フルーツバットはペットとして飼うことはできる？飼育方法も紹介

フルーツバットのゲージ内には餌入れのほかにも水入れを準備する必要があるのですが、平皿のようなタイプではなく、小動物用のある程度深さがあるタイプのものを用意しましょう。こまめに綺麗にして、清潔感を保つことが大切です。

また床に設置するタイプ以外にも、ゲージの壁面に取り付けるタイプもコウモリにとっては飲みやすいのでおすすめです。

亜熱帯地域が原産のフルーツバットは寒さに弱いため、ゲージ内の温度を維持するためにペットヒーターの存在が欠かせません。温度計なども一緒に設置しておけば定期的に室温を確認しやすいですし、自動的に温度を設定できるものもおすすめです。

特に冬場は室温が低下しやすいので、ペットヒーターを設置することで過度に室温が下がってしまうことを予防することができます。

ペットヒーター以外にもおすすめの保温器具として挙げられているのが、赤外線の保温球です。こちらは空気全体を温めてくれるので自然環境に近い暖かさを維持することができるほか、照明としても利用できます。

フルーツバットは昼行性なのである程度光があった方がいいのですが、光が強すぎるのも逆効果です。このため爬虫類用の昼夜兼用の赤外線の保温球のような強すぎない照明であれば、フルーツバットも過ごしやすくなっています。

ペットとして飼育されている反面、フルーツバットは国によっては食用として親しまれている側面があります。日本ではコウモリを食べる食文化はありませんが、実はフルーツバットは果実しか食べないことから、その肉はフルーティーで甘いと評判です。

フルーツバットを食用としているのは主にアジアやオセアニア地域だとされていて、屋台やレストランで一般的に提供されています。

フルーツバットはペットとして飼育できるタイプのコウモリで、見た目の愛らしさや人に懐く点から飼育してみたいと考えている人は少なくありません。

ただペットとしてまだ一般的ではないフルーツバットを飼育するためには、その特徴や飼育方法について正しい知識を身につけておく必要があります。

この記事で紹介した内容を参考にして、フルーツバットをペットとして飼育する際のポイントを理解しましょう。