなっています。
動物園では、今後は2頭を老後のパートナー同士として静かに見守ってほしいと紹介しています。
茶臼山動物園には3頭のウォンバットが飼育されていましたが、2頭は既に高齢により亡くなっています。
動物園では、今後は2頭を老後のパートナー同士として静かに見守ってほしいと紹介しています。
茶臼山動物園の情報
- 営業時間:9時30分~16時30分 ※冬期間(12月1日~2月末)は10時~16時
- 入場料:大人600円 小中学生100円
- 休園日:冬期間は毎週月曜日(祝日・振り替え休日の場合は次の平日)、12月29日~12月31日
ウォンバットが見られる動物園2:東山動植物園(愛知県名古屋市)
東山動植物園にはオスのウォンバットが1頭飼育されていましたが、2018年に茶臼山動物園へ転出しています。それに伴い、ウォンバットの展示は一旦終了となっています。
なので現在、東山動植物園でウォンバットを見ることはできません。
東山動植物園へウォンバットを見に来ていた人には残念なことですが、二度と見られなくなったわけではありません。茶臼山動物園に行けばパートナーと仲良く暮らしている様子を見ることができます。
なので現在、東山動植物園でウォンバットを見ることはできません。
東山動植物園へウォンバットを見に来ていた人には残念なことですが、二度と見られなくなったわけではありません。茶臼山動物園に行けばパートナーと仲良く暮らしている様子を見ることができます。
東山動植物園の情報
- 営業時間:9時~16時50分
- 入園料:大人500円 ※中学生以下は無料
- 休園日:毎週月曜日(祝日・振り替え休日の場合は次の平日)、12月29日~1月1日
ウォンバットが見られる動物園3:五月山動物園(大阪府池田市)
五月山動物園では日本で飼育されているウォンバットのうち、国内最多の5頭が飼育されています。また世界で二例目、日本では初めてウォンバットの繁殖に成功した動物園でもあります。
五月山動物園のホームページでは、ウォンバット舎の様子をリアルタイムで配信する「ウォンバットてれび」というサービスが行われています。
動物園に見に行けない人も、家にいながらウォンバットを身近に感じることができます。
五月山動物園のホームページでは、ウォンバット舎の様子をリアルタイムで配信する「ウォンバットてれび」というサービスが行われています。
動物園に見に行けない人も、家にいながらウォンバットを身近に感じることができます。
初回公開日:2019年07月31日
記載されている内容は2019年07月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。