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マイクロブタの生態と飼育方法|飼育にあたり問題となることについても解説

更新日:2024年10月07日

ミニブタよりも小さいマイクロブタをペットして飼いたいという人もいるでしょう。この記事ではマイクロブタの生態や飼育方法、飼育にあたり問題となることなどを解説しています。マイクロブタに興味のある人は、特に問題点を事前に理解しておきましょう。

マイクロブタの生態と飼育方法|飼育にあたり問題となることについても解説
一般的なブタと同様、マイクロブタは雑食性でブタ用のフードやドッグフード、キャットフード、野菜、果物などほとんどの食材を食べます。エサは与えただけ食べてしまい、その分体が大きくなります。

また、エサが欲しくて鳴く・噛むなどの問題行動につながるため、1日に与えるエサの量と時間を決めましょう。

お手入れ

マイクロブタのお手入れは、ブラッシングや体拭き、シャンプー、爪切りなどがあります。ブラッシングは固いブラシを使います。ときどきぬるま湯を含ませたタオルで体を拭いてあげましょう。

また、月に一度ほど刺激の少ないシャンプーで洗い、爪を切ります。さらに、数日に一度ほど、歯磨きもできると良いでしょう。

温度管理の徹底

マイクロブタにとっての適温はおよそ18~25℃と言われています。ブタは体温調節が苦手な動物で、子どもの頃は寒さに弱く、成長するにつれて暑さに弱くなる傾向があります。

寒い時期はヒーターや毛布を、暑い時期はエアコンを使いましょう。体が冷えるとさまざまな病気になるなど問題が起きるため、工夫が必要です。

散歩と遊び

一般的にブタは食べることと寝ることが大好きなので、太りやすい動物です。そのため、飼い主が意識的に運動をさせる必要があります。

子どもの頃から散歩をする、庭で自然に運動ができるような環境を作るなどの工夫が必要です。なお、外を散歩させる際はハーネス式のリードを装着させましょう。

マイクロブタ飼育の問題点



イギリスなどではペットとして飼育されているマイクロブタですが、日本では扱っているブリーダーやショップなどが少ないのが現状です。そのため、マイクロブタに関する情報も少なく、飼育上発生する問題の解決が難しくなる可能性があります。

ここからは、マイクロブタの飼育の問題について解説します。

個体によっては100kgくらい大きくなることもある

マイクロブタは20~40kgほどに成長します。しかし、個体によっては100kgほどに大きくなることもあります。

小さな個体同士をかけ合わせた品種改良によってマイクロブタを誕生させますが、場合によっては予想以上に大きく成長し、飼育放棄につながるなど問題となることもあるでしょう。

飼育にはある程度のスペースが必要

前述したとおり、マイクロブタは予想以上に大きくなる場合があるうえ、トイレと寝床が分けられるように、大きめのゲージを使用しましょう。

さらに、ブタは鼻で土を掘る性質があり、庭に連れていけない場合はストレスがたまるため、ゲージに玉砂利などを敷くことをおすすめします。

長時間の外出が多い人に飼育は難しい

マイクロブタは 知能が高いだけでなく、甘えん坊で寂しがりやな面を持っています。そのため、不在時間が長い人が飼うとマイクロブタが精神的に不安定になるケースがあります。

その場合問題行動を引き起こすこともあるため、長時間の外出が多い人にはマイクロブタの飼育は難しいでしょう。

毎年飼育状況の届け出が必要

たとえペットとして飼っていても、マイクロブタは法律上家畜と同様の扱いになり、 「家畜伝染病予防法」が適用されます。

そのため、毎年飼育状況の届け出が求められる、移動制限があるなど、マイクロブタは一般的なペットよりも制限が多いと言えます。後々問題とならないよう、事前に準備と覚悟が必要です。

出典:家畜伝染予防法 動物の輸入に関する届出等|農林水産省
参照:https://www.maff.go.jp/aqs/hou/36.html#38-2

マイクロブタがかかる可能性のある病気



マイクロブタを飼育するにあたって問題となるのは、ある程度の広さのスペースや遊んであげる時間の確保など、飼育環境が挙げられます。

また、飼い主だけで対応が難しいのが、マイクロブタが病気になった場合です。ここからは、マイクロブタがかかる可能性のある病気について解説します。

豚熱(CSF)

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初回公開日:2022年08月24日

記載されている内容は2022年08月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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