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ウォンバットはペットとして飼えない?生態とその理由とは?

更新日:2024年05月25日

ウォンバットは近年が出てきたかわいらしい動物です。アニメなどでも憧れのペットとして描かれる珍しい動物ですが、日本ではペットとして飼えるのかは気になるところです。この記事では、ウォンバットの生態とペットとして飼えるかどうかをまとめていきます。

ウォンバットはペットとして飼えない?生態とその理由とは?

ウォンバットとは?

世界名作劇場では珍しい動物がペットとして出てきます。

「不思議な島のフローネ」ではブチクスクスのメルクル、「わたしのアンネット」ではオコジョのクラウス、「母をたずねて三千里」で出てきた白い猿の名前はアメディオでした。

そして「南の虹のルーシー」では、主人公のルーシーメイがウォンバットをペットにする場面があります。

ウォンバットは近年になってきている動物で、かわいらしい外見や大人しい性格が魅力です。

可愛いペットを飼いたいと思うとき、どんな動物にするかは一番の迷いどころです。そこでウォンバットはペットとして飼えるか、ペットとして買うときの注意点などについてまとめます。

ウォンバットの生態

ウォンバットはオーストラリアに広く分布する有袋類(ゆうたいるい)です。カンガルーやワラビー、コアラと同じようにお腹に袋を持ち、ウォンバットの赤ちゃんはお母さんの袋の中で大きくなります。

体型はずんぐりむっくりとして足は短く、小さめの目と耳が特徴的です。名前のウォンバットの意味がアボリジニの「平たい鼻」という言葉からきているとおり、ぺったりとつぶれた鼻をしています。

一般的にウォンバットというとヒメウォンバット(コモンウォンバット)を指します。他にはキタケバナウォンバット、ミナミケバナウォンバットの全部で3種類がいます。
科目双前歯目ウォンバット科
体長70~115cm
体重20~40kg
主な生息地草原、低木林、山岳地帯

寒さに弱い

ウォンバットは寒さに弱い動物です。ウォンバットは地面に穴を掘って巣にしますが、これは外敵から身を守るためのほかに、外気に左右されないすみかを求めているからです。

ペットの猫はよく日向ぼっこしていますが、ウォンバットも日光浴をすることがあります。

寒い季節になると、普段の活動時間外でも巣穴の外に出て身体を暖めている様子が観察されています。

巣穴を掘る

ウォンバットは前足のスコップのような爪で巣穴を掘ります。巣穴はいくつもの出入り口と多くの小部屋を持つ複雑な構造で、一番奥に寝床を作ります。

活動時間外のウォンバットは巣穴にこもっていることが多いです。

ヒメウォンバットは単独で生活し、3~10mの巣を1頭で作ります。反対に他のウォンバット種は群れで生活し、もっと大きな規模の巣穴を作りあげます。

足が速い

ウォンバットは足が短く、歩くときもヨタヨタとしてゆっくりです。見た目からしてとても俊敏そうには見えないウォンバットですが、意外にもかなりの猛スピードを隠し持っています。

実は短い足にはしっかりと筋肉があり、ディンゴやタスマニアデビルなどの肉食動物から逃げるために使われます。

短距離を走るのが得意で、時速40kmもの速さを出すことがあります。また、短距離でなら泳ぎも得意です。

人懐っこい性格

ウォンバットはとても大人しく、非常に人懐っこい動物です。

野生のウォンバットでさえ人間を見つけると積極的に近づいて、なかなか離れようとしません。動物園で飼育されているウォンバットは飼育員さんに遊んでほしくてじゃれ付いたりもします。

襲われた、危害を加えられたと感じたときには人を襲うこともあります。しかしそれ以外では本当に大人しくて愛くるしい姿を見せてくれます。

草食動物

ウォンバットは草食動物で、主食は木や草の根です。

お腹に長い消化器官を持っていて、食べたものをゆっくりと消化して水分と栄養をたっぷりと限界まで吸収します。その結果、ウォンバットのうんこは四角く硬くなります。

ペットとして重宝される草食動物のウサギなどは丸くやわらかいうんこをしますが、四角く硬いウォンバットのうんこは非常に特徴的です。

ウォンバットはペットとして飼えない?その理由3つ

見た目もかわいらしく、大人しい性格がペット向きに思えるウォンバットですが、実は日本ではペットとして飼うことができない動物になります。理由は大きく分けて全部で3つあります。

なぜ飼うことができないのか、順番に見ていきましょう。
次のページ:ウォンバットが見られる動物園3選

初回公開日:2019年07月31日

記載されている内容は2019年07月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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